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旧DMX Blog

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text=本田 雄一


アメリカ西海岸のポートランドという街を見てきて、ある一つのことが思い浮かんだ。


それは、「アーティストのシェアアトリエを福岡につくる」ということ。


この記事で書いた通り、ポートランドには全米から多くのアーティストやクリエイター、そしてその卵たちが移り住んできて、一般市民にとってもアートが生活の一部になっている。


独立系最大級の広告代理店「W+K」が本社を構え、3人のヘッドのうち2人はアート&クリエイティブ出身だったり、巨大な倉庫を改装したPNCAという美大があったり、街のあちこちにギャラリーや画材屋さんがあったり、と環境が整っているのだが、


そもそも人がこの街に集まるのは、街がコンパクトで動きやすく、食べ物がおいしく、山や川や海といった自然も近い環境、そして身の丈にあった生活をしやすい環境があるから。


しかし、これはすでに成熟したポートランドを言い表しているに過ぎない。


話は飛ぶが、ニューヨークのSOHO、サンフランシスコのSOMAなど、倉庫や工場街だった廃れたエリアをアーティストが安く借りたり、スクワット(不法占拠)されたりして、アトリエとして使うようになり、人がどんどん集まり、いつのまにかギャラリーやカフェができて、終いにはデベロッパーが目を付け再開発をして、高級エリアになってしまうというケースは世界中どこにでもある話だ。


ポートランドのパールディストリクトは、デベロッパーが早期から気合いを入れて作り上げたので、多少成り立ちは異なるが、アーティストやクリエイターの存在がエリアを活性化したことは間違いない。


日本でも近い例はあるのだが、廃れた倉庫街が都心にほとんどないし、家賃もそこまで安くなく、不法占拠したらすぐ捕まっちゃいそう、というわけでなかなか難しい。




そんなとき、中央区平尾にある倉庫と出会った。




天神からも歩いて15分圏内、120坪のボリューム。久々に刺った。


友人の建築家を始め、何人かのサポーターと協力し、ここでアーティストのインキュベーションアトリエ兼クリエイターのシェアオフィスを立ち上げることにした。(ちなみに、シリコンバレーで得たアイデアもスパイスとして入っている。)


熱い想いはまた後ほど書くとして、3月下旬の入居開始を目指し、近日中にサイトを公開する予定。興味のある方はinfo【@】dmx-j.comまでどうぞ。


text=平位

福岡R不動産営業メンバーの実態についてこのブログで徐々に明らかになってきた今日この頃、企画チームも負けてはいられません。と言ってもリノベーションや古ビル再生の提案、新規事業の検討からはたまたシリコンバレーへの遠征まで守備範囲(攻撃範囲?)は広いものの、実際に日の目を見ないこと・水面下で動いていることが多いのでその実態はなかなか明らかにできず。

一言で説明するのは難しいのですが、福岡に暮らす人や不動産に関わる人が、より自分らしく楽しいライフスタイルを送れるように、小さな種蒔きをしているという感じです。(もちろんいつか大きな花を咲かせたいという野望を持って!)

軍艦島
時にはこんなところに上陸することも!?
・・・すみません、これは個人的な趣味です。


そんな中、その種蒔きの一つ、前回このブログに書いた平尾のリノベーションはいよいよ完成間近となりました。もうすぐ物件紹介のコラムもUPされるので楽しみにしていてください。

リノベーション

すっかり解体された部屋、さてどんな空間になっているのでしょうか。どんなが暮らしが始まるのでしょうか。


そして先週末、小雪が舞う中でまた一つある場所が新たなスタートを切りました。

起工式


上人橋通り、薬院六つ角にほど近い小さな敷地に建つのは2階建てのテナントビル。まだ何色にも染まっていないこの場所でなら、背伸びせず、自分らしいお店を作っていけることでしょう。
竣工は少し先の6月ですが、15坪前後の場所をお探しの方は、お気軽にお問い合わせください!

上人橋通り

場所は中央区今泉、周辺には個性的なお店がたくさん。

たとえ建物の規模は小さくとも土地のオーナーさんにとっても、お店を出す方にとっても、大きなチャレンジ。そして、建物が出来て、お店が出来て、お客さんが来て、そこからが本当のスタートです。私たちが関わるのは建物やまちの歴史のほんの一部ですが、ここから始まる物語が人々の笑顔あふれるものになることを想像(妄想?)して、心躍るシゴトをしています。

何もない土地や古いビルを見てにやにやしている人がいたら、それはDMX企画チームかもしれません。
text=長谷川

ついこの間、新年の挨拶をしたかと思えばもう2月。

雪が降った数日前とは一転。昨日週末は立春を想わせる青空が広がり、気持よくお出掛けをされた方も多かったのではないでしょうか。

そんな人出賑わう天神の街を横目にカフェでカチャカチャとキーボード叩いてます。長谷川です。

さて、今回は福岡R不動産営業チームのひとつのチャレンジについて。

R不動産のサイトでは新しく物件がUPされると新着物件の目印ピンク色の「NEW」マークがついて一覧のトップにずらりと並ぶわけですが、「最近新着多くない?」と感じて頂けた方がいれば嬉しい限りです。


そう今ココで、「今年は物件紹介しまくります」宣言!致します。

具体的な目標は年間450件。
(ちなみに昨年は約300件でした)

1日換算で約1.23件のペース、これは舞い散る桜の花びらのようにピンクの「NEW」マークがサイト上でわんさか賑わっているはず、ということで今年は個性溢れる物件をよりたくさんご紹介できるようにこのチャレンジに邁進していきます。


街でこんな光景を目にしたらそれは僕です。ヒザがいいでしょ。



そして、話は変わって現在DMXでは期間限定で平均年齢が下がっています。

2月からインターンで来てもらっている三井くん。


なかなかのクールガイではありませんか。


そもそも最高齢も30代前半、とまだまだ若いメンバー?!のつもりですが、少数精鋭チームとしては新しい人が来るととても新鮮です。

慶應大学を卒業して、4月からは九大院へ。縁もゆかりもなかった九州は福岡へ単身乗り込んできたというアクティブな三井くんに刺激を受けて、これは僕も重い腰をあげずにはいられません。

とにも縁がないからこその視点や意見で、福岡の街に対して感じたことをたくさん聞いてみて、新たな発見を見出していきたいと期待しています。

(hase)
text=カタオカ

R不動産の物件詳細ページに入ると、物件の細かい情報を記載した紹介文があります。




まずアイキャッチとなるのは写真。

まあ、時々変なタイトル付けてる人もいるので、そこがフックになって覗いてみるというパターンもありますが、ほとんどのケースはまず見た目ということになります。

ビジュアルが気に入ってもらえたら、賃料などの条件を確認し、間取図を凝視。そこから飯食って、風呂入って。しょーがねー、紹介文でも読んでみようか、という流れでしょう。実際、目線の優先順位的には最後の方に甘んじてます。

しかしながら、買う、借りるにあたって最も情報量が詰まっているのは当然ここ。

期間限定で貸してます。
セットバックが必要です。
店舗だけど飲食店はできません。
著名な建築家が設計した物件です。   など

そもそも写真では伝えきれない情報ですし、重要なポイントが隠されてたりするので軽視はできません。


ちなみに、スタッフの間ではこの紹介文のことを「コラム」とスタイリッシュに言い換えており、僕は「ポエム」と呼んでいます。

最高のパフォーマンスを魅せてくれた物件に敬意と感謝を込めて捧ぐ一遍の詩。

故に、ポエムを書くにあたっては精神の安定こそが必須条件であり、それを得られる環境というもが非常に重要になります。

オシャレな僕は大体ハワイで書いているのですが、ハワイからでは物件の案内に行けないとクレームが殺到、吊るし上げを喰らった結果、ハワイの次にオシャレと予想したカフェ以外ではポエムが書けないカラダになってしまいました。

そんな中、最も精神的な安定が得られるカフェは何処なのか?
ふと湧いて来た疑問ではありますが、当ブログのネタに困っていたタイミングと合致し、今回調査をしてみようという試みに至った訳です。

女子もドン引のカフェ巡りの結果、個人的には適度な雑音があった方が書き易いということが判明したので、今回はメジャーな3店に絞って調査を行いました。もちろん、個人的な感想です。

では、始めます。



S店(今泉のCCCあたり)


シアトルスタイルを確立し、世界規模で展開するチェーン店。
当初の予想では僕が悟りを拓くに間違いないであろう場所とされ、事実、筆も進んでいます。

が、ふとした瞬間にその衝動は訪れました。


タバコ、吸いたい。。


喫煙者にはその気持ち、ご理解頂けると思いますが、一旦タバコが脳裏を過ると。これはもうどうしようもない。

次第に筆は止まり、気づけばエアースモークキングで隣の人に息を吹きかけている始末

これはいかんと外のベンチに腰掛けてはみたものの、薄雪舞う極寒の国体通りでは完全に思考停止。

ホットコーヒーに薄氷が張る危険な環境下でも黙々と仕事をこなす。


これではポエムどころの話ではありません。




T店(今泉のD11向かい)


S店と同じく各国にファンを持つ大手で、自動車ショールム内店舗など特徴的な店舗も手がけるT店。
ここは喫煙席もあることから、ポエムを書き始めるまでのアプローチは非常にスムーズ。


が、ふとした瞬間にその違和感は訪れました。

オシャレな僕がオシャレなこの店でオシャレなMacをカチャカチャやってるとクリエイターっぽくなってしまうということに気づいたのです。

その時、既に事件は始まっていて、僕をクリエイターと勘違いした女子達からは無数の熱視線。

このまま悦に浸り、フェロモンをまき散らせればポエムはおろか彼女までできてしまうという状況を目前に思考はポエムから女子達へ移行します。

ちょっと斜に構えてみたり。悩んだフリをしてみたり。

男前なポージングと仕事の両立をはかる。まさに文武両道。


ポエムどころの話でないことは取材に同行してくれたインターンの三井くんはおろか、手元のコーヒーカップですら感じ取っていました。




V店(地下鉄空港線「赤坂」駅近辺)


リーズナブルな価格設定がうれしいチェーン店。
V店に行く事を「ベロリンちょ、する?」と言うことが若者の間で定着している程のスタンダード。

席に座り、コーヒーを含んで、ほっと一息。
学生時代から幾度もお世話になった空間だけに言いようのない安心感に包まれています。



「はっ!?」

気がついたのは夜でした。
どうやら寝ていたようです。

コーヒーショプを同日3店をはしごし、過剰にカフェインを摂取しながら、寝てしまった僕を我ながらどうかとは思いますが、ひと休みの後、遂に覚醒した芸術が爆発を始めます。

怒濤のブラインドタッチ以て、ポエムは僅か6秒で完成。
デキる男は時間にシビアです。

破竹の勢いでフィニッシュワークを行う。趣味は滅私奉公。


エモーショナルを凝縮し、紡ぎ出したポエム。
物件を讃える素晴らしき賛歌となったことは言うまでもありません



というわけで。非常に個人的な見解ではありますが、
ポエムをしたためるににあたってはV店が圧倒的に有力!という結果に。
むしろ、僕に限ってはV店で書くことがほとんど。ちなみに、赤坂店限定です。


こんな感じで、まあ、最後は集中力の都合で雑な締めくくりとなりましたが、いかがでしたでしょうか。
ご意見ご感想は勿論いりません。

一部フィクションも混じっておりますが、1割はホントの話です。


結局のとこ、言いたかったことはこれだけ。

みなさん、物件の紹介文も読んでくださいね!!!



(カタオカ)
まだまだ寒いですが、最近コンビニに漂うチョコの匂いに、密かに幸せを
感じている松田です。


さて今回は、別府の静かな住宅街で大好きなものに囲まれて始まった、
素敵なママさんの挑戦を紹介したいと思います。


サイトでは「階段登って、WELCOME」のタイトルで、募集させて頂きました。


何処となくアーリーアメリカンな外観が可愛らしい古いアパート。
その1階に、こんな風にまとまった空間があるのも珍しいのですが・・・

更に、不思議だったのはコチラ↓



中は3つの空間に分かれており

大きい部屋と小さい部屋。その間に小上がりになっている和室や水周りが集まっていると言う、なんとも変則的な間取りでした。
(駄菓子屋さんをイメージ頂くと分かりやすいかも知れません)

内装も昔ながらの素朴な事務所のまま。
だけど柔らかい光の入り方が、とても心地良くて。



さっそくお問い合わせ頂いたのは、雑貨販売&カフェができる店舗を探していたご夫婦でした。

そうして誕生したのが、colon(コロン)さん。

海外で買い付けた雑貨やグリーンを中心に、毎日の生活シーンにプラスするだけでHAPPYになってしまうモノ達に出会えるお店です。



味気なかったアルミサッシを、あたたかい木の建具に交換。


大きい方は販売スペース。

小さい方をCAFEスペースに。


ここでは手作りのケーキや飲み物を頂くことができますが、1月からは限定の「体にいいランチ」も始まりました。
(完売が続いているようですので、グループで行く時は予約がおすすめ)

ちなみにお料理を提供して下さるのは、ご近所でマクロビオティックの料理教室をされている先生。
たまたま出会って、トントンと話が進んで・・・その展開の速さにびっくりしつつも、女性同士だからこそ分からなくも無い展開。


ええ、いくつになっても言っちゃいます。それがガールズ・パワー。


そして、お気付きでしょうか?


店舗を始める上で、内外装のイメージもとても大事ですが、それ以上にお客さんをワクワクさせるのがディスプレイ。

シンクの横、玄関先・・・連れて帰ったお気に入り達をどう配置するか?
そんなヒントも沢山散りばめられています。



もちろん母親と言う立場でお店を運営する中では、家事や育児など日々のタスクも倍増して、大変な日もあると思います。

でもターゲット層と同じ主婦だから、女性だから分かることも。

「日常のちょっとした潤いを 日常の延長線上では、えいっ!と頑張らないと
生まれない時間を使って生み出す」

そんな姿がなんとも格好よく見えました。



まだまだ試行錯誤だらけで・・・とはおっしゃるものの、もうすぐ開催される糸島マルシェへも初出店予定だとか。



週末の予定が決まっていない方は是非、行ってみて下さい。


「好きなことだから頑張れる」
そう話してくれた幸美さんの、一生懸命な笑顔にきっと出会えます。


-店舗情報-
colon(コロン)
add: 〒814-0104 福岡市城南区別府5-10-15(P有)
tel: 092-844-7084
open:10:00~17:00(金・土~18:00/日祝休)
blog:http://ameblo.jp/colon-f/



(松)


スタッフ全員でブログを書き始めて、今回から2週目。外見でも年齢的にも新卒に見えない新卒の坂田です。

今回は先日行った福岡のリラックスエリア「糸島」について。

海のイメージが強い糸島ですが、あえて山へ。
山と言っても標高365mなので丘と言った方がいいのかもしれません。

福岡R不動産でも登山部ができるとかできないとか噂がありますが、フライングして登ってきました。



手前の家に隠れてしまっていますが奥の山が登った可也山。

365mなのでピクニック気分で登りに行ったのですが、これがなかなかのハードさ。開始10分で早くも息切れが。毎日自転車に乗っているので、もう少しできると思っていたのですが、自分の体力の無さに驚きました。




しかも、寒いと思って着込んできたせいで、真冬なのに汗だくに。登っているときは暑いのですが、休憩すると汗が冷えて反対に寒く、体温調整が難しい。

そんなこんなで1時間ぐらいゼイゼイ言いながら登ると頂上からは頑張ったかいがあったと思わせる風景が。山から海を眺めるこの風景、やっぱここは糸島なんだなと感じさせます。


 

そして、頂上で食べるご飯うまかった。普通のコンビニのおにぎりだったのですが、いつもと違いました。

山を下りた後は、温泉に行って山登りの疲れをとって、その後はカキ小屋へ。

 
 


糸島の冬といったらやっぱカキ小屋ですよね。
この日はお酒の飲めない友人が車を運転してくれていたので、気兼ねなくビールを…。

生ガキもサービスでもらい、イカ、タコ、エビ、サザエ、ハマグリ、アワビ…と糸島の海の幸を思う存分味わいました。

山へ海へ温泉へと自然を満喫できる糸島。こんな場所が街中から車で30~40分で行けるとは、やっぱ福岡に帰ってきて良かったなと思わせてくれる1日でした。

そうそう、言い忘れていましたが、山に登るときはちゃんとした登山靴で登った方がいいですよ。普通のスニーカーで登ると滑って危ないですし、とても疲れます。

(さかた)

text=本田雄一

アメリカに来て早いもので2ヶ月になりました。
カリフォルニアの気候は夏も冬も過ごしやすく、ほぼ毎日快晴という素晴らしいもので、悩みなんかなくなっちゃうというのも納得です。特に今年の冬は雨が降らず、シリコンバレーに住んで2ヶ月間、一度も傘を持ったことがないくらい。


さて、福岡R不動産コラム・海辺特急でも「【番外編】アメリカ・ユタ州発、学生の手で作る住宅の話」という記事を書きましたが、今回はアメリカの寄付の文化について書いてみます。

上記コラムで書いたのは、ユタ大学・建築学科大学院の課程にて、実際に学生が住宅を設計から施工まで行うプログラムについてでした。こうして作った住宅は、ネイティブアメリカンに寄付されます。そして、そういった目的があるからこそ、このプロジェクトには企業から資材の寄付や、ユタ州の富裕層からの寄付が集まり、それのおかげで成り立っているのです。

アメリカに来て気づいた日本との大きな違いの1つがこの「寄付の文化」でした。重要なのは、寄付そのものではなく、「日常的に富裕層・成功者が貧困層や若者を助ける文化」です。知っている人には今更かもしれませんが、日本では震災や特定の出来事・イベントに対しての寄付はありますが、「日常的」でなかったり、「特定」であったりします。

僕が滞在したユタ州パークシティという町は、スキーリゾートがあるため、富裕層が多く住んでいるそうです。人口7000人程度の小さな町ながら、町にはいくつもの美術館やギャラリーがありました。

この町に住む友人(町に唯一の日本人住民らしい)はデザイナーとして独立しており、年に何度かDonation Party(寄付パーティ)と呼ばれる美術館が開催するイベントに作品を出展しているそうです。Donation Partyでは、若手デザイナーを中心にとした作品を一同に集め、オークション形式で富裕層を中心とした住人が落札していきます。この売上はざっくり半分がデザイナーの収入となり、半分が美術館の収入となります。

重要なのは、
・若手デザイナーの作品を「買う」ことで彼らを育てていること
・売上の一部は美術館の運営経費、つまり寄付となること
・富裕層はこのパーティそのものを楽しんでいること

独立当初の食えないデザイナー・アーティストが育つ環境がしっかり文化によって確立されているのです。(もちろん結局食えない人もいるでしょうが)


今年はこんなのを作ったらしい(笑)


また、僕が住むシリコンバレーでは、GoogleやfacebookなどIT企業が多く、起業して成長した会社を数億円~数百億円で売却した富裕層がたくさんいるのですが、彼らは次の世代(基本若者)が起業するときに、エンジェル投資家になったり、メンターになったりして、成功することを助けています。(これをシリコンバレーのエコシステムとも呼ぶ。)この文化も、種類は違えど、「富裕層・成功者が貧困層・若者を助ける文化」そのものです。

つまり、なにが言いたいかというと、こういったアメリカの良い面はどんどん日本に入ってくると、いいなーと。

今年のプロジェクトで、福岡にギャラリーとスモールオフィスとレジデンスという複合ビルのプロジェクトを企画していますが、そこにもこんな文化を取り入れられれば、と。
密かに「廃墟写真部」を立ち上げようとしている
DMX企画の平位(ひらい)です。

西に使われなくなった車両基地があると聞けば車を走らせ、
東に閉園した遊園地があると聞けば電車を乗り継ぎ向かう
私にとって、その場所のかつての賑わいに思いを馳せ、
現在の荒廃っぷりとのギャップを噛みしめることこそ
至上の快感。

と、書いておいてなんですが
自分の大切な建物がこんな廃墟マニアの餌食になるなんて
考えただけでも恐ろしいですよね。
というわけで(?)
只今DMXでは、中央区平尾でリノベーション企画進行中です!

door

たとえ建物自体は古くても、きちんとメンテナンスをして
ライフスタイルの変化に合わせて間取りや設備を変更すれば
心地よく暮らせる場所であり続けることはできるのです。


築37年、ダイニングの先には畳の二間、お風呂はバランス釜、
初めて見に行ったときなぜか便器が転がっていたこの物件。
(と言っても怪しい事件が起こったわけではありません。)

room


それでもあたたかく光の差し込む部屋の中で、
新しい住人を待ち望む声が聞こえたような気がしました。
(もちろん実際に声は聞こえていませんのでご安心ください!)

kitchen


天神や博多まで自転車圏内の平尾という立地は
生活の便利さで言えば申し分なし。

古いものを活かしつつ、スパイスを足して
もちろん快適さも諦めないように。

リビング広めの1LDKと、1DKの2部屋に住むのは
料理好きの夫婦か、はたまたこだわりのあるクリエイターか…
この建物の今後が、なんだか楽しみになってきました。

リノベーションが終わり次第、入居可能になりますので
気になる方は福岡R不動産サイトをチェックしていてください!
(2月下旬完成予定です)

皆様、あけましておめでとうございます。
今年もDMX&福岡R不動産をよろしくお願い致します。

今回は、気がつけば30代、そして古株になってしまった長谷川がお送りします。

昨日から、いよいよ2012年の仕事はじめ。

「福岡-シリコンバレー」間でのスカイプミーティングから新年のスタート。便利な世の中になりました。その後スタッフ全員で警固神社へ初詣に出陣、気持ちも新たに今年も自分たちらしく突っ走ります。

そして、私。毎年、個人的な「目標」をひとつ掲げているのですが、今年はこれ!

長谷川、今年は走ります!!

週に一度のランニング。まずにも健康な体は一番の資本。2年前の冬、寒さとの葛藤に負け挫折したあのRUNを今年は復活。幸いにもその2年の間に立派な公園の近くに引越もしたし、まずはカタチから!(笑)ということでウェアも一式新調済み。

あわせて密かにスタッフを巻き添えにして登山部も計画中ですが、こちらはこのブログをUPした後に静かにスタッフの反応を待ってみることにします。

(誰にも触れられない気がしますが・・・)

とにも公私ともに2012走り続けます。

そして話は変わりますが、昨年12月に東京R不動産を立ち上げたディレクター陣が本を出版しました。

東京R不動産のフリーエージェントスタイル「だから、僕らはこの働き方を選んだ

建築でも不動産でもなく、なんと「働き方」の本。

実際に僕たち福岡メンバーも同じフリーエージェントスタイルで働いているので、フムフムそうなんですと実に共感を覚えてしまう内容、とは言え改めて変な会社?!(笑)とにやけてしまいます。

シゴト価値観的にも面白い内容だと思いますので、よかったら是非読んでみてください。

というわけで、2012年もどうぞよろしくお願いします!


2011年も間もなく終わりますということで。

いかがお過ごしでしょうか。

あんなことあったなー、
こんなこともあったなー、なんて。
あまり思い出したくない思い出を振り返ってみてください。
吐きたくなりますね。

片岡です。

ちょうど年の瀬に順番が回ってきたので、
今年の物件を振り返りながら締めにしようと思います。

我々DMXが運営する「福岡R不動産」が2011年に新規で掲載した物件は300ちょい。

以前掲載した物件の空室情報も合わせると1日1物件のペースで紹介してるのは間違いないのですが。

その中で、一番シビれた物件を決めようじゃないという試み。

ただただ、そこはあくまで個人的なジャッジで、僕が独断と偏見で決める、題して
「輝け!福岡ブッケン大賞2011」の開幕です!

ちなみに、今大会の査定基準としてはインパクトのみ。
いつも担当者が心を込めて綴る紹介文なんかは完全に無視して、パパラッチが狙うような一枚で説得力のある絵面を採用基準としております。

厳選に厳選を重ね、ノミネートされた物件は僅か3件!
それでは、いってみましょう!


まずはコレ。

漆黒の舞台装置

悪趣味もここまで来ると逆にアート。
日本人の脳みそがユルユルになっていたあの頃、
バブルを彷彿させえてくれます。
でもほんと、好きな世界観を突き詰めて
此処まで来たなら最高にカッコいい!!

気持ちまで不景気になって堪るかよ!
そんな方をお待ちしてます。



続いて!

数字というものは何の感情も無く、力を示すもの。
だとしたら、
これほどまで強い物件も無いんじゃないかという。

とにかく広い!芝あり、森あり、池まであり!
此処の懐の広さは半端じゃないでしょう。
東京ドーム何個分とか、言おうとしたら、東京ドームの方が広かったので、何も言えません。

まあ、とにかく。
立地なんで関係ねー。突き抜けた開放感が欲しいんだ!
そんな方をお待ちしております。



そして!

ぱっと見、これが何なのか訳が分からないですよ。
たじろいで、たじろぎました。

丁度季節は梅雨で、伸び放題だったのですね、庭木が。
でも、物件自体はほんとに素晴らしい優良物件。
細部までいちいち素敵でした。

緑の威圧。セキュリティー重視の戸建を望まれる方。

お待ちしております。どんな警備より心強いはず。
あ、剪定もできます。


という訳で、お送りしてきました
「輝け!福岡ブッケン大賞2011」

いかがでしたでしょうか。

強烈でしたね!
実はほかにもあるでしょ!
いや、まだまだ物足りないね!

ご意見ご感想頂ければ幸いですが、最後に一言。

正直、これ以上にインパクトがある物件も担当者それぞれに身に覚えがあったはずなのですが、結局サイトに掲載してないものはきっと自信を持ってお勧めできないから

特殊な物件をコレクトする生業上、ちょっぴり誤解されることもありますが、やっぱり人が住む、集まる、仕事をする環境として、例えば日当りであったり、風抜けであったり、気持ちがいいという空間でなければ表に出さないないという気持ちは余計に強かったりするのです。

そう、結構親切な不動産屋さんだったりして。へへへ。
僕もスタッフの一員になって思ったんですけどね。


さて、来年はどんな物件が登場するのか!
僕らも楽しみで仕方ないですが。

いつも気にかけてくれている皆さん。
全く気にも留めてくれていない皆さん。

今年もありがとうございました!!
来年もお楽しみに!!

では、良いお年を。