P.99以降のルーピンとキングズリーの台詞が引っ掛かった。
私の好きな小説で、超お嬢様が事件を解決するものがある。彼女の台詞は「あったのだわ」、
「どうしたのですか」と徹底されている。「あったんだわ」「どうしたんですか」とは絶対にならない。
最初こそ違和感を感じたものの、彼女はこういう話し方なんだと思えば気にならなかった。
というわけで、ルーピンがP98「裏切られたのだ」と言ったにもかかわらず、続くP.99で
「何があったんだ?」「何をしたんだ?」と来て、P.101「もぎ取られてしまったのだ」
同じく、キングズリーがP102「知っていたんだ」と言って、直後に「理解できなかったのだが」
「変えたのだ」となって、「はずなのだが」「何があったんだ?」となると、いくらなんでも
バラバラな気がしてしまう。しかも、二人が会話しているから…。
もちろん、全部を統一すればそれでいいのかという問題ではないし、例外だって発生すると思う。
けれど、なんだかお話としてのキャラクターの整合性がない気がする。細かいとは思うけど。
今まで本を読んでも、こんなことを気にしたことはなかったな・・・。