◇阪神の戦力外は「まだやれる選手」の宝庫?
驚きの阪神の第一次戦力外通告の選手について、ネットでも「○○はまだやれる」という声が複数上がっている。
当然ファンなので贔屓目に見ている、と言われても仕方がないけれども、かつての阪神では当然残留だろう、と思われている選手も確かに含まれていて、何とも言えない気持ちになる。
まず、30歳(92年生11月で31歳)で2軍のセーブ王、小林慶祐はダメですか?
1軍で加治屋(91年生11月で32歳)、岩崎(91年生32歳)、岩貞(91年生32歳)の91年トリオがそろって重要な場面で起用されている中で、1年若い小林にも、もっとチャンスを与えてもいいのではないか、と。
特に加治屋が終盤へばってきて打たれ出しているのを見ると、代役として右腕の小林を投げさせてもいいと思う。
何せ、使ってダメなら分かるが、今季小林は1軍で1試合しか使われていない。
2軍で16セーブをあげている事もあり、リリーフがフィットしているのだから、チャンスなく、ただ戦力外なのは残念。
岡田監督は2軍の試合も全部見ているとは言っているが、どうも「春先のイメージ」を引きずって選手を見ているのではないかと思ってしまう。
山本泰寛もダメですか?
管理人は、岡田監督が渡邉諒に固執する意味が分からない。
日ハムからトレードで来た頃は確かに、「直球破壊王子」ともてはやされたものだったが、徐々にメッキが剥がれ、シーズン中盤からはすっかり「三振マシーン」化していった。
三塁にランナーがいても外野フライすら打てず、バットが見事に空を切るのを見て、「別になべりょーでなくてもええやん」と思っていた。
山本も今年30歳でまだまだ老け込む年ではない。
大きな打撃は期待できないが、昨季も2割5分近く打っていたので、ユーティリティ的な守備も含めて、バックアップ要員としてはベンチに置いていてもいい選手だと思う。
正直、代打成績で2割を切っている原口に、圧倒的に負けているとも思えないし。
もちろん、岡田監督は「ユーティリティプレーヤーは多くは要らない」と公言していたため、足の使える植田海や、熊谷に比べると使いどころが薄かったのは止むを得ないけれども。
渡邉雄大投手だって、左のワンポイントの欲しい球団があれば使い道があると思うし、北條だってまだまだあのバッティングは捨てがたい。
もう選手生命が終わりかけている、というよりも、鍛えれば、チャンスさえ与えられたら「まだやれる」のではないかと思う選手が多い。
◇ドラ1を放出する阪神の厳しい状況
髙山俊の戦力外については本当に残念だが、今の阪神の外野手の顔ぶれからすると、競争が激しすぎて気の毒に思う。
素質十分の「ロマン砲」江越大賀も出され、左殺しで名を打った陽川尚樹も居場所を失った。
チームになくてはならない近本、期待度満点の森下、小野寺、これから伸びしろ十分の前川に、まだまだ忘れられてない井上、何と言っても将来性抜群の井坪に育成・野口。あとなぜか岡田監督お気に入りの島田。
中堅や若手にこれだけの選手がいて、しかも今の外国人選手は内野には置けないので、すべて外野手としてやってくる。
30歳の髙山はすでに近本より1つ上の年。
守備も今イチで俊足でもない髙山は、年齢の面でもよほどの成績を上げないと、1軍ベンチに入れなかったのだろう。
岡田監督によれば、髙山は昨季の現役ドラフト候補だったようで、それがたまたま右バッターの森下がドラ1で獲れたため、左バッターの必要性が生まれ、取り止めになったそうだ。
そもそも入団時に球団新人最多安打(当時)を記録し、アベレージヒッターになるのかと思っていたら、金本監督の指導の下、長打狙いの打撃に変えてしまった事が失敗の元だったと思う。
あとは器用過ぎたというか、バットコントロールがいいのでどんなボールでも当てられるところが結局あだとなり、いろんなコースに手を出しては凡退という結果を招いたのかも知れない。
髙山こそ「まだまだやれる」と言いたいが、自分の特長がまだつかみ切れていない分、起用しづらい選手と言えるかも知れない。だって、今季2軍でも、率は悪いが本塁打だけは量産していた(通算9本は井上11本についで2位)。
決してスラッガーではないだけに、30歳で、2軍成績が打率が2割5分で本塁打9本というのは評価が難しく、微妙だと思う。
今季の現役ドラフト候補になっていないのは、早めに放出して他球団への移籍を後押しする意味なのか、それとも「現役ドラフトでは売れない」と考えられたのか。
後者の方だと悲しい。
そして今季の現役ドラフトの候補に挙げられているのが馬場皐輔投手である。
こちらもドラ1。
先発候補なのか、中継ぎ候補なのか、どっちつかずの存在のまま、阪神の強力投手陣の中で1軍と2軍を行ったり来たりの存在である。
我慢して使えば先発としても力を発揮するのかも知れないが、今の先発ローテには残念ながら入る余地はない。
他球団では当然先発候補として使われるべき桐敷がロングリリーフ要員に甘んじている中で、馬場はそこまでの力を見せていない、
今季優勝を決めた後の終盤の試合で先発でも使ってみたのは、ワンチャン、ポストシーズンにロングリリーフ要員として使えるかを試した可能性もあるが、現役ドラフトへのアピールの意味もあったかも知れない。
村上頌樹のような強烈なアピールが来季見られれば、1軍で多数起用される可能性もなくはないが、やはり今のままでは次世代の若手に埋もれてしまい、難しいのではないか。
◇阪神ファンは他球団での活躍を応援する
阪神ファンは基本的に、自軍から他球団に移籍した選手の活躍を応援する。
かつての松永とのトレードでオリックスに移籍した野田浩司の大活躍については、正直忸怩たる思いだったけれど、今阪神OBとしてタイガース関連番組に出てくれているのを見ると、嬉しい。
江越ももうちょっとやれるのかな、と思っていたが、新庄でも伸ばせなかったのか、と思うと残念である。
管理人は、阪神を戦力外になった選手、トレードで放出された選手の多くが他球団で活躍するのを願ってやまない。
ダレル・メイ以外(苦笑)。