不登校やひきこもりの問題を抱えているお子さんも、そうでないお子さんも、人生において必要な心は、自立心だと思います。
ですから、良い子育てができたかどうかのバロメーターは自立心がどこまで育ったのかで見るとよくわかります。
自立心が育つと、どうしてお子さんの人生が素晴らしくなっていくのかですが、それは、大きく分けて二つの意味があります。
一つは、自立心が育ってこそ、社会貢献の心もそれに伴って育っていくことが多いからです。
もう一つは、自立心が育つと、周囲やいろいろなことにも感謝の心が湧いてきやすくなるからです。
最初の社会貢献の心との結びつきですが、自立心の原点は、「自分のことは自分でする」というところからはじまります。
最初は、本当に自分の身の回りの「朝自分で起きる」や「自分の着るものは自分で準備する」というようなことからです。
しかし、人の思いは、発展していきます。ですから、いずれは、自分の身の回りの事だけが自分の事ではなく、家族のこと、ご近所のこと、職場のこと…というように、自分の事の範囲が広がっていきます。そして、ふと気づくと、社会のことも自分のことと自然と受け取れるようになっていくわけです。
次に、感謝との関係ですが、自立心が育った分だけ、自分のことは自分でするのが当然とという姿勢が出来てきます。そのような中で、人が手助けをしてくれることがありますが、この姿勢が出来ているからこそ、人がしてくれたことや、人の心遣いが有難いというふうになってくるのです。
逆に、依存心という自立心と真逆な心が育ちますと、人がしてくれていることが、当たり前になってきます。そうなると、人というものは、考え方がおかしくなり、人から支えられているのに、その仕方が悪いと不満を思うようになってしまうのです。
自立心と依存心、どちらが育つことがお子さんの幸せにつながるのかという答えは、言わずもがなです。