僕というゲイができるまで その4 | 三歩進んで二歩戻る

三歩進んで二歩戻る

遅い一歩を踏み出したゲイの独り言。
最近はネタ切れなのでどうしたものか…

大切な友人でもあった相手から「生理的に受け付けない」

という絶対的な拒絶は、僕に深刻な精神的ダメージを与えた。


遊びほうけては居たものの、根本的には真面目だったのか

当時の僕は「学校をサボる」という選択肢を思いつかずに

精神的にズタッボロの状態で学校に通い続けた。


構内ですれ違っても、こちらに目も向けない相手。

何気ない風を装いつつも、内心で泣き続ける僕。


もちろん、相手側も何らかの精神的な苦痛は感じていただろう。

ただ、当時の僕はそういったことに思いをめぐらす余裕すらなく

そいつとの間柄以外を、何時も通り振舞うだけで精一杯だった。


周囲の友人たちは、相手と僕が親しかったことを知っているので

「喧嘩でもしたのか?早く仲直りしろよ」

と、余計心が痛くなるような心配の言葉を何度もかけてくる。

本格的に自殺を悩んだのも、多分この頃が最初だったと思う。


結局そのまま、僕は相手と仲直りすることなく高校を卒業した。



この経験は、間違いなく今の僕を形作る重要な要素になった。

これ以来、僕は表面上「いい人」「面倒見の良い奴」を常に装いつつも、

ひどく臆病な本心を、ごく一部の友人以外には見せないようになった。