鉄道写真を続けていると桜が咲く時期はそわそわする。本来、花見はのんびりしてこそ楽しいものだが、桜と列車をセットで撮りたい気持ちが先走り、撮影の場所取りや人混みなど、普段の撮影より気疲れすることが多かった。
いつしか桜の名所を避け、あまり人目につかない桜を探し求めるようになった。
今回は名所ではない桜と115系と組み合わせてみた。

 

 

 

 


「FAVORITE 115」40枚目。
池のほとりの桜と115系。
この頃、115系は引退が迫っていた。
結局ここで撮影したのは最初で最後となった。
両毛線国定ー岩宿。2017年4月。

 

 

 

 

 


「FAVORITE 115」41枚目。
快晴の下、満開の桜と115系。
両毛線駒形ー伊勢崎。2014年4月。

 

 

 

 

 


「FAVORITE 115」42枚目。
うららかな春の陽気に包まれて
桜の木の下から115系をとらえた。
両毛線駒形ー伊勢崎。2014年4月。

 

 

 

 

 


「FAVORITE 115」43枚目。
桜前線が水上まで北上した。
満開の桜に残雪の谷川岳、そして115系。
上越線上牧-水上。2006年4月。

 

 

 

 

 


「FAVORITE 115」44枚目。
上越線の列車は1時間に1本しかないが、
利根川のせせらぎを聞きながら桜を眺めていると退屈しない。
115系がお目当てだが、花見の方がいいと思うほど見事な桜だった。
上越線津久田-岩本。2014年4月。

 

 

 

 

 


「FAVORITE 115」45枚目。
普段は見過ごしてしまう小さな駅。
桜の時期にはふらりと途中下車してみたい。
吾妻線市城駅。2015年4月。

 

 

 

 

 


「FAVORITE 115」46枚目。
線路に沿う桜並木が見頃を迎えた。
これほど見事な桜なのに撮影者は私だけ。
今にして思うと奇跡のような時間だった。
吾妻線市城駅。2015年4月。
 

 

2026年3月14日からJR東日本の運賃が値上げされる。
その前日に新聞全面広告を見て、なんだかやりきれない思いが募った。

 

 

 


(2026年3月13日付東京新聞より)
 

「運賃改定をいたします。」
 

正確に言えば運賃改定じゃなくて運賃値上げだろ。
まあ、みんな値上げのことは知っているから、今さら広告の言葉に目くじらを立てても仕方がないかもしれない。だが、仮に値下げであれば、わざわざ「改定」と言わないはずだ。堂々と値下げを強調する広告を出すだろう。つまり、値上げという言葉には企業にマイナスイメージを与えかねないので、無機質な「改定」という言葉を持ち出したのだろうか。とにかく釈然としない。


しかもこの広告には具体的にどれだけ値上げするか、JRの言葉で言えば「改定」によってどれだけ変化するか何も示されていない。ただ漠然と快適な環境とか、持続可能なとか、サービス向上に一層努めるとか、ふわっとした言葉が並ぶ。一言くらい「お客様にはご負担をおかけして恐縮です」とおわびの言葉があってもいいだろうに・・


それに、東京駅の赤レンガ駅舎と実際以上に真っ青にしたと思われる青空という組み合わせも偽善的な感じがする。こんなイメージ写真で運賃値上げに納得できるだろうか。


そもそも広告なんてどれもこんなものだろう。とはいえ、大事なことが隠されているような気がして、ちょっと不満を感じた次第である。
 

 

このシリーズでは主に群馬県内の115系を掲載しているが、群馬だけで115枚セレクトするのは困難なので、山梨、長野、新潟、栃木など近隣で撮影した115系も115枚に含めることにした。その方が全体的にバランスが良くなると思う。


今回は山梨県内の中央線で撮影した115系をまとめた。今振り返ると、中央線で撮影した理由は特急「あずさ」がお目当てで、115系はそのついでに撮影したと言うのが本音である。ともあれ、115系が引退した今では貴重な記録になった。

 

 

 


「FAVORITE 115」34枚目。

満開の桜、残雪の八ヶ岳。甲斐路の春を行く115系。

中央線長坂付近。2005年4月。

 

 

 

 

 


「FAVORITE 115」35枚目。

冬の早朝、八ヶ岳をバックに115系が坂を下る。

中央線長坂付近。2005年2月。

 

 

 

 

 


「FAVORITE 115」36枚目。

115系通称「スカ色」6両の編成写真。

中央線長坂付近。2005年2月。

 

 

 

 

 


「FAVORITE 115」37枚目。

甲斐駒ヶ岳と115系スカ色。

中央線新府-穴山。2006年3月。

 

 

 

 

 


「FAVORITE 115」38枚目。

甲斐駒ヶ岳と115系長野色。

中央線新府-穴山。2006年3月。

 

 

 

 

 


「FAVORITE 115」39枚目。

夏の甲斐路を行く115系スカ色。

中央線長坂-小淵沢。2006年8月。
 

 

 

「FAVORITE 115」シリーズ6回目。

このシリーズでは風景や季節を重視した写真と、記録を重視した写真に分けている。

今回は後者に属する写真、別の言い方をすれば鉄道写真の基本ともいえる編成写真をまとめた。
群馬県内各線を走る115系は、3両編成と4両編成があり、3両を2本つないだ6両編成もあった。時刻表には編成の長さは掲載されておらず、長年の経験からどの時刻の列車が何両か予想しながら撮影した。
編成写真は簡単そうに見えるが、長さがバラバラ、撮影場所の選定、日差しの向き、背景の処理などを考慮すると、風景写真とは違う難しさがある。





「FAVORITE 115」28枚目。

新緑の季節、水上・諏訪峡を快走する115系6両編成。

上越線上牧-水上。2011年5月。

 

 

 

 

 


「FAVORITE 115」29枚目。

115系6両編成。ここのカーブは6両に最も適している。

上越線八木原付近。2013年5月。

 

 

 

 

 


「FAVORITE 115」30枚目。

新緑の山を背景に築堤を走る115系。

吾妻線祖母島付近。2015年5月。

 

 

 

 

 


「FAVORITE 115」31枚目。

午後の両毛線。西日を正面から受けて115系6両が快走する。

両毛線駒形ー伊勢崎。2017年5月。

 

 

 

 

 


「FAVORITE 115」32枚目。

鉄橋を渡る115系。最短の3両編成。

両毛線駒形ー伊勢崎。2012年3月。

 

 

 

 

 


「FAVORITE 115」33枚目。

115系の典型的な記録として残しておきたい1枚。

上越線八木原-渋川。2006年12月。
 

 

JR両毛線の山前駅が生まれ変わり、2026年3月から新駅舎の使用が開始される。

山前駅には一度だけ下車したことがあるが、その後すっかりご無沙汰していて、駅舎の建て替えも知らなかった。

新駅舎誕生を機に、旧駅舎を振り返ってみたい。

写真は2015年6月撮影。

 

 

 

 


山前駅の旧駅舎。飾り気がなく、素朴なたたずまいの木造駅舎。

 

 

 

 

 


駅前の様子。古い駅舎とたばこの売店。昭和時代の名残のような光景。

 

 

 

 

 


ホーム側から旧駅舎を見る。両毛線の車中からこの駅を見るたび、ひなびた風情に惹かれるものがあった。

 

 

 

 

 


木製の駅名標。会社名が入っていないのは今どき珍しい。

 

 

 

 

 


跨線橋から駅構内を見渡す。手前が小山方、奥が高崎方。

 

 

 

 

 


駅舎側と島式ホームを結ぶ跨線橋。屋根もついていない。

 

 

 

 

 


両毛線内にはこのような鉄骨の跨線橋が他の駅にも見られる。