<D-1>
1-1. Decorrelated SPDの説明について、誤っているものを選べ。
ア IPsecの仕様で決められている訳ではなく、一般的な実装の1つの方法として、RFCで言及されているだけである。
イ マッチング順序を意識しないで済むように、セレクタがオーバーラップしないように各セキュリティポリシーの内容を書き換える方法があるが、書き換えたSPDをDecorrelated SPDと呼ぶ。
ウ Deccorelated SPDを使わなくても、セキュリティポリシーのキャッシュは利用することができる。
エ セキュリティポリシーのキャッシュを行わないと、パケットが入力されるたびにSPDを先頭から検索しなければならなくなる。
1-2. PFP(populate from packet)フラグについて、誤っているものを選べ。
ア PFPフラグはセレクタの要素ごとにつけられる。
イ PFPフラグがオンの場合は、SAのセレクタとして、パケットの値を使用する。
ウ PFPフラグがオンの場合は、ひとつのセキュリティポリシーに、複数のSAがリンクされる可能性がある。
エ PFPフラグがオフの場合は、セキュリティポリシーのキャッシュはパケットの値が使用され、定義されたセキュリティポリシーのセレクタは利用されない。
1-3. SAを構成するパラメータとして、誤っているものを選べ。
ア シーケンス番号カウンター、シーケンスカウンターオーバーフローフラグ、アンチリプレイウィンドウ
イ ESPの暗号化アルゴリズム/鍵/IV、AH/ESPの認証アルゴリズム/鍵
ウ ローカル、リモートIPアドレスまたは名前
エ SAのライフタイム
1-4. SAを構成するパラメータとして、誤っているものを選べ。
ア SAのバージョン
イ IPsecモード(トンネル/トランスポート)
ウ Bypass DFビット、Path MTU、Stateful Fragment Checkingフラグ
エ DSCP値、Bypass DSCP、トンネルエンドポイントのIPアドレス
1-5. ESPヘッダ、AHヘッダにあるシーケンス番号のフィールドに関して、誤っているものを選べ。
ア リプレイ攻撃を検知する為に主に利用される。
イ アンチリプレイウィンドウがスライドし、遅く届いたウィンドウ範囲外のシーケンス番号をもつパケットが届いた場合、「遅く届きすぎたパケットはリプレイ攻撃だとみなす」ことで、破棄される。
ウ AHまたは認証オプション付きのESPで、IKEによるSA構築でないと、リプレイ攻撃検知機能は有効に利用できない。
エ シーケンスカウンターオーバーフローフラグがオン(TRUE)であると、シーケンス番号カウンターが最大値に達したら、カウンターを再び0に戻し、同じSAを使い続ける。
1-6. トンネルモードにおいて、セキュリティゲートウェイがフラグメント処理を行うタイミングを選べ。
ア パケットがセキュリティゲートウェイに届いた後、SPDによって処理が決定される前
イ SPDによる処理が決定された後、SADの検索が行われる前
ウ SADの検索が行われた後、パケットのセキュア処理が行われる前
エ パケットのセキュア処理が行われた後、パケットが送出される前
1-7. Stateful Fragment Checkingフラグに関して、適切なものを選べ。
ア これがオンになっていると、すでにフラグメントされているパケットを処理するときに、もともと同じパケットが別々のSAによって送信される可能性はなくなる。
イ これがオンになっていると、元のIPヘッダのDFビットの値をそのまま使用する。
ウ これがオンになっていると、元のIPヘッダ内のDSCPフィールドをそのまま使用できる。
エ これがオンになっていると、IPヘッダ内のTOSフィールド(IPv6ではTraffic Classフィールド)を再定義できるため、QoSを実現できる。
1-8. RFC4301で新たに定義されたPAD(Peer Authorization Database)に関する説明として、誤っているものを選べ。
ア セレクタの要素の名前属性(FQDNやX.500の識別名、バイト列など)とIKEのメッセージ交換で認証する相手とを結びつけるデータベースのこと。
イ PADに保持されるデータとしては、IKEにおける相手の認証方式(Pre-Shared-Key、デジタル署名方式など)、実際の認証に必要な共通パスワード、電子証明書などがある。
ウ セキュリティゲートウェイは、IKEで相手を認証した後、SPDを検索するが、このときまずPADを検索して、セレクタの名前要素を使ってSPDを検索するのか、リモートIPアドレスを使ってSPDを検索するのか決定する。
エ PADのデータベースのキーとなるのは、相手の認証方式である。