劇場版「東京タワー オカンと僕と、時々、オトン」を観る。
まったく正しい映画だった。
松尾スズキの脚本も、松岡錠司の演出も、完璧な配役と役者の芝居も、エンディングに流れた福山雅治さんの歌も、そしてロッキンオン門間氏が総力をあげてやったであろう「CUT」の東京タワー特集も。
すべてがすべて正しかった。
でもあまりに正しすぎて、その感動にのまれなきゃいけないような気がして、恥ずかしくなって、なんだか分からないが、サンプルDVDのボタンを止めて、AVを観てオナニーをした。
なんでこんなこと書くのだろう僕は。
そんなことがここで求められてるわけでもないのに。
でも僕はなんだか気恥ずかしくて、終わってみんなのように「お母さんありがとう!」なんて言うのが、なんだか嫌で、僕はひとまずオナニーをしたんだ。
それでも僕は泣いた。
でもきっと劇場にこれから行く人とは違う場所で泣いたと思う。
だからそこはどの場面かは書かない。
僕と妻の間に産まれた、僕らの子は僕や妻のやがて必ずやってくる「死」をどううけいれるのだろうか?
そして僕たちが生きていたことを、そのことを、後世へと語り伝えていってくれるのだろうか?
なんだか親子ってもの、続いていくってこと、そんなことをボーっと考えた。
俺はリリーさんとほとんど同じ境遇で育った。
4歳のとき位に借金残して、女と親父は蒸発した。
貧乏で何度も死にかけた。
でも悲観するより、なんだかたくましく生きていた母さんの姿しか覚えてない。
母が母でありながら女であったという経験、僕にもあった。
捨てられるって直感で思って、母の恋路を邪魔したこともある。
あぁ・・・きっと、母さんはこんな風に停止ボタンを押してオナニーしてるような男を馬鹿だと笑うんだろうなぁ。
あと、その昔僕が衝撃を受けた一言。
長渕剛さんが言った
「愛ってねぇ・・・・めしを食わせることなんだよ」
を、思い出した。
そういえば長渕さんも九州だ。
九州の母はやたらとめしを食わせたがる。
だれからかまわずめしを食わせたがっていた母さんをうっとうしいなぁっと思っていたこともあったな。
母さん元気かな?
意味もなく電話でもしてみるか。
きっと相変わらず馬鹿な息子と思っているんだろうなぁ。
でも相変わらず馬鹿なままなんだが。
母さんのメシ食いたいなぁ。
あったかい母さんのメシが、食いたいな。
大谷ノブ彦へのメール
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