自身の役割を再考する~実業団TA講習会&地域イベント考察 | サラリーマン監督の、じてつく!

シーズンインに向け、チームスタッフとしてやるべきことが多々残っています。


ですが、この週末はメンバーの自主性に甘えて、自身の視野を拡げる作業に没頭してみました。
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土曜日は都内で、実業団が主催のチームアテンダント講習会。


結果待ちの公認コーチと指導員、いずれかの資格取得で不要となる講習ですが、復習の意味も兼ねて受講しました。


開始時刻の前倒しで、前日入りとなったついでに、修理で預けていた折り畳み傘を受け取り。

新品も良いですが、補修対応してくれる商品は大切にしたいと思うものですね。


会場は、赤坂の自転車会館から引っ越してきた、目黒の自転車文化センター。

新たな聖地への初参詣となりました。
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会場にはレースでおなじみの顔ぶれが、50名ほど集結。


前にはブリッツェンの広瀬GM、右にはロヂャースの小室監督という豪華布陣!


進行は小黒事務局長が、講師はJCF1級審判員の岡和田コミッセールが担当。


内容は種目共通、トラック、ロードの各レース運営に関わる原理原則でした。

基本的な内容は、同じく岡和田氏が競技規則の講義を担当された、コーチ講習と同じ。


ただしUCI国際コミッセール資格の講義内容や、JCF規則の14年度改定事項など、所々に新たな情報が。

いわゆる「120度ルール」の廃止など、トラック選手にとっては影響の出そうな内容も含まれていました。


5~6時間の講義後に確認試験、さらにアンチドーピング講習。


さすがにくたびれましたが、無事に修了証を愛知へ持ち帰ることができました。

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日曜日は豊橋で、新規開催大会を見学。


JCF所属団体のお墨付きはありません。


しかし地元出身のプロライダーや高体連の先生も、運営に参画。


愛三の選手や、ミスユニバース愛知代表(脚、長っ!)も招待されて、なかなかの盛り上がりでした。


チームの女子メンバーも参加、他チームの選手達ともさらなる交流を促進。

私も、強豪選手の皆さんと挨拶をさせていただき、ありがとうございました。


そして伊藤杏菜選手に続く次世代を引っ張る、寺田姉妹。いつ見ても仲の良さが印象的な2人です。


幼児・児童が対象のペダルレス自転車の大会も、地域の子供達が参加し大盛況。


友人が落車で負傷してしまったのは残念でしたが、短時間の滞在で大会の魅力を垣間見ることができました。
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昨年からチームスタッフがライセンス化された、JCFチームアテンダント制度。


「走るだけが自転車界への貢献ではない」

目指してきた方向性と信念を初めて認められたようで、心底嬉しく思います。


しかし資格を取ることではなく、資格を用いて実現すべきものこそ、真の目的。


そして、地方自治体や地元チームによる大会開催の取り組みは、競技の裾野拡大を考えるためのヒント。


各方面で生じつつある活動を、時空間的に点から線、面へとどのように移行させ、大きなうねりへと変えてゆくか。


微力ながら自身の役割もそこに含まれると信じ、研鑽に努めたいと思います。