貯蓄や節約を意識したときに、取り組みやすい方法は、ラテマネー分をつもり預金すること。

ラテマネー
とは、スターバックスやシアトルズ・ベスト・コーヒーなどのスペシャリティコーヒーと呼ばれる持ち帰りができるコーヒーショップでカフェラテを購入するために支払う金額が語源の何気なく使う少額のお金


デヴィット・バック「自動的に大金持ちになる方法(オートマチックミリオネア)」白夜書房、2004

この言葉は、著者のセミナーで「全然お金がたまらない」という若いOLの毎日の生活行動を確認したところ、毎朝スタバのカフェラテやパンを購入していたことが分かり、

この支出が1日10ドルだとすれば、1ヶ月300ドル、1年で3,650ドル、40年で14万ドル(1,400万円)以上の出費。

このラテマネーを、毎月貯金して年利がつけば、それ以上に増える。

ラテにかぎらず、自分の趣味嗜好のために、少額でも定期的に頻繁に支払いを行うものはラテマネーに該当する。

使ったつもりで、その金額を貯金してして、ある程度の金額が貯まったら、資産形成に運用してみる。

仕事先で毎日400円のコーヒーを飲んでいたのを、水筒でコーヒーを持参して300円浮いた場合、1ヶ月で300円×20日=6千円。1年で7万2千円、10年で72万円。

年収の半分以上の貯金があれば、ラテマネーのつもり貯金で、投資の勉強に中リスクのiDeCo(イデコ)や積立てNISAなどを始めても良いかもしれない。

リターンある資産形成では、必ず変動がつきものなので、もともとコーヒーや嗜好品などに消えていたお金で変動を体験することで、リスクや心のダメージが減らせるだろう。

貯蓄や節約を意識したときには、ラテマネーでつもり預金してみよう。


2019年1月8日
2019年8月17日 更新

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【参考・引用】
デヴィット・バック「自動的に大金持ちになる方法(オートマチックミリオネア)」白夜書房、2004