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超絶いいコラムですね
読んでて涙出ました
もう随分前になるんですが
サザンオールスターズの
配信ライブを観たんです
横浜アリーナのですね
観てほんとによかったです
めちゃくちゃ不安でした
あっコロナですね
コロナ禍で仕事が見事に消えていくんですね
スケジュールから自然と
いつのまにか消えてる
いつからか
お笑い芸人としての
自分ってものにどこか
卑屈になってたところで
まだ必要としてくれてるところある
ならばがんばろうって感じでしたから
その必要としてくれてるところがなくなって
ものすごい不安が襲ってくるんです
ありがたかったのは
ラジオ番組があって
喋れるところがあったんですね
リモートで家からですが
それでもリスナーとのやり取りができて
すこしだけ気持ちが和らぐっていうか
それは本当助かりました
それと
スナックよしもとね
そういうオンラインの企画を
よしもとが作ってくれて
日本中の顧客とゆっくり話すという
めちゃくちゃ楽しかったですね
それ
あれなかったら
どうしてただろうって
精神的にヤバいってんで
旧友が家まで来てくれて
一緒にご飯食べてくれたりね
わざわざ公園まで連れて行ってくれて
これからの人生について語って
お互い48歳だから
向こうも会社でいろいろあるんかなぁ
そんな悩みを聞いて
自分も吐露して
本当ありがたくて
昔、小さな銀座の劇場
銀座7丁目劇場ですね
若手時代そこに出てたんですね
そこの構成とか
作ってるスタッフだった方と
偶然出会ったんですね
お笑い関係はもうやめて
違う仕事してると
そこに至るまでのいろんな話し聞いて
人生いろいろなんだなぁって
それもなんで会ったかって
俺が街を徘徊してたからなんですけど笑
ウォーキングって言いながら
ただただ目的もないのに
ひたすら歩いて
疲れたら
その場でボーッとしてた
なんか身体動かさないとヤバいと
思ったんでしょうね
映画や音楽は
観たり聴いたりできなくて
もちろんテレビもね
ちょっとつけて
すぐ消したりして
そんな時に
サザンオールスターズが
無観客で有料配信のライブをやると
横浜アリーナで
そん時
舞台の裏方さんとかも
仕事がなくなったって聞いてましたから
スタッフのためってのもあったんだと
思うんですね
サザンは影響力が大きいですから
こういうやり方
こういう取り組み方すればいいんだよって
ヒントにもなるなと思ったんですね
ちょうどうちの会社が
劇場から無観客配信とか
してくれて
なかなかネタを無観客で
やるのは難しいなとか
それを有料にしないと
芸人さん
スタッフさんの給料賄えない
赤字のままだと続けることは
できませんから
有料配信するにしても
どんな内容で
どんな演出で
やるのがいいのか
投げ銭だったりいろんな
選択肢あるには
あるけど
あまり直接課金をそれまで
やってなかったりすると
やっぱり
さぁはじめましょうってできない
まだ大きく有料配信ってのが当たり前ではなかったんですね
そんな中
サザンオールスターズみたいな
国民的バンドがやってくれる
大きな前例になりますものね
その日
お世話になってるテレビ局の方が
食事誘ってくれてて
ありがたかったですね
多分こいつダメだって思ったんでしょうね
なんか元気つけようみたいな
優しいな
本当に
そんな優しさなのに
サザンの配信ありますよ
それ観ながらご飯食べましょうよって笑
無茶ぶりで提案して
それでいろいろあって
五反田のレンタルルームで
男2人でサザン観ながら
お弁当食べるっていう
なかなかない状況で
でも
それがめちゃくちゃ良かったんですよね
メンバーが出てきて
一曲一曲やることに
これはこんな思い出あるとか
演出も派手なんで
お互いそれについて語りながら
自然と途中から2人とも口ずさんだりしながら
昔から聴いてたはずの曲が
なんだかこの日は随分沁みたりして
いつものちょっとエッチな演出もあって
桑田さん映してすぐに原由子さん映すのとか
なんか免罪符みたいやなぁって
それでまた曲はじまったら
2人でテレビの前で歌うわけです
なんかね
ありきたりですが
元気になるのね
それと
エンタメの凄まじさを
同時に観ていた人と
SNSで共有しながら
体感できたのも大きかった
お祭りを楽しんでる感じでね
宮崎アニメをテレビで
観てるときみたいな
一緒に観ていた方も
エンタメ作ってる方だから
尚更意識しちゃって
改めてすごいバンドだなぁって
やっぱり必要なんですよね
エンターテインメントってものが
緊急時に
必要ないものって
言われるけど
それこそ保証の問題とかで
娯楽ってのは軽んじて
位置づけられるけど
ずっとそういうものに
支えられてきたんですよね
もちろん生活あってのことなんですけどね
それは当然なんだけど
だからこそ芸とかがめちゃくちゃ好きなんです
その役割を
引き受けるってことに
めちゃくちゃグッときて
みんなのうたってのがね
そんなに好きじゃなかったときもあったんです
その前の学生バンドの延長で
洋楽ね
海外のオーバーシーの音楽を
いかに日本語化するかってのに
純粋に挑戦してた桑田佳祐が
とにかく好きでしたね
アルバムとか聴きながら
これはあれっぽいなとか
ここのワンフレーズだけ
あれ意識してるのかなとか
海外のバンドに対しての
憧憬が含まれながら
日本でしか生まれなかったバンドとして
異様なポピュラリティーを含んでて
発想も情報量もセンスも桁違いなんだけど
どこかアマチュアバンドっぽさも
あって
そういうところが魅力だなと思って
『KAMAKURA』までの
サザンオールスターズが好きだったんですね
平成の始まりとともに
CDってのがすごい売れるようになって
サザンは
みんなの
サザンオールスターズになったわけじゃない
それはそんとき
ちょっと寂しいわけです
だから別物として聴いてたの
平成からのサザンは
多くの人のもの
俺が好きな桑田佳祐さんは
ソロ作品とか
『孤独の太陽』
めちゃくちゃ聴いたもの
でもサザンオールスターズって
年月を重ねるごとに
こうじゃなきゃだめじゃなくて
いろんな側面で楽しめる存在になってた
だけで
それにようやく自分が気づくというか
その上で国のピンチじゃないですか
その時にこうやってエンタメとして
やる
ドリフオマージュとか
20時に始まったからかもだけど
連発してて
それこそ
『勝手にシンドバット』との
エピソードもあるし
やっぱり志村けんさんのこと思い出して
あの方もそれを引き受けてくれてたんだよなって
時代時代で
芸やエンタメで
楽しませて来てくれた人たちのことまで
思い出したりして
いろいろ経て
ここに立って
ありがとうありがとうと
言ってる
サザンオールスターズが
めちゃくちゃカッコいいなって思って
歌詞なんて意味ねぇくらいに
嘯いてた人が
わざわざ歌詞を変えてね
そういう言葉がどれだけの人を救うかさ
そういうのわかってるわけ
それは音楽じゃないって言われたら
それまでなんだけど
でもそれも僕にとっては
音楽的なんですよ
"いま何時!"
が例え意味がないとしても
リズムや響きとしての快楽として
ナンセンスなフレーズとして
心地よく残るの
辛くて悲しいとき
全然関係ない歌
口ずさむときない?
無意識に
明治時代の
おっぺけぺー節とか
そんな感じだったのかなって
サザンオールスターズは
そういう存在なのかもしれない
いやそれだけじゃないんだけどね
そこがまたすごいんだけど
この大衆芸能的な感じがね
たまらなかったなぁ
“人生は世の中を憂うことより
素晴らしい明日の日を夢見ることさ
愛する人よ "
いつの日か会えるなら
やり直そう
まだやれるって思ったのね
まだまだまだまだ
俺やれるわって