そんなわけでKADOKAWAさんで連載していた「いも殿さま」が発売になりました!
隠居目前の最後のお役目は、最大の難題だった──。
徳川吉宗の時代、幕府勘定方に勤める旗本、井戸平左衛門は還暦を迎え、退職を楽しみにしていた。隠居後の楽しみは諸国を回り、大好きな甘味を満喫すること。
だが、隠居届けを出そうとしたその日、大岡忠相から異動を命じられることに──。
飢饉と悪政に喘ぐ石見銀山の地に赴任して欲しいというのだ。自らの能力を認められ、揺れる平左衛門。ダメ押しに、将軍が食するという〈嘉祥菓子〉を褒美にやると言われ、ついに快諾してしまう。
だが、たどり着いた石見の土地は、大飢饉に見舞われ、想像を絶する悲惨な状況だった──。甘味どころか食べ物もない。
今まで江戸のぬるま湯に浸っていた平左衛門は、初めて深刻な危機を実感する。
大飢饉で次々と倒れる庶民の悲惨な困窮を井戸平左衛門は、どうやって救うのか。
それはあまりにも奇想天外な方法だった──。
今でも「いも殿さま」「芋代官」とあがめられ、神社にまつられ、500以上の建立碑が残る島根のヒーローにして正義の代官、井戸平左衛門の実話をもとにしたスペクタクルロマン!
よかったらどうぞ!^^
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いも殿さま [ 土橋 章宏 ]
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