コロナが広がって世の中が混乱している時期。
会社によっては、出社せずに、部署ごとにカラオケ店で仕事をするという時期がありました。
その時期に、純粋にカラオケをしに行ったことがあります。
日ごろカラオケというのは、いい具合に酔っぱらったサラリーマンや学生、高齢者がリラックスしているところですが、その時期はバリバリのサラリーマンが仕事モードで廊下をさっそうと歩いていたものです。
最近のカラオケ店は、店によりますが、分煙が進んでいます。私が行ったカラオケ店は、共有の喫煙室が設けられていて、カラオケボックスの一室が喫煙室になっていました。
その喫煙室でタバコを吸っていると、仕事モードのサラリーマンが入ってきました。そして私に会釈し、タバコを吸いだしました。
カラオケ店の喫煙室で会釈をされたのは初めてでした。
もしかしたら、私の事をカラオケのお客さんではなく、違う部署の偉い人だと思ったのかもしれません。もちろん、会釈し返しましたよ。その人は、コロナ中に働く偉い人です。
最近はやっと、カラオケ店でみんなカラオケをするようになりましたね。
イラストby shrimpgraphic