息子は

不登校生活3年目に突入した小学生

 

 

「僕には学校にいい思い出がないんだ…ショボーン

そう言ってほろりと泣く日もあるし

 

 

最近、友達と遊ぶことが多くなり

学校に行っている子たちと

自分に差を感じる出来事があったりして

落ち込む日もある

(漢字や英語が読めない、などに気付いたりショボーン

 

 

 

不登校になった要因は複合的で

 

私に育てられてきたことによる弊害は大きく

(ありのままで存在していていいと思えない私の価値観による縛り付け)

 

 

無理矢理に登校させたり

先生たちで引きずって連れていった決定的な事柄があったことや

 

環境や人に敏感な特性(乳幼児期からはっきりとある)

 

小学校入学時にコロナにより緊急事態宣言が発令され

厳しいルールの元に小学校生活がスタートしたこと

 

担任の先生や養護教諭が合わない、など

 

 

本人の思うところは

他にもあるかもしれない

 

 

 

区の教育相談で面談した精神科医師から

 

「息子さんの中にある怒りを出してあげるために、

出来れば学校側の先生たちに気持ちをぶつけて

息子さん自身が学校に対して

折り合いをつけることが大切です。」

 

そんなアドバイスをもらったことがあって

それを学校側に伝えると

 

校長先生は快く引き受けてくれたが

担任の先生は納得がいかない様子で

返答は無かった

 

 

 

 

息子には

不登校であるという現実があって

家族の中ではそれを問題視することは

もうなくなっているけど

 

 

これからのことを

息子本人が自分事として考えて選択し

行動していく必要がある

 

 

不登校になった要因に対して

息子は怒りを表し

悲しみで涙を流した日も多々あったが

 

 

大人たちの事情や

価値観や正論などの

 

言い訳めいたもので

息子の気持ちを抑え込みたくない

 

 

「親や先生にも事情があったんだ。僕にも原因があったかもしれない。

これは仕方のないことだったのかもしれない。」

 

 

なんて

息子に絶対に思わせたくないのだ

 

 

同情や聞き分けの良さ

 

特に私に対して気を遣って

怒りや悲しみを飲み込ませたくない

 

 

悲しみも怒りも

どんどん出して欲しいし

ぶつけて欲しい

 

 

まだ子どもの間に

それを抱えて大人になってしまう前に

 

 

それを抱えて大人になってしまった私が

その恐ろしさを痛感しているから

 

 

 

だから私も

自分の過去を認めた今

もう親に同情しない

 

仕方なかったんだと飲み込まない

 

 

生い立ち

時代や背景

偶然に置かれた環境

連鎖した非ダイヤ性

 

これらを理解することが出来て

親たちに同情して

自分の目を曇らせる必要はない

 

 

 

息子が私に同情したり

気を遣って

 

息子の気持ちが歪められることを

絶対に避けたいように

 

 

私も親に同情しない

自分を歪めることを

自分でさせない

 

それでいいのだ