答案の書き方
落ちこぼれないためには、試験の答案の書き方について自分で学ぶ
必要があります。
落ちこぼれてしまう学生の中には、そもそも試験の答案に何を書けばよいのか
わからない人もいるでしょう。
もちろん、勉強不足による試験科目の知識不足のため答案が埋まらない
場合も多くあります。
しかし、それ以上に深刻なのは答案の作成法、つまり、何をどのような手順で
書けばよいのか、に関する知識と練習の不足のため答案が埋まらない場合です。
なぜなら、答案の作成法が身についていないと、試験を受ける全ての科目の
成績に悪影響を及ぼすからです。
にもかかわらず、大学の先生は答案の作成法、構成法について十分に指導して
くれません。少なくとも私は十分に教わっていないと感じています。
そこで、自分で学ぶ必要が生じます。以下、答案作成法を学ぶための方法を
紹介します。
1.答案作成法に関する本を読む
私のおすすめは、
「優」をあげたくなる答案・レポートの作成術 (講談社文庫)
です。というか、大学の試験の答案作成法をテーマにした本はこれ以外知りません。
なぜ類書がないのか、その理由はよくわかりません。おそらく、著者の言うように
『日本にいる全大学教員を満足させるような「優」答案や「優」論文作成術を
一冊の本で提示するのは不可能である。(17頁)』
からでしょう。
本書の著者は政治学系なので、専攻分野が異なる学生はその点に注意する必要が
ありますが、しかしながら、すごく役に立つ本だと思います。
2.演習書や問題集を読む
演習書や問題集を読むと、答案作成法や回答例が載っています。
(恥ずかしながら、私は大学で学ぶ科目の問題集があることを
4年生になるまで知りませんでした。)
「演習 ○○学」
というような、タイトルに「演習」の2文字が入っている演習本、演習書や、
「○○ 問題集」
というようなタイトルのついた問題集を探してみましょう。
(上の○○の部分には、科目名や学問分野の名前が入ります)
3.専門雑誌を活用する
専門雑誌を読めば答案作成のヒントがつかめるかもしれません。
専門雑誌の演習コーナーに、定番問題とその回答例が載っている場合も
あると思います。
ここで言う専門雑誌というのは「法学教室」や、
「経済セミナー」のような、
特定の学問分野に関する記事や論文で誌面が構成される雑誌のことを指します。
大学の図書館に行けば、専門雑誌が並んでいるはずですので、手にとって
確認してみてください。
4.公務員試験対策本から学ぶ
公務員試験の対策本から大学の期末試験の答案作成法を学ぶことが
できる場合があります。
公務員試験の中には記述式試験を課すものがあり、その対策本から
答案作成法を学ぶわけです。
もっとも確実なのは公務員試験予備校の講座で学ぶことですが(例えばこれ)
軽い気持ちで試しに受講してみるには値段が高いのが難点です。
そこで、本を探してみたのですが、絶版だったり、そもそも記述式対策本が
あまり出版されていないこともあり、たいして見つかりませんでした。
しかし、公務員試験というのは分野が幅広いので
(理系の試験区分もあります)、対策本を上手く活用すると良いと思います。
公務員試験の対策本は大学生協や大きな書店で探せば見つかります。
以下、アマゾンや電子書籍のパピレスで私が探してきたものの一部を紹介します。
公務員試験記述式本試験問題 国II・国税・労基・法務教官 第2版
公務員記述式本試験問題 国I主要4職第2版
らくらくミクロ・マクロ経済学入門 記述・論文編―試験対応
試験攻略 新・経済学入門塾〈5〉論文マスター編
試験にでる心理学 臨床心理学編―心理系公務員試験対策/記述問題のトレーニング
上級地方技術系公務員試験 改訂2版 (公務員採用試験シリーズ 410)
1種国家理工系公務員試験 (公務員採用試験シリーズ)
1種国家理工系予想問題集 (公務員採用試験シリーズ)
1種国家農学系公務員試験 (公務員採用試験シリーズ)
1種国家農学系予想問題集 (公務員採用試験シリーズ) (公務員採用試験シリーズ)
また、受験ジャーナルという公務員試験情報誌で、記述式試験対策の
特集が組まれることがあります。
受験ジャーナル 23年度試験対応 Vol.3―公務員試験 (2011)
社会科学系科目のみ、しかも、たった10ページ程度の特集ですので、
わざわざ買う必要はないと思いますが、図書館等で読むことが出来るなら
読んでみてください。
なお、誤解のないように言っておきますが、
以上4つの方法はあくまで答案作成法を学ぶ方法であって、大学の各科目試験の
出題傾向を知るためのものではありません。
試験の出題傾向を知るためには、過去問の入手が一番確実です。
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