誰も言わないので、管理人が言っておきます「虎のタイセイ」(笑)。
徳島インディゴソックスから育成入団した工藤泰成が大いに話題を呼んでいます。
「何で彼が育成で残ってたんだ?」
いや、どこの球団も、独立リーグの選手を入団させて本気で育てようと思ってなかったんでしょ。
独立リーグに行ってでも野球をやりたい、という選手こそ、今の日本にわずかに残っている「ハングリー精神」を持つ人たちって事です。
もちろん、他の球団も独立リーグ出身の選手をドラフトで獲ってきてはいました。
なので、阪神だけが上から目線になる事はない。
ただ、やはり何年も繰り返し、独立リーグの選手に目を向け、ダイヤの原石を探ってきた。
その時間をかけた取り組みは評価されるべきでしょう。
阪神は工藤の前に、同じく「剛球投手」とウワサされた、徳島の椎葉剛投手を「2023年ドラフト2位」で獲得しました。
これは(今のところ)成功していないけれど、そこで諦めずにさらに工藤を獲得し、その将来性に期待しました。
1年目で当たったのは、単なるラッキーでしかないとは思うが、「こういう原石が独立リーグにはいるんだ」とNPBに知らしめた事実は大きいと思います。
まだ原石にもなっていない18歳程度の若造を十把ひとからげに獲って、豪華な設備に放し飼いにして丹念に磨きもせず、3年で捨てるかあるいはちょっと芽が出ても枠のために放置する、みたいなどこかの球団のやり方では、工藤泰成のような選手は出てこない。
3連投で勝利を支えた剛腕・石井大智は高知ファイティングドックスの出身、2軍で難病からの復活の階段を上りつつある湯浅京己は富山GRNサンダーバーズの出身。
これから阪神は独立リーグ出身の選手の宝庫になるのではないでしょうか。
2軍で打ちまくってる富山GRNサンダーバーズ出身の佐野大陽にも期待です。
もちろん、同じくサンダーバーズ出身の松原快や埼玉武蔵ヒートベアーズ出身の町田捕手にも期待してますよ。
工藤泰成の取り上げ方を見ても、「これからは独立リーグの原石をもっと探そう」って事が各球団のトレンドになるのではないでしょうか。
阪神の育成選手が支配下になって活躍するたびに、3軍だの4軍だの、やりがい搾取にはまって支配下にはほとんど上がれない、西の方の悲しい若者たちの事に思いを馳せます。
育成選手は支配下に育成してこそ、です。
枠がないから支配下にできない、っていうんだったら、最初から育成する気ないだろ、って話ですよ、全く。