前回は、音読について書きました。
今回のテーマはズバリ、黙読です。
暗記という点では、音読の方が黙読よりも有利だと言われていたりします。
しかし、実際はどうなんでしょうか?
今回はそんな黙読の効果について書きます。
福岡教育大学・森敏昭教授の「文章記憶に及ぼす黙読と音読の効果(Effects of Silent Reading and Vocal Reading upon Memory for Prose)」という論文で、黙読と音読で文章の記憶及び読解の成績にどのような違いが生じるか、大学生を被験者として検討されました。
文章を時間内に黙読、音読しその文章をできるだけ正確に思い出して書いてもらう(逐語的記憶)、内容についての質問に答えてもらう(内容的記憶)というテストです。
その結果は次の通りです。
・音読、黙読直後に文章を正確に思い出して書くテスト(逐語的記憶)を行った場合、音読は黙読よりも成績が良かった。
しかし音読、黙読後に学習をはさんで、このテストしたところ音読は黙読よりも成績が悪かった。
・内容的記憶については、直後のテストで両者の間に差は無かった。
この場合も、学習後のテストは黙読の方が良かった。
これらの結果をまとめると、
1.音読は文章を逐語的に記憶するのに向いているが、効果は一時的
2.黙読は文章の内容を体制化するのに向いていて、効果も音読より長い
このことから黙読の効果は内容の理解に強いこと、長期記憶に適していることと言えます。
では黙読を活用する方法を紹介します。
読むスピードは音読よりも黙読の方が速いので、日頃の勉強は黙読を使ってとにかく回数をこなす。
テキストや教科書を何周もしましょう。
そしてテストや模試の直前期には、覚えるべきことをコンパクトにまとめ、それを音読すると良いでしょう。
黙読・音読をこのように使うことで、覚えたいことを忘れにくくし、本番で思い出しやすくなります。
また黙読は内容の理解、長期の記憶に強いので、学校で習った部分を毎日その日に黙読で復習する習慣をつければ、テスト対策としても有効でしょう。
その日習ったことを読む、簡単なことですが、この習慣があるか無いか大きく異なります。
日頃から黙読する習慣をつけましょう。
そうすればテスト直前期、テスト前日に焦ることもないでしょう。
やはり、普段の勉強こそ大事になってきます。
ぜひ黙読を役立ててみて下さい。
以上「黙読の効果と活用法」でした。
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