昨日の対オリックス戦で、管理人は藤川監督の投手起用にまず驚きました。
先発伊原陵人が5回6安打1失点で降板し、解説者が「まだ投げられるのでは」という中で、6回表に登板したのは2年目右腕石黒佑弥でした。
対する相手はチーム打率リーグトップであるオリックスの誇る強力クリーンアップです。
テレビで中継を見ていた管理人も、伊原が毎回ランナーを背負い、また杉本には二塁打2本を食らうなど、杉本や頓宮との相性の悪さも感じていたので、早めに継投するんじゃないかと睨んでいました。
しかし、石黒?
いやいやいや、何かの間違いちゃうの?
同じ右腕でも、3連投の湯浅はベンチ外ですが、石井の脳震盪特例措置で上がってきた元オリックスの漆原大晟(まだ今季失点ゼロ!)もいるじゃないですか。
移籍選手を古巣相手に登板させるのは「プロ野球あるある」で、日ハム戦に斎藤友貴哉が出てきたのも記憶に新しい。
阪神ファンだったら、普通はブルペン陣を見て、漆原~及川~桐敷~岩崎という流れを想像しますよ。
まだ3点差ですから安心はできません。
3点差リードで敵のクリーンアップ相手に石黒はまだ経験不足では?
ヒットを打っている杉本、頓宮は特に怖いし…。
しかし、石黒は先頭の3番廣岡こそ四球で出したものの、4番紅林を右飛、5番杉本はセカンド中野の背面ウルトラスーパーキャッチでしのぎ、6番頓宮を渾身のストレートで空振り三振。
見事無失点で抑え切りました。
結局紅林も杉本も引っ張れなかったわけだし、頓宮を打ち取ったストレートには痺れました。
石黒やるやん。
続く7回表も予想を裏切るネルソン。
150km超えの速球は威力十分でした。
ネルソンもやるやん。
8回表は及川でオリックス打線の息の根を止め、8回裏の大爆発の後は、登板期間の空いた岩貞が調整登板。
桐敷も岩崎もお休みできる楽々展開に終わりました。
さて。
この石黒、ネルソンの大胆な投手起用で思った事は、藤川球児は当初言っていた通り「1軍2軍を含めて全員で戦う」を実践してるのかな、と。
我々は固定観念があるのか、「勝ちパターン」「競った時の中継ぎ」「敗戦処理」みたいに投手を色分けしちゃってますが、藤川監督にとってはそんな分け方はなく、いずれの選手も「勝つための」戦力として考えており、展開によってすべての駒を使える状態で手元に置いておく、って事なのでしょう。
「レギュラーはレギュラーで固定」「控えは控えであくまでサブ」と考える岡田監督は、たとえば三遊間を、木浪、小幡、熊谷、ヘルナンデスという複数の選手で回していくのを「誰がレギュラーか分からん」とご不満な様子です。
でも藤川監督からすれば、「ベンチにいる全員がレギュラーです」と言い切れるのだと思います。
髙寺や中川を外野で使うなんて岡田監督にはない発想ですし、前も書いたけど、「まず出したい選手が先にいて、後で守備をあてはめる」矢野監督に近い。
もちろん、その中でちゃんとレギュラーを張れる近本、中野、大山、森下、佐藤輝の存在があればこそなのですが。
欲を言うなら、1軍ベンチにいて最も蚊帳の外である栄枝をもっと出して欲しいのですが、そこは第三捕手としての備えを強く感じてるのかも知れません。
明日からは、佐藤輝が1試合3発を打ったあの伝説のベルーナドームでの西武戦。
甲子園のバックスクリーン横にぶち込めるんですから、ベルーナドームなんてもう箱庭でしょ(笑)。
それに髙橋光成・今井・武内という表ローテの3枚が全員先の広島戦に登板しているので、ちょっと安心かも。
ただし、あくまで油断は禁物。
あのビックリ「プロ入り初先発」の宮川哲に先発初勝利をプレゼントしてしまった黒歴史を忘れてはいけません。
リーグ優勝日本一になった2023年に、パリーグ最下位の西武に交流戦で負け越し(しかも西武はこのカードで33試合ぶりの連勝を決め、12カードぶりの勝ち越し!)という大屈辱でしたからね!
阪神のローテは、明日10日の才木、12日のデュプランティエが当確として、門別の代わりはどうするのでしょうか。
伊藤将司が6月4日(水)のくふうハヤテ戦で先発6回無失点と抑えていて、ちょうど11日(火)が中6日になります。
順当にいけば将司でしょうね。
才木、デュープが長いイニング投げてくれると期待して、将司の時にリリーフ陣を総動員できますし、最悪ブルペンデーでもいいです。
現状1軍ベンチ入り枠がフルの31名なので、1人上げるため、昨日投げた石黒かネルソンを一旦抹消するのかな。
あるいはここんとこ詰めて投げてる湯浅を1回下で休ませるとか?
昨日見てて結構ネルソン使えそうな気がしました。
これでまだゲラが下にいるわけなので、ほんと石井君、脳震盪特例なんて気にせず、十二分に休んでいいよ、と。
クリーンアップ、森下、輝は絶好調なのですが、大山が春に続き夏も休火山の模様。
前川が昨日の大乱戦の2軍戦で1塁の守備に就いたという事もあり、前川の1塁起用も検討に入っている様子です。
前川が2軍で無双状態なのだから、当然1軍で使いたい。
交流戦のうちはDHが使えるので、DH前川で当面いくとして、1塁前川もカードとして想定してもいいか、と思います。
選手の調子を見て、絶対的なレギュラーであっても臨機応変に手を加えて、ベンチ内のあらゆる選手を使いながら、チームとして一番ベターな形に持っていく。
OBがぶつくさ言おうが関係ない。
それが今年の藤川阪神。
昨日の小幡の打席でのエンドランも良かった!
最初は岡田監督の残した遺産も使いながらオーソドックスに進めていき、徐々に球児流を加えていく。
少しずつ戦い方が洗練されてきてる感じがします。
あとは1軍2軍の連携がもう少し欲しいかな。
百崎や佐野など若手の選手が成長している時にこそ、少しでも1軍の空気を吸わせてあげたいです。
中川や髙寺、井坪もちょっと旬が過ぎている感じがして、2軍で一番キラキラしてる時にもっと1軍経験を積ませてあげたかった、と思いますね。
なべりょや楠本は十分過ぎるほどチャンスあげたし、もういいでしょ。
バットにボールを当てられないベテランを評価しようもありません。