そんなことで、私たち夫婦は、不妊治療から特別養子へと経験いたしました。
わが子も小学生になり、今だからふりかえられることというのがいろいろあるなぁと思いますし、そのとき、その場で、思ったこと、「あれっ」と疑問に思ったこと、「あのときは、こうしたほうがよかったかな」と思うことなどを今試行錯誤しながら取り組んでいる方のために書いてみようと思います。
私たちが不妊治療をはじめましたのは、私が40歳、妻が34歳のときでした。
妻からその話を聞いたときは、不妊治療という言葉は知っていたのですが、その内容などまったく知識がありませんでした。
それで、妻が、実績のある病院がよいということで、県外にある病院に出かけました。
ところが、数度は通いましたが、実際に不妊治療をはじめると、やはり、病院に行くのに何時間もかかるというのは、仕事もあり、難しいということが分かってきました。
それで、次に、かかりましたのは、近くにある不妊治療もしている総合病院でした。
その病院に行き、人工授精をすることになり、十数回続けました。
その間に、1年半くらいが過ぎていました。
今、思うと、この期間がもったいなかったと思います。それは、女性は、35歳くらいから極端に妊娠能力が低下してくるとのこと。妻は、ちょうど、その年齢でしたので、なおさらそんなふうに思いました。
その病院では、次のステップに進むということもないままでした。
妻も、「このままでいいのだろうか?」と不安になり始めました。そこで、いろいろ調べてみますと、不妊治療専門の病院が近くにあることが分かり、そちらに移りました。
あとで、知ったのですが、その総合病院では、体外受精の技術を持っている医師がおらず、人工授精までしかできなかったのでした。
やはり、最初のポイントは、闇雲に病院に行くのではなく、まず、不妊治療の知識や病院を調べることからはじめておればよかったと思いました。それは、病院で行っている治療の内容も一律ではありませんし、医師の考え方や技量もあるかもしれません。
次のポイントとして思いますのは、女性の年齢とステップアップの問題があると思います。
女性の年齢に余裕がある場合は、人工授精から体外受精へとじっくりと取り組めばよいのですが、(費用がまったく違いますので)ときとしては、人工授精のステップを切り上げて、体外受精(顕微授精)からはじめることだってありではないかと思えてきます。
私たちは、そんなことで、不妊治療専門の病院に通い、顕微授精を行うことになりました。
ここで、出てくる問題は、費用の問題です。これは、国家としてのポイントでしょうね。
一回の顕微授精に、病院によっても違いますが、40万円くらいかかります。二回目からは、半額という病院もあるようですが。どちらにしても、保険適用外ですので、高いです。少子化という国家としての大問題を抱えている日本としては、「生みたい」という希望を持って努力している人へのサポートは、優先順位が高くてもよいのではないかと思うのですが。この部分は、民主党政権にゆだねる以外ありません。
一回、もう一回、ということで、希望を持って臨むのですが、必ず成功するというものでないことは、事実です。その間に、あるのは、やはり、女性は、相当な痛みを伴うということです。しかし、夢を持つから臨めるということも言えます。この部分は、男性は、何もできないわけです。
しかし、そんな中で、我々の場合、直面した問題は、妻の体調の不調でした。結婚して以来、寝込むこともなく元気だったのですが、めまいやむかむか感なども起こりました。
それが、不妊治療でホルモンのバランスが崩れているところから来ていると聞くと、どこで終止符を打つのが良いのかと、考えるようになりました。
そんな意味では、女性側の体調ということが、一つのポイントとしてあります。ここの部分は、個人差がありますから、一律には、推し量れないと思いますが。
次のポイントは、「いつ、終わるのか」ということです。もちろん、子供を授かったときというのが理想だと思うのですが、そうならなかったときに、体調のことや金銭的なことが出てくるでしょう。
次のポイントとしては、治療内容の問題があります。
私たちは、結構、先生のおっしゃるとおりにということで、取り組んできていました。流産のあとのこれが最後と決めた顕微授精のとき、はじめて、「今回は、胚盤胞移植でやってみましょう」と言われました。通常のやり方より長く体外で培養するというあり方で、着床すれば、確率は、50パーセント以上の確率になるとのことでした。
私は、それをお聞きして、座っていた椅子から転び落ちそうな心境で、「そんなあり方があるんなら、もっと早く試みていただけなかったのかなぁ」と思いました。
やはり、こちら側にも勉強するということが必要と思いましたし、医師と納得できるまで、よく話し合うことも必要だったなと思いました。
さて、ここまでが、不妊治療に私たちが取り組んできてポイントかなと思ったところです。(つづく)
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