連続テレビ小説「ブギウギ」。
たまたま今朝見ていました。「第15週 ワテらはもう自由や」
背景は終戦直後。
これまで憲兵に規制されていてのが、すべて開放され
さあ、これから自由に歌っていきたいが、
これまでの三ヶ月という空白時間があり、
様々な不安と緊張のヒロイン、スズ子。
そこにライバル?の茨田がやってくる。
彼女は非常に憔悴し自らの体験を淡々と語った。
茨田は陣地で特攻兵たちに対して歌を歌った。
それを聞いた兵たちはこぞって
「あなたの歌を聞いて戦いに行きます、吹っ切れました」と称賛する。
しかし、それは死にに行きますと言うのと等しい。
歌が特攻兵の背中を押している。
本来、人を励まし人に希望を抱かせ、人を元気にする歌が、
特攻兵の背中を押している。茨田の苦悩は察して余りある。
戦争という悲劇が、またしてもこんな苦悩を生むのかと思った。
※このときのやりとりで、スズ子が茨田に語ったセリフを
忘れてしまった。どん底に落ちたならそれ以上は落ちない、
あとは登るだけだといった内容。