P.55 「かわい子ちゃん、何がわからないの?」


UK版P.38 "What don't you understand, Popkin ? "


Popkin は、ダドリーのこと。溺愛するペチュニアおばさんからの呼びかけである。そのまま、

ポプキンとしてしまっては誰のことだか分からない。が!どう考えても17歳(?)の息子に、

母親がかわい子ちゃんとは言わないだろう。その直前に、


P.55 「ダディちゃん、いい?」


UK版P.37 "Ready, Diddy ? "


とあるのだから、もう一度ここでダディちゃんを使うとか・・・。

(私はディディーと読んでたけど。これもダドリーだと分からないか)


こういう英語の呼びかけ(英語だけじゃないけど)は、日本語にはどうにも訳しづらいもの。

無理に訳さなくてもいいのでは。


P.58 ダッダーちゃん(Dudders)



ハートスペードダイヤクラブ


P.91,93 トンクスの父親がハリーを呼ぶ時に、son をつけているが、ここでは全く触れていない。



ハートスペードダイヤクラブ


P.133 「まもなくお兄さんがここで結婚式をあげるんですよ、坊ちゃん―


少し前にも、ロンがハリーを呼ぶ時に mate がついていたのに訳されてなくて、安心したのも

束の間。坊ちゃんって…?このシーンでは、ウィーズリーおばさんが部屋を掃除しろとロンに

お説教するところ。くどいけれど、どう考えても17歳の息子に、母親が坊ちゃんとは

言わないだろう。冗談ってことにしてもね・・・。


UK版P.81 "We are holding your brother's wedding here in a few days' time,

young man - "


原書を見直したら、 young man。年上の者が年下に対して young man という時は、相手を

大人扱いしながらも、実は「自分の方が目上である」ことを強調するような時。ウィーズリー

おばさんはロンに対して、「あなたももう子供じゃないんだから、そのぐらい分かっているでしょう」

というニュアンスをこめて言っている。一方、日本語の坊ちゃんは、子供扱いしている時に使う

言葉ではないか?


ちょっと長くなるけれど、そのニュアンスを生かすのであれば


試訳:「まもなくビルがここで結婚式をあげるというのに。もう子供じゃないんだから

そのぐらい分かるでしょう!」


お兄さんが、というのも少々不自然な気がしたのでビルにしてみた。


ハートスペードダイヤクラブ


P.202 「ルーナや、」


UK版P.118 ' Luna, my love,


ルーナの父のよびかけ。これはこれでいいのだが、ならば変に訳すところとの違いはなんだろ?