<B-3. クラスター>


3-1. 耐障害性を考えたときの一般的な仮想環境に関する記述のうち、誤っているものを選べ。

ア 共有ストレージにアクセスできる複数のサーバーのグループをクラスターという。

イ 共有ストレージへは、iSCSIやNFSを使ってIPネットワーク経由またはファイバーチャネルで接続する。

ウ 仮想マシンを保存するボリューム(データストアー)は、各物理サーバー上に作成する。

エ VMWare vSphereのvCenterは、クラスターを統合管理するための管理サーバーである。


3-2. vCenterに関する記述のうち、誤っているものを選べ。

ア 仮想マシンが稼動する物理サーバーごとに、サービスコンソールとVMkernelが作成される。

イ ユーザーはクライアント用ソフト(vSphereクライアント)を稼動した管理クライアントからvCenterを通じて、各物理サーバーにアクセスできる。

ウ サービスコンソールはvCenterと通信し、VMKernelは仮想化ソフト自身のハイパーバイザーのことである。

エ サービスコンソールとVMKernelはそれぞれ、通常の仮想マシンがつながるポートグループとは異なるVLAN番号で管理される。


3-3. 物理サーバーAとBの2台がクラスター構成を組んでおり、管理サーバーから物理サーバーAへ通信ができなくなった。このときのトラブルシューティングに関する記述のうち、適切なものを選べ。

ア vCenterもしくはvCenterと同じネットワークの管理クライアントから、物理サーバーA内で仮想化されている仮想サーバーに対しPingを打つことで、問題がvCenter側にあるか否かを判断できる。

イ vCenterもしくはvCenterと同じネットワークの管理クライアントから、物理サーバーA内で仮想化されている仮想サーバーに対しPingを打つことで、問題が物理サーバー全体に及んでいるか否かを判断できる。

ウ 同じVLANに所属する物理サーバーB内で仮想化されている仮想サーバーから、物理サーバーA内で仮想化されている仮想サーバーに対しPingを打つことで、問題がvCenter側にあるか否かを判断できる。

エ 同じVLANに所属する物理サーバーB内で仮想化されている仮想サーバーから、物理サーバーA内で仮想化されている仮想サーバーに対しPingを打つことで、問題が物理サーバー全体に及んでいるか否かを判断できる。

<B-2. VLAN>


2-1. ほとんどの仮想化ソフトの仮想スイッチに、VLAN機能が備わっている理由として考えられるもののうち、最も適切なものを選べ。

ア サーバー群の仮想化は、ネットワークセグメントごとに属する物理サーバーを統合するケースが多いため。

イ ほとんどの仮想化ソフトベンダーは、同時にネットワーク機器のハードウェア・ソフトウェアベンダーを手がけているケースが多いため。

ウ 1台あたりの物理サーバーに搭載できる物理NIC数は、2~4枚程度であることが多く、アップリンクを作る物理NICが足りなくなるケースが多いため。

エ 仮想スイッチ内でブロードキャストドメインを分割することができるため。


2-2. 仮想スイッチでVLAN機能を利用するときに注意しなければならないことのうち、適切なものを選べ。

ア 物理スイッチがIEEE802.1Qに対応しているかどうか確認する。

イ ISLやLANE(LAN Emulation)を利用する場合は、仮想スイッチのモードを適切なものに変更する。

ウ DTP(Dynamic Trunking Protocol)を利用する場合は、仮想スイッチのアップリンクにつながるポートをトランクポートに設定しておく必要がある。

エ VTP(VLAN Trunking Protocol)を利用する場合は、ポートグループを変更するときは、仮想スイッチ側だけは設定を手作業で行う必要がある。


2-3. 仮想スイッチのアップリンクをチーミングし、それぞれ別の物理スイッチにつなげて冗長化を図っている構成がある。物理スイッチAは仮想マシンVMa、VMb、物理スイッチBはVMc、VMdのMACアドレスを学習している。ここで物理スイッチAに障害が発生したときの動作に関する記述のうち、適切なものを選べ。

ア 仮想スイッチは残った物理スイッチBへつながるアップリンクに、あて先MACがff:ff:ff:ff:ff:ff、送信元MACがVM1またはVM2のMACフレームを送出する。

イ 仮想スイッチは残った物理スイッチBへつながるアップリンクに、あて先MACがVM1またはVM2、送信元MACがff:ff:ff:ff:ff:ffのMACフレームを送出する。

ウ 仮想スイッチは残った物理スイッチBへつながるアップリンクに、あて先MACがff:ff:ff:ff:ff:ff、送信元MACがVM3またはVM4のMACフレームを送出する。

エ 仮想スイッチは残った物理スイッチBへつながるアップリンクに、あて先MACがVM3またはVM4、送信元MACがff:ff:ff:ff:ff:ffのMACフレームを送出する。


2-4. 仮想スイッチの障害検知機能であるビーコン・フロープ方式に関する記述のうち、誤っているものを選べ。

ア アップリンクが3つ以上ある場合にのみ有効である。

イ アップリンクが別々の仮想スイッチにつながっている場合は、無意味である。

ウ ある特定のアップリンクからのビーコン信号が他のアップリンクに伝わらず、かつ、他のアップリンクからのビーコン信号がその特定のアップリンクに伝わらないとき、その特定のアップリンクを無効と判断する。

エ 障害検知のために、一定時間ごとにRARPパケットを送出する。


2-5. 仮想スイッチの障害検知機能であるリンク・ステート・トラッキング方式に関する記述のうち、誤っているものを選べ。

ア 物理スイッチが対応している必要がある。

イ アップリンクごとに異なるVLANを適用し、あるアップリンクに障害が発生したときに、別のアップリンクがそのVLANあての処理を引き受ける。

ウ 上位スイッチとの間に障害が発生すると、下位のスイッチとつながっているポートのリンクをダウンさせる機能を利用して、上位スイッチの障害を検知する。

エ 障害を検知すると、仮想マシンを別のアップリンクに移動させてRARPパケットを送出する。

<B-1. 基本>


1-1. 仮想マシンに関する記述のうち、誤っているものを選べ。

ア 仮想マシンは、仮想化ソフトが設定ファイルを基に作り出す。

イ 仮想マシンの設定ファイルには、仮想マシンに割り当てる物理サーバーのCPUやメモリーなどの資源、イメージファイルの場所などが記述されている。

ウ 仮想マシンは、BIOSの画面は表示されない。

エ 仮想マシンの実体は、設定ファイルやイメージファイルなどのファイル群であり、コピーしたり別のサーバーに移動できたりする。


1-2. 仮想化ソフトはハイパーバイザー型とホステッド型に大別されるが、ソフトと型式の組み合わせのうち、誤っているものを選べ。

ア 米VMWareのVMWare vSphere - ハイパーバイザー型

イ 米シトリックシステムズのXenServer - ハイパーバイザー型

ウ 米パラレルスのParallels Desktop - ハイパーバイザー型

エ 米VMWareのVMWare Server - ホステッド型


1-3. 米マイクロソフトのHyper-Vに関する記述のうち、適切なものを選べ。

ア Webブラウザーやメールソフトといった一般的なアプリケーションと同レベルで稼動する。

イ Windows Server 2008R2の標準機能ではなく、別途オプション料が必要である。

ウ 10個のクライアント用ライセンスが付属したStandard版は15万円。

エ 汎用OSであるWindows Serverとセットで動かす、ホステッド型の仮想化ソフトである。


1-4. 仮想マシンと仮想NICに関する記述のうち、誤っているものを選べ。

ア 仮想NICは、仮想化ソフトが実在するNIC製品をエミュレーションしたものを割り当てるため、MACアドレスのOUIは、エミュレーションされたNIC製品のベンダーコードとなる。

イ 仮想NICのMACアドレスは、ほとんどの場合、仮想化ソフトが同一システムの中で重複しないように自動的に作られる。

ウ 外部のネットワークにある物理スイッチは、物理NICの先にある仮想マシンのMACアドレスだけを学習し、仮想マシンの稼動しているサーバーの物理NICのMACアドレスは学習されない。

エ ハイパーバイザー型の仮想化ソフトが稼動するサーバーの物理NICは、プロミスキャスモードで動作する。


1-5. 仮想スイッチに関する記述のうち、誤っているものを選べ。

ア 仮想スイッチは、基本的にL2で動作する。

イ 仮想スイッチは、1台の物理サーバーに複数作ることも可能である。

ウ 1台の仮想マシンに複数の仮想NICを作成し、それぞれ別の仮想スイッチに接続することも可能である。

エ アップリンクのない仮想スイッチを作ることはできない。


1-6. 仮想スイッチのチーミング機能に関する記述のうち、誤っているものを選べ。

ア 1つの仮想スイッチに複数のアップリンクを設定すると、仮想化ソフトが一定のアルゴリズムにしたがってどのアップリンクを使うのか自動で選ぶ。

イ 物理スイッチと仮想スイッチでネゴシエーションを行い、負荷分散・高速化を行う。

ウ 仮想マシンに複数の仮想NICを作って同じ仮想スイッチに接続しても、冗長性が高まらないので意味がない。

エ 障害が発生したときは、仮想化ソフトが自動で別のアップリンクに切り替える。