★「ないものねだりの追求~中日ドラゴンズ監督考~」 | 阪神タイガース超応援日記2026

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現在、試合後の感想コメントと、虎コラムの2本立てでやっております。よろしくお願いします。

サッカー日本代表監督の選び方について、めちゃくちゃ大まかに言うと、世界での経験を買って外国人監督を招聘、しかし言葉でのコミュニケーション不足が問題視されて今度は日本人監督を任命、やはり経験不足を指摘され外国人監督に交代、またまたコミュニケーション不足(&協会の言う事をよく聞く)から日本人監督(←今ここ)、という変遷をたどっている。

 

「コミュニケ―ション不足を問われないほどの」ビッグネームの外国人監督を連れてこれない日本サッカー協会にも問題があると言えるが、結局「日本語の伝達力」と「豊富な国際経験」の2つで、代表監督適性がいったりきたりしている、という事だ。

 

今の森保一監督もW杯アジア最終予選まではいい感じで来ているが、本選に出ると采配次第では、「やはり国際経験が少ないデメリット」が語られるに違いない。

 

 

そう。

よほどの優れた指導者ではない限り、指導者への周囲からの「ないものねだり」は存在する。

そしてダメなチームほど、それがブレていき、やがて次の指導者選びに影響する。

 

中日ドラゴンズは3年間、チームを「レジェンド」で「ミスタードラゴンズ」の立浪和義に託した。

そして、3年連続最下位という情けない結果に終わった。

 

そもそも立浪がチームを引き受ける前から、Bクラスが定位置だったのだから、日ハムの新庄のように「1年目は戦力アップための準備期間なので期待しないでください」というくらい開き直っても良かったと思う。

結果だけを見ればチームを率いた3年間を、ちゃんと計画的に運営していた新庄は成功し、某解説者より「どんな野球がしたいのか分からない」立浪は3年経ってもチームの順位を一つも上げる事さえできなかった。

 

3年間を全体的に捕らえて、3年目の年を「ホップ・ステップ・ジャンプ」の「ジャンプ」の年にするつもりなら、巨人の廃品だった中田翔や中島宏之を獲ってくるのはオカシイでしょ。
(老い先短いベテランに頼るのはまだ若手が育つ前の1年目であるべきで、3年目ではない)

阪神・岡田監督も言ってたよね、「中田翔なんてよう獲ったなぁ、全然怖ないよ」って。

プロ野球を見てる人なら「古傷だらけの中田翔が、1年間通して働けるはずがない」と分かってたはずだし。

 

ファンは、中日サイドは、立浪に何を期待したのか。

ファンでない管理人はよく分からないが、彼の「野球に対する厳しさ」というものもその一つだったように思う。

 

日本には「体育会系大好き」人間が、ある一定の割合で存在する。

そしてそういう人たちの多くは、「試合に勝てないのは厳しさが足りないからだ」と思っている。

かつての星野監督が中村武志を顔の形が変わるくらいボコった、あの異常な世界を心のどこかで期待している、のではないかと思う。

 

そもそも、打てなきゃ、あるいは打たれたら、明日のない立場にいるプロアスリートは、それだけで厳しい立場にいるのだから、素人が考えるより十分厳しさを感じてると思う。

負けるのは気がゆるんでいるわけではないし、厳しさを忘れているわけではなく、技術が足りないから。

プロは厳しい厳しくないじゃなくて、うまいヤツ、出来るヤツが勝つ。

 

選手を殴って、どやして勝てるんだったら、誰も苦労はしないよ。

 

さて、立浪監督は周囲の期待通り、厳しさを前面に出した。

少なくとも前任の与田監督よりは「選手に厳しく」接していたと思う。

 

ただ、戦う顔をしていないと名古屋に強制送還され、結局チームを追放された京田とか、2年ぶりに1軍に上がったと思ったら10失点になるまで「晒し投げ」をさせられた近藤(その後戦力外通告して育成契約)とか、あるいは細川がダイエットして打ち始めたら「お米は食べるな」(令和の米騒動)と言い出したとか、方向性の違う「厳しさ」を打ち出していた感がある。

 

いいのか悪いのか分からないけど、チーム内にある種の厳しさが浸透していた事は紛れもない事実だった。

 

でも、その「厳しさ」で、一体何が生まれたのか?

 

立浪が好きなファン目線で言えば、「細川が育った」「髙橋尚斗が独り立ちした」などと、次世代のための人材を育てた、と言いたいかもだけど、それって立浪監督の実績ですかね。

細川は和田ベンちゃんが育てたわけだし、髙橋は落合英二の指導のたまものでしょ。

 

立浪はハッキリと「打つ方は何とかします」って言ってたけど、結局点の取れない打線を作っただけ。

中村ノリを呼んできたのも何だったんだろう。

最初から「3年間は選手を育成しますので、順位は期待しないで下さい」と言ってたのであれば、それなりに評価も出来るかもだけど、チームが勝つためにやろうとしたのであれば、失敗だね。

 

結局、ファンが期待していた立浪監督の「厳しさ」は、結果に全く結びついてなくないですか。

 

与田監督に「もっと選手に厳しく接してもいいのでは」と思ってた人は、立浪監督の「厳しく接しての3年連続最下位」をどう思うのか。

 

で、次期監督候補が、「兄貴のように接しやすい」「コミュニケーション能力の高い」井上一樹で、これまた変に期待感を持っている人がいるって、どういう事なんだろう。

厳しい人がいいんじゃなかったの?

 

接しやすい、選手に気軽に声をかけてくれるフランクな井上監督が、これまた勝てなくなったら「選手に甘い」「厳しさが足りない」「チームが緩んでる」ってなるんじゃないか、と思う。

 

「選手思い」「接しやすい」「余り厳しい事を言わない」監督が物足りなくて、「厳しい」監督を求め、それがダメならまた「兄貴分」の監督に期待するって、ブレブレですな。

 

井上一樹がどんな野球をやるのかは全然見えてないし、阪神時代も彼のカラーってほとんど感じられなかった。

2軍を率いて最後まで優勝を争った(優勝はソフトバンク)、と言っても、1軍が最下位で2軍が好調というのもいかがなものか、と。

2軍は勝つところではなく、1軍に選手を上げるところ。

1軍が強く2軍も強いソフトバンクは別として、1軍にいい選手を上げてしまえば、残りの2軍メンバーは育成途上の選手か、調整中の主力が残る。

その中で「勝ちました」「優勝争いをしました」って言ってもね。

自分たちが勝つんじゃなくて、苦しんでいる1軍にもっと選手を送り込めよ、って話。

 

もちろんビシエドみたいに干されてた選手もいるかも知れないから、井上一樹になってやっと日の目を浴びる選手がこれから出てくるかも知れないが。

 

スターシステムから路線を変え、人を見て監督を選んだ、という評価の声もあるが、果たしてどうだろうか。

阪神時代の矢野監督も、井上ヘッドとともに「選手が親しみやすいチーム作り」を行い、「矢野ガッツ」「虎メダル」など、いい時はうまく回ったけど、やはりここぞという時の粘りというか根性がなかった。

それを岡田が「ある時は突き放し、選手と距離を置きながら」うまく軌道修正したわけで。

 

コーチの中でハマってた和田ベンちゃんもやめる事になって残念だね。

金本辞任の際に不義理をしてしまった事もあったし、阪神は声をかけたりしないのかな。