映画会をはじめたきっかけは
とにかく映画を
映画館で観て欲しいってのが最初







体感として
映画ってのが
本当好きだからなんですね






僕の育った大分県佐伯市(最高の街)
僕が小学校中学校のとき
街に
サンケイ1
サンケイ2って映画館があって
母が働きに行ってたってのもあるけど
とにかく映画館によく行ってたんです
1人でも








二本立てで時間が潰せるし
それぞれ全然違うタイプの映画だと
その組み合わせがまたおかしくて





小学生の頃は王道というか話題作
そのうちクラスのみんなが知らない映画のときこそ夢中で観に行ってた


ビデオレンタル全盛期でそっちも好きだけど映画館に来る人が少なくなっていたとは聞いてて、幼いながらにどっちもそれぞれいいのにって思ってたんですよね




高校なると
大分まで映画観るために
電車乗って出かけて
また1時間位電車乗るのが
ちょっとした冒険で
好きでした



お金がないから
それで大分駅のホームの
立ち食いうどんを食べて帰るんです
それ込みで映画の記憶になってる



もうないんだけどね





俺ね
中学生の時
ロードショーって
映画雑誌によく載ってたの笑


大した文字数じゃないけど
映画の感想送ってそれで




あとアニメージュってアニメ雑誌にも
『マクロス』ってアニメでヒロインのリン・ミンメイがふられたとき抗議文書いてアニメージュに送ってね






熱量すごかったからかな
載っけてくれて

ちょっとだけなんだけどね
抜粋して

相当の怒りだったから
面白かったのかも


意外にアニメが好きだったんだよね

80年代は

まぁ
映画とかアニメとか漫画とか
ファンタジーなもの
作りものが本当に好きだった

なんかすがってたのかもね





そんときのヒーローは
ジャッキー・チェン
香港憧れたなぁ

香港国際警察の今の感じとかショックだもの

昔はカッコ良かったよと



王道だけど
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『ターミーネーター』や『ダイハード』は映画観で観ながら、ずーっと面白いってことに感動してた。
人類に対する感動ですね



『スター・ウォーズ』に
間に合ってないんですよ。僕は。


自分より少し大人の人がその興奮を語るわけ。


ブルース・リーの衝撃とかも。


だから自分の世代の。
自分の時代のってのを
探してたのかもしれません。



意外に忘れられないのが
アラン・パーカーの『エンゼル・ハート』
映画館から出てきてしばらく呆然としてた
ミステリーよりのホラー映画なんだけどね





ミッキー・ローク出てるしエロいシーンありそうやなくらいの気持ちで観に行って

デニーロって松田優作の尊敬してる人だよなくらいで観に行って

それが観たら衝撃だったんですね
とにかく嫌な感じがしてね笑

その感じがはじめてなんですよね
怖いとかそういうことより嫌な感じ

あるじゃない?
人を問い詰める系の

ホラーは苦手なようですごく好き
ちょっと違うけど
市川崑監督の金田一シリーズも
なんか暗いでしょう
あの感じがモダンに感じだんだよね

怖かったぁじゃないの
ゴシックなものとしてホラーが
好きだったんだよね





大学で上京して
東京は名画座多くて
とにかく名画座に行ってた
学校行ってバイトして映画館
いつ寝てたんやろ

僕が東京出てきた90年代初期は
ミニシアターブームもあって
世界の映画が観れるでしょ
時間が足りないわけ

やっぱりスクリーンは特別なわけ





例えば
前にアフロヘアーの人がいたら
それ避けながら観たその画像ごと
体感体験だと思って
それがめちゃくちゃ大事だと思うの

 

観終わってあそこでメシ食ったなとか
そこセットで思い出だから
それがとても大事だと思ってる

 

暗がりの中
作品と向き合うことで
映像だけでなく
お芝居も脚本も音楽の入れ方も
カタルシスの作り方や様々な感情を想起させるものがあって総合芸術の極みだと思ってるから




映画館で観るってことを
体感する
そのきっかけとして
はじめただけなんだよね




トークライブがあることで
より映画の見方がそれぞれ深まると
嬉しいですけど
まだまだですよ
そりゃ

正直
解説も批評もプロの人には全く敵わない



だから
あとはいかに
編集して自分の喋りとして
届けるか
余計な情報もすごく足す
でもそれで結局それが映画の
感想になるようにしたりして



これもまた勉強だなぁって



事前には考えていかないので
自分がどう着地させるか
それが面白いんですよね






正義と悪
簡単な二元論でなく
グラデーションが豊かな世界ってのを
理解するにも映画って手っ取り早いと思ってる
映画自体が楽しみ方
多面的ってのもある






小説読んで頭の中で映像化するその無限感も大好きだけど、むしろ映画はセリフなくても画像の中の情報量でそこに出てるもののキャラクターや心情が想像できたりもする




キング・オブ・コントで
ニッポンの社長のネタ面白いって
思えた人はそういうのがわかる人だと
思うのね
あれ最高じゃない?
俺は最高だと思った






雑な話かもしんないけど
映画観てれば面白さの
理解なんか余裕やろって




映画館が好きってのもある
あそこに人が集まるロマンが
好きなんだと思う



そこに集まった人が
作られた物語を一点集中して
観てるってことが好き
その現象が平和的で好きなのかも



これからも
やらせてもらえるなら
やりつづけたい





この日
この時間
映画館行くんで
よかったら一緒にってのも
不定期でやります



これはもともと
Twitterでやってたんです

ゴッドタンの
『キス我慢選手権MOVIE』が
本当に面白くて
でもフィジカルに笑う人が少なくて
これは沢山の人と観に行って
みんなでゲラゲラ笑った方がいいなぁって
募集して
25人くらいで観たんだけど最高に面白かった

終わって残った人とメシ食いながら
佐久間さんも劇団ひとりさんも天才やなってダラダラ喋って

なんかそれも楽しかったんですよね

10/4明日
朝一の回
新宿で
『メイキング・オブ・モータウン』
観にいきます
よかったら一緒に

10/16
名古屋
伏見ミリオン座にて
『フェアウェル』

11/11
別府ブルーバード劇場
『ブックスマート』

KAN

『よければ一緒に』