★「ようこそ、漆原大晟投手!」 | 阪神タイガース超応援日記2024

阪神タイガース超応援日記2024

今季のスローガンは「A.R.E. GOES ON(お~ん)」。
想像を絶する貧打。
バタバタと倒れていく守護神。
どこまで落ちるのか?

 「たいせい」は「たいせい」でも、「うるしはら」の方だっ!

 

 てな事で(苦笑)、第2回現役ドラフトでは、巨人が物の見事に馬場皐輔に食い付いて、阪神はオリックスの漆原大晟投手を獲得した。

 今回の指名順ははっきり公表はされていないが、巨人の出したリスト(北村拓己内野手他)に最も人気が集まり、巨人が指名順のトップになって、巨人(阪神・馬場を指名)⇒阪神(オリックス・漆原を指名)という流れになったのでは、というウワサ。

 

 だったら巨人以外の球団はイの一番に北村を指名しそうなものだが(苦笑)、阪神(オリックス・漆原を指名)⇒オリックス(中日・鈴木を指名)⇒中日(ヤクルト・梅野を指名)と投手指名が続き、やっとヤクルトが巨人・北村を指名した。

 ただし、指名の順番はここでいったん一巡してしまったので、指名回しは、また別の球団から始まっている。

 

 それにしても、管理人を含めた阪神ファンの何人かは、今回ロッテが指名リストに挙げていた佐々木千隼投手(DeNA入り)をぜひ指名して欲しい、と思っていたはず。

 2016年ドラフトの下りはみんな記憶に新しいと思うが、あの年の阪神のドラフト1位指名は、誰もが桜美林大学の佐々木千隼投手だと思っていた。

 だからこそ、1位指名が白鴎大学の大山悠輔内野手と分かった時、悲鳴が起きたのであった。

 

 その2016年ドラフトの因縁の相手をここで指名して、大山と佐々木がお立ち台で並ぶ、みたいな事になっていたら、胸アツだと思ったのではあるが、やはり故障歴の事も考えて、「オリックス印」のセットアッパー投手を選んだのだろう。

 

 阪神は現役ドラフトの妙を分かっている。

 当然リストの中には秋山拓巳もいた、と思う。

 しかし、32歳の秋山より、28歳の馬場の方がもちろん伸びしろがあるし、先発も中継ぎも出来るという事で使い勝手もいい。

 だから、馬場の方が選ばれやすい、という事も理解していただろう。

 

 何か巨人さんは、「馬場投手はいい選手」(阿部監督)と思ってくれているよ。

 時々突然制球を乱して打たれるクセもあり、今いち信用できない投手ではあるのだが、今の巨人の中では、確かに「いい投手」に見えるのかも知れない。

 

 ネットでも「馬場が出る事は阪神にとって戦力ダウン」という声もある。

 いや、そういう事もあるようにドラフトでも下村だったり、椎葉だったり、石黒、津田、育成で松原快という右投手ばかりを獲ってるわけで。

 浜地や湯浅の復調、岡留の進化などを考えると、馬場一人が出る事をガタガタ言いなさんな、と。

 仮に漆原が期待外れであったとしても、馬場一人が欠ける事など、阪神にとっては痛くも痒くもないんだよ。

 

 陽川の時も、「阪神はこんないい打者を出して、後悔しないのか」などと妄言をいうガチ勢がいたが(苦笑)、隣の芝生は青く見えるのだろうか。

 結果はまぁああいう形になったし、井坪だ野口だ森下だ、と言ってる人たちはもう陽川の事などとうに忘れてるよ。

 

 ちなみに馬場が入団した2017年の巨人のドラ1は、今季で戦力外となった鍬原(ソフバンと育成契約)だった。

 馬場で2度失敗しないように、よく鍛え上げて下さい。

 原と違って、阿部はちょっと気長に見てくれるのかな。

 馬場はある程度我慢して使ってあげないとダメかも。

 

 さて。

 岡田監督が「うまいこといった」と語った漆原大晟投手とは?

 新潟医療福祉大学出身(桐敷の3年先輩)の27歳、右投げ左打ちの投手で、2018年育成ドラフト1位でオリックス入団。

 2021年には開幕でクローザーを務めるなど、潜在能力はある。

 そして何よりも、森下や小野寺のような「丸顔・童顔」(笑)。

 オリックス出身のリリーバーと言うと、今季2軍のセーブ王小林慶祐投手をクビにしてしまったのだけれど、27歳と31歳の差だろうね。

 

 今季の阪神は石井と加治屋を酷使してしまっているので、来季に向けて右のリリーフは数が必要。

 なぜか現在、岩崎、岩貞、桐敷、島本、及川など左のリリーバーが充実しているだけに、復活に賭ける湯浅や浜地、期待の岡留に、ルーキーの椎葉、そしてこの漆原など右腕リリーバーの台頭を期待したい。

 

 現役ドラフトも2回目となり、中日から鈴木博志、西武から愛斗など、なかなか中堅のいい選手を出す球団が増えるなど、やはり大竹や細川の成功がいい刺激となっているようだ。

 ただし、今回も決定したのは1巡目まで。

 2巡目はめぼしい選手が12球団分そろわなかった、という事だろう。

 せっかくいい制度だと思うので、2巡目までは最低回るようにルールを決めればいいと思う。

 人間、環境が大事なので、環境が変われば伸びる選手はまだまだいるだろうし、戦力外だと二の足を踏んでいても、現役ドラフトだと指名しないといけないので、チーム間の交流は否が応でも進む。

 髙山も現役ドラフトだったら、どこかのNPBのチームに指名されたのでは、と思わずにはいられない(だって陽川があんなに人気やったんやで?)。

 

 今回の現役ドラフトで成功例がもっと増えたら、それこそ第3回目の期待度はアップするだろう。

 その中で我らが阪神はうまく活用している球団としてはトップクラス、と言えるかも知れない。

 知らんけど。