★「PL学園出身監督って」 | 阪神タイガース超応援日記2024

阪神タイガース超応援日記2024

今季のスローガンは「A.R.E. GOES ON(お~ん)」。
しかし目標であった連覇はできず。
来季は一からやり直しです。

もう今は野球部が休部状態になっているかつての名門・PL学園。

日本全国に広がるスカウト網と、ナイター設備の整った練習場など、恵まれた環境の中で、数多くのプロ野球選手を輩出した。

 

その名門・PL学園のプロ野球OBが相次いで監督になっているが、どれもこれもチーム成績が今イチ。

セリーグ・中日ドラゴンズ/立浪和義監督…13勝14敗4分の4位。

パリーグ・楽天イーグルス/今江敏晃監督…13勝16敗1分の5位。

     西武ライオンズ/松井稼頭央監督…11勝19敗の6位。

(※イースタンリーグ・ロッテマリーンズ/サブロー監督…16勝15分2分の2位、読売ジャイアンツ/桑田真澄監督…15勝15敗3分…3位、ウエスタンリーグ・ソフトバンクホークス/松山英明監督…20勝11敗4分の2位)

 

昨季は立浪監督リーグ最下位、松井監督リーグ5位といずれも低迷。

今季も中日こそ今は4位に踏みとどまっているが、一時は首位を走っていた事もあり、自慢の先発投手陣が崩壊気味で失速状態、このまま下位へまっしぐらの可能性もある。

 

過去のPL学園出身監督は、尾花高夫氏、平石洋介氏と2名。

実は選手は多く輩出しているものの、監督経験者は圧倒的に少ない。

その尾花氏は横浜で監督をして2年連続最下位。

楽天の監督になった平石氏はチームを3位に導いたものの、当時のGMの石井一久のワケのわからん理由(「3位は私の中ではBクラス」云々)でクビになっている。

 

正直、PL学園OBは監督向きとは言いがたい。

 

何故なんだろう?

選手として優秀な人物と、采配や育成など「野球脳」を持った人物というのがイコールでないのか。

あるいは、松井稼頭央や立浪和義のような「教えられなくても出来てしまう天才的プレーヤー」は、やる事は得意でも、やらせる事は苦手、という事なのか。

 

ただ現時点でファームの監督をしているOBは総じて結果がいい。

これも何だか不思議。

 

なぜ管理人がこういう事を気にするのかというと、我が阪神の今岡真訪は将来の監督としてどうなんだろう、という事。

 

阪神にもPL学園OBは古くは1985年V戦士の木戸克彦氏を始め、生え抜き、移籍入団など多数いるけど、これから監督になるだろう人材と言えば、ほぼ今岡一択である(木戸氏はもう高齢過ぎるし、移籍組の片岡篤史氏や福留孝介氏はまぁあり得ない)。

 

特に今岡は、苦労した叩き上げというよりは、立浪や松井と共通する「天才的バッターであり、しかも内野手」。

唯一違うのはコーチ歴で、ロッテでもコーチ、二軍監督を歴任、阪神でのコーチ歴も前掲の2名よりは長い。

今、一軍コーチとして岡田イズムを学んでいるところでもある。

 

昭和イズムの塊で、しかも周りに片岡を始め、イエスマンを置きたがる傾向の立浪は、まさに監督には向かない気がするが、それでもチームは全面的に彼をバックアップし、多数の移籍組をそろえてくれて、何とか5割前後でとどまっている感じ。

そういうのが全くなさそうなのが西武の松井で、FAでどんどん主砲クラスが出ていった後の補強が進んでいない。

 

チームの成績は監督一人の力ではないけれど、たとえば今季2位を走っている新庄・日本ハムなどは、新庄がうまくチームを運営してる感もあり、やっぱり監督の技量はチーム成績につながってる、と言える。

 

立浪と同期のOB・片岡を2軍監督からヘッドへと抜擢した中日と、松井の後輩OBの平石を口説いてソフトバンクからヘッドへ招聘した西武。

さぁ、今季の結果はどうなるか。

管理人は興味津々である。

 

それにしても。

平石洋介氏って有能なのかなぁ。

楽天時代はチームを3位上げて「すごい」と言われていたが、ソフトバンクのコーチ時代もチームは優勝出来なかったし、西武でもこんな感じ。

でも、これだけ他チームに乞われる人というのはすごい、って事なんだろうね。