この映画は中国映画なんですがカンヌ取っているんですよね。
自分が思う映画の面白みがたっぷり詰まっています。
戦争映画ではなく、一級の人間ドラマです。
まさかこれ観て単純な反日映画と言う文化的レベルの低い人は少ないでしょうが、おそらく観た人のほとんどが理解に苦しむのが、クライマックスの日本将校の蛮攻の理由であろうが、自分は戦争なんぞそういうものなんだと思います。
その行動に善も悪もなく、ふとしたきっかけで狂気のスイッチが入るから「戦争」は低レベルな、そう低レベルな人間の表現方法なんだと思うのです。
どこか滑稽な登場人物を最後の最後、救いのある画で終わるのは、そんな人間の愚かさと逞しさが入り混じっていて、凄くいいなと思いました。
どうでもいいけどブッシュや安倍さんってこういう映画途中で寝そうじゃない?
僕の大好きなミスターヘルシア香川照之さんも素晴らしい芝居を見せてくれます。
主演の人が監督ですが、彼は「覇王別姫」のとき、共演のレスリーチャンにボロカス言われてましたが、中国映画の良作にかなり出演してるところとこの映画一本で相当信用できるなと思いました。
プロットを優れた脚本家3~4人で、筋に悩むと全員でアイデア出し合い、一番いい人のを選び、次の筋を立てていくという手法は黒澤明さんもやっていたことらしいですが、やっぱり丁寧で見応えがあります。
今の邦画にめちゃくちゃ欠けてる「性」と「食」があるのが、凄くいいですね。
いいもん観たなぁ、としみじみ思いました。
いい映画です。
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