なんだこれ?
って思わず
声に出してみたのね



佐野元春さんの
『VISITORS』
ってアルバムの冒頭を聴いたときの感想です




「コンプリケーションシェイクダウン」
聴いたときにね
思わずね



前回のblogで
井上陽水さん聴いて
尾崎豊さん聴いてって
ちょっとずつポップミュージック
聴くの楽しいなみたいな思春期なわけです


中学校2年でね
音楽雑誌とか読むわけ
そうするとライターさんが
いろいろ情報書いてる


それで尾崎豊の曲のアレンジは
ブルース・スプリングスティーン
だってあるわけですよ。浜田省吾さんとかもね。
どうも自分が好きなのこういうやつだぞと。

ちょうどMTVとか見始めてて
クラスのみながU2が好きなわけ
でも俺はスティービー・ワンダーがやっぱり一番なわけ。でも80年代のスティービーの曲ってやっぱり70年代のと比べるとちょい落ちるわけ。デジタルのシンセサイザーとかと合わないのかな。うんサウンドもちょっとしっくりこない。

ブラックミュージックが好きだったんです。でも80年代のブラックミュージックでしっくりくるのがあまりなかったんだよね

あんまりいなかったのね
そういうのが好きな人
周りにね


それで当時は
マイケルやマドンナやプリンスが
アイコンとしても煌びやかでね



そういうスターの中に
スプリングスティーンを観るわけ

「ボーンインザUSA」

めっちゃ流行ってて



すごい右寄りの歌なんかな思ってたら
すごい皮肉で歌ってるっていう超反体制ソングなんだけど
それをアメリカの国粋主義の人らが
自分らのテーマソングとして
歌ってるっていう
トンチンカンな現象が当時
あったの
それがまた好きになった理由でもあるのね




そのエピソードにグッと来て
それで『明日なき暴走』
これをレコードで借りて来てね



部屋でコーラだけ用意して
ヘッドホンで爆音で聴いて


なんか一曲目の「サンダーロード」
聴き終わるころには
目からポロポロ涙が出てくるわけ

そんな経験
のちにサム・クックのライブ盤とかかな


あれもヘッドホンで聴いたとき
涙とまらんくなったけどやっぱりとても貴重な経験なのよ
滅多にないというか


スプリングスティーンが
大好きになるのね
それで

その当時
ディラン聴いて
なんか通じるものもあったなぁ
特に初期は
そうするとさ
そりゃ佐野元春さんなのよ
やっぱり


こういうアレンジメントは
佐野元春さんがやってたんだと



佐野元春さんのことは
ベストテンの圏外で流れる
「ヤングブラッド」のMVで初めて知って

あれで知ってて
いま思うと
あれすごいよね
アレンジが完全にスタイルカウンシルで
MVの中でもそう書いてあるんだから
公言してるんだよね
インスパイアって形で
サンプリングだよね



大名曲の「サムデイ」もそうだよね

あれもスプリングスティーンの
「ハングリーハート」だよね
イントロな感じは。歌始まると全然違うけどね。それは90年代の小沢健二の『LIFE』もそう思ったけどね
あれに関しては寛大に見れないって人もいるらしいからちょっとわからないけどね


こういう
サンプリングみたいなのありなんだよなって
また『SOMEDAY』の歌詞が痺れるのよ
泣けちゃうの
特に"手遅れと言われても口笛で応えていたあの日"のところ
あそこがダメなのよ
俺泣いちゃうの



3枚目のアルバムまで
知ってて聴けば聴くほど
好きになるのね。3枚目はそういうロックの集大成的な作品で。そのちょっと前にNiagaraのプロジェクトにも参加して大瀧詠一さんとかとやったことが確実に財産なってるんやろうなぁって。

一曲目の『Sugartime』とかシンプルだけどとても洗練されてる。これは一枚目二枚目にはなかった感じなんだよね。アレンジとか。



めっちゃ好きですね


そっから
貪るように聴いてた中で
『VISITORS』にひっくり返るわけ
なんじゃこれと


スプリングスティーンらしさなんて皆無でしたね

早口言葉みたいなメロディがないような
打楽器のような感じ
日本語ラップの始まりと聞きます

後にトーキングヘッズとか聴いて
おーこういうことだったのか!と
驚いたけどね

こっちはまだポップミュージック聴いて浅いし、そりゃこっちの都合押しつけてしまいましたね
あとはスリッツとか
そう考えると佐野元春さんって
ジョー・ストラマー感あるかもね
彼から沢山の音楽を教えてもらいましたよ
レゲエはクラッシュからですもの
そうそう
全てのクリスマスソングで
佐野元春さんの
『Christmas Time in Blue』が
一番好きなんですけどあれレゲエなんですよね
真冬のレゲエソング
すごく批評的
途中の描写含めて
メリークリスマスを多面的に
あれ僕にとってめちゃくちゃロックなんです

ロックっていうとちょっとダサいか
なんか暑苦しいっすね
洗練されてるものやし



日本で
それこそ当時チャートに
入れて
成功して
そういう第一人者でもあって

でも本人はそれじゃダメなんだって


すぐにニューヨーク渡って

めちゃくちゃ孤独感じながら
最新型のサウンドを撮ったんだと思うんです



今聴くと本当スリリングだもの



それでそのあと
まんまスタイルカウンシル要素の
カフェボヘミアみたいなアルバムが登場する

それはまたいい曲多いですけどね
歌詞とかも感服しますもの

『インディビジュアリスト』とか
何度も何度も読んだなぁ

個人主義でしょ
新しいアレンジがスカで
スカって裏打ちで
抵抗の音楽
レゲエを早くしたスタイルですよね

抵抗なんだよな
個人でいるってことは





それで高校進学してから
高校一年のとき
俺は
佐野元春さんのアルバムが出たのよ
『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』



1989年6月リリースのね
パブロックミュージシャンと作って
音のフォーカスがばっちし決まってる

佐野元春はこういうの似合うなって
そんときは佐野元春の中の
エルビス・コステロ感を感じてね
合うなって

大傑作でした




まぁ要は
その前の2作がらどっか
無理してたんじゃないかなと


でもそれでもそこにトライすることがすごいことやし佐野元春さんってそういう人なんだと思う

そしてなんだかんだで
『VISITORS』
『Cafe Bohemia』
一番聴きましたもの



それに
今も現役でそれやってる感じがある

新しいバンドとの
パフォーマンスは
実験精神と
魂のアップデートのような
みずみずしさを感じます







それで
高校一年のときは
ずっと聴いてて

弟には説得してユニコーンの『服部』買ってもらって交互に再生してね

ずっと部屋で


中3のときに
熊本で10万人集めて
オールナイトでフェスやるってのがあってビートチャイルドかな

こちらは現地には行けないからね



雑誌であとでレポみるわけ

出演者豪華でね
ブルーハーツから始まって
途中ボウイがでて


すごいよね
この流れ





それのトリが佐野元春さんでね
日本を代表する
ロックシンガーだと思ったなぁ

このイベのトリはすごいなと





1980年代始まって
北野誠さんはとんでもない
出てきたと思ったと。
ラジオから流れてきたんだと。
あっ何か変わるぞって音に聞こえたと

ラジオの前で


『アンジェリーナ』を聴きながら
運命を託したそうです



暑いなぁ
この野朗


ちなみに悪戦苦闘しながら表現の手綱を弱めなかった佐野元春の作品に僕自身
思いっきり
ハマったのが
『COYOTE』でしたね


超傑作やと思う







ロードムービーのサントラ
のような作品たちでね


やっぱり凄いんだなって
バンドでやってるんでなく
私小説みたいな手触りで
シアトリカルで
ファンタジーさがあって
街の中で何度も再生した
この曲順もいいの
コンセプトになってて
全体で作品になってる
アルバムなんですね
そこに対する郷愁みたいなものも
感じる


ロマンチックやなって
本当に佐野元春って人は
トゥーマッチロマンティックですよ
あっそれはコレクターズか
でもコレクターズも池袋
立教大学あたりですから

やっぱりあの辺のロマンティックさですよ





そのチャレンジ精神
完全にその時のアレンジとして
鳴り響いてた


あれもヘッドホンで聴いてね
震えるほど
感動しました

そう考えたら
一生現役なんでしょうね

ビジターって
漂流者

ボヘミアンは
放浪者


ロックの
漂流者、放浪者なんでしょうね

永遠の憧れですね