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旧DMX Blog

移行しました→ http://dmx-j.com/blogs/

text=松田

と言っても、角の住宅にイケメンが引っ越してきたとか、○○さん宅に2人目が産まれるらしいとか、その類の話ではありませんので悪しからず。

外は汗ばむような日差しの中、南は大池の閑静な住宅街の一角で、言葉通り飛び切りの旬を頂いて来ました。


そのスペースの名前は「深草」さん。

こう聞くと、福岡のCAFEマニアを自負する方はピンと来るのでは無いでしょうか。そうです。あの堅粕にあった素敵な長屋CAFEが形を変えて、再びファンのみなさまの胃袋に届くことになったわけです。

それもこんなに素敵な景色と共に。

「丘の上のご馳走」というタイトルで募集させて頂いたこちらの物件。

変り種物件がもはや日常となりつつある私たちから見ても、ちょっと不思議な物件でした。


まず建物が2棟に分かれていて、その間を2階にあるウッドデッキが繋いでいます。そのおかげで母屋の玄関は1階/2階に1箇所ずつ、またそれらを繋ぐリビングからの内階段を下ると、あろうことか床面は砂利の洗い出し。

こんな風に、およそ日本の住宅建築では、(少なくとも個人宅では)あまり見ることのない空間構成や手法が沢山詰まったそんな家でした。


募集時の写真はこんな感じ。お風呂までスペイシー。

一体こんな奇抜とも呼べる空間にどんな使い方があるのだろう?

そうワクワクしていましたら、お問い合わせを下さったのが写真事務所を経営する御主人と、自宅で料理教室を開催できる物件を探していた花さん。それぞれが手に職をもつお二人に取っては、空間の使い分けが効くこんな物件こそ、ピタリと探していた物件でした。

でもこれって、実は働くママさんに取っては切実な問題。

いや、パパに取ってもでしょうか。子供が小さい内は、怪我をしたり急に熱を出したり・・・とにかく目が離せない。貴重な成長の時間を見逃したくない。そんな時に自宅で仕事ができるこのスタイルは、一番無理のない自然な形だったのかも知れません。


そうして生まれたのが、決して分かり易い場所ではないけれど、アットホームな寛ぎをもつご主人の写真事務所と、料理教室兼予約制のランチが頂ける深草さん。

(左)美味しい料理が出てくるキッチンって、共通の雰囲気がありますよね。
(右)その日のメニューは壁に貼ってあります。

実は、今回のご紹介より以前に花さんの料理を一度口にしたことがありまして。(確かサーモンとオリーブのマリネ)脇役だと思っていたサーモンのあまりの円やかさに、すっかりトリコになってしまいました。

そしてこの日も旬の、でも誰でも気軽に手にすることの出来る食材からできたランチを頂いたのですが、花さん曰く、その”松竹マジック”には驚くばかり。

例えば、苦手な高野豆腐もレーズンもこちらで頂くと、カレー味のスナックのようだったり、デザートの旨味に変わっていたり・・・とにかく「え、入ってました?」と言う位、気付かない内に美味しく頂けているのです。



因みにこの日のメニュー。
白米にパラリとのったゴマ塩が、何というか、もう掴まれます。


(左)壁にはご主人の撮った写真も。優しい目線が素敵です。
(右)目印はウッドデッキの小さな看板のみ。

なになに、どう言うこと?と突っ込みたくなるかも知れませんが、ブログではその味までは伝えきれません。ごめんなさい。

気になる方は、どうぞこのあたたかな空間で直接味わってみて下さい。一度来たらリピーターになる人が多いというのも頷ける、素敵な隠れ家。きっと気に入って頂けることかと思います。



【深草】





text= さかた

FUCAがオープンして4か月。
本格的な夏が到来。

3月に行った改装イベントで2階のアトリエ部分は天井を抜いて、圧迫感のある空間から開放的な空間に…

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before

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after

でもその代わり、真夏のこの時期は室温がすごいことに。
ただいるだけで、汗が滝のように流れます。

そこでこの状況を打開するために、真夏の真っただ中に自分たちで断熱工事を行いました。

まずはグラスウールという断熱材を天井の角材と角材の間にとめていきます。

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そして、その上に薄いベニヤの板を貼ったら完成です。

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完成した天井

文字で書くと簡単な作業なのですが、実際に行ってみると、なかなかの重労働。

天井の工事のため、常に上を向いての作業、しかも不安定な足場の上ということもあり、これが想像以上にしんどいんです。

かのミケランジェロがバチカンの天井画を描いた際にあまりの重労働のため、体を壊したという逸話を思い出しました。

そして、この真夏の暑さ。天井付近は熱気が溜まっていて、体感温度は灼熱の砂漠に来たかのよう。常に汗だくで、油断しているとすぐに脱水症状になって倒れそうになります。

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そんなこんなで汗だくになりながら、2日間かけて完成!
これでどうにかこの夏を乗り切れそうです。

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2日間とも灼熱地獄と戦った勇者の3人(1人照れて隠れていますが…)

今回の工事も本当に多くの方に手伝っていただき、どうにか完成することができました。

誠にみなさま、ありがとうございます。

まだまだ、現在進行形のFUCA。これからも少しずつ進化しながら、ここから面白いこと、刺激的なことを発信していきます!

text= 本田 雄一

昨年の年末、アメリカ西海岸に3ヶ月住んでいたときに、ユタ州で「建築学科の学生に設計から施工まで教える実践型教育プログラム」をNPOで運営している友人を訪ねた。

ぼくはこのプログラムにとても感動し、日本の建築学科の学生にもこんな機会を提供したいと思った。そう、たしかに思った。(そしてコラムにまとめた

が、まさか本当にやってしまうことになるとは・・しかもたった半年後に。


FUCAのサイトでは随時状況をUPしている通り、DesignBuildFUKUOKAというプログラムをこの夏行っている。

福岡の建築学科があるほぼ全ての大学・専門学校から学生が参加してくれ、建築学科出身の社会人もメンバーになっている。第一期プログラムは、南区の幼稚園の堰堤に、子供向けの絵本館を作るプロジェクト。

これを、設計から施工まで、すべて学生が行う。
12人のチームで、いくつものプランから1つに絞り、ブラッシュアップし、図面の完成まで2ヶ月を要した。

そして、8月が施工の期間だ。しかも、工期はお盆を含めたたった12日間。


今回このプログラムをやってみて、一番驚いたのは、本当に多くの企業や人々に、支援していただけていること。

若手建築家3人の講師チームは毎回授業をサポートしてくれているし、本場アメリカDBBのインストラクターの2人は毎回スカイプでフォローしてくれ、さらには大学の先生方からも学生たちのプランにアドバイスをいただいている。

さらに、DBFサイト協賛スポンサーに記載の通り、
工具はホームセンターグッデイさんや今村工務店さんに提供していただき、建築材料は鷹野材木店さんを始め、多くのプレカット工場、工務店さんから提供していただいた。

このプログラムは、本当に多くの方に支えられて、進めることができている。そして、参加している学生たちは、本当に良い経験をでき、良い仲間を作れている。運営サイドとしては、準備期間1ヶ月弱で立ち上げたプロジェクトだが、とても良い形を作ることができた。

あとは、この仕組みを継続できる形にまで持って行くのがぼくの仕事。
がんばります。


と、なんだかもう完成したような文章になってしまったが、現在施工の真っただ中。暑い中、セルフビルドで毎日がんばっている様子をレポートして締めてみたいと思います。


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今村工務店さんの工具使い方レクチャー。

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鷹野材木店さんのご協力で集まった建材。

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最初は素人だった学生たち。

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今回のユーザーである、幼稚園の子供たちも興味津々。

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基礎が完成した状態。

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子供サイズの抜け穴。ユーザーテストもばっちり合格。

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積んで、

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切って、

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打って、

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寝る(笑)

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そしてまた切る。


さぁ、完成まであと一週間。
text=平位

以前、このブログでも「新しいことが始まりそう」とご紹介した
福岡県の東端の町、上毛町(こうげまち)で、いよいよ新プロジェクトが始まりました!

その名も、「上毛町ワーキングステイ」。
名前のとおり、上毛町で「働く×暮らす」を体感してもらおうという取り組みです。

福岡R不動産を運営するDMXのブログ-上毛町1
手入れされた田園風景が美しい上毛町。

「いつか田舎で暮らしたい」そんな想いを持った方が少なくはないことを
これまで、「福岡R不動産」サイトや「ちくご暮らし体験事業」を通して実感してきました、
でもそんな想いを実現するハードルの一つになるのが「仕事」。

「暮らす環境としては最高、でも現在の職場に通うのは難しい」
「移住のために転職してもいい、でもそもそも移住先にこれまでの経験を活かせるような仕事はあるのか」etc...

お金以外にも得られるものがたくさんあるから、
「働くこと」と「暮らすこと」を切り離して考えるのが難しいのは自然なことかもしれません。


だったら・・・働きながら暮らしてもらったらいいじゃないか!


と、そんなにすんなりと答えが出たわけではありませんが、上毛町にこれから必要なものと、移住を検討している人が必要としていることを掛け合わせてみることで、田舎への移住の、新しい可能性を探れるのではと思っています。

今回「仕事」をしてもらうのは、デザインやWEB、情報発信に関連するスキルのある方。
これから作ろうとしている町のブランドや、今ある町の魅力を発信していく力を、町に暮らしながら提供してもらう代わりに、格安(500円!)で住む場所を提供します。
福岡R不動産を運営するDMXのブログ-上毛町2
こんな家に住んでみることができます。

百聞は一見にしかずという通り、実際に働いてみて、暮らしてみて分かること、たくさんあるはずです。


そんな中、先週から正式に上毛町ワーキングステイの募集を開始し、早速「こんな取り組みを探していました」「地域活性化にスキルを役立てたい」という応募をどしどしいただいております。

これまで知らなかった場所でも、町が積極的に取り組みをしていて、何より必要としているスキルがあるということであれば、行ってみようというきっかけになるのかな。実は自分のスキルを地域活性のために使いたい、と考えていらっしゃる方はたくさんいて、まだまだマッチングの機会が少ないだけなのかも。と、うれしい反応を頂きながら感じています。

まだまだこのプロジェクトはやっとスタートを切ったばかりですが、実際に体験をする方が上毛町で何を感じ、何を考えるのかは、上毛町だけでなく、日本の田舎の今後の、大いなるヒントになりそうです。(勝手に壮大なプロジェクトになることを妄想しています。)

福岡R不動産を運営するDMXのブログ-上毛町3
それぞれの人がそれぞれの価値観で楽しく暮らす場所が増えたらいいな。

今回募集についてはデジタルハリウッド卒業生にネットワークを持つ、「デジハリ田舎実験室」さんとコラボしてます。http://www.inaka-labo.com/
参加者はまだまだ8/19まで募集中。田舎暮らしに興味があって、提供できるスキルがありそう、という方、ぜひご応募お待ちしています。
text= hase

暑いです。ただ、ひたすら暑いです、ここ最近の福岡。

そんな中。福岡市内、とある丘陵の住宅地にあるマンションでリノベプロジェクトが進行中。

中古マンションの契約からR不動産のリノベーションサービスでプロジェクトチームを結成し改装引渡しまでを一括してやらせて頂いてます。今回、設計の指揮をとって頂いているの

直近にコインパーキングが無いため、打ち合わせの時は丘の下の方で車を止めて登頂するも汗の量が半端ないのですが、そこには最高の景色が・・・。


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                (マンションバルコニーより)

天気も幸いして最高に気持ちいい!どうも夜景も素敵らしいですが、当然工事中なので室内はエアコンもなく風を求めて現在バルコニーで人が押しくら饅頭状態です。

さて、気を取り直して解体まで終わった室内で仕様の確認や図面でのイメージを更に膨らませていきます。


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        (今回、設計の指揮をとってくれているのはnaka&horiさんです。)

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悩んでいた一部壁面のクロスやキッチン床のタイルなどサンプルを見ながら妄想。メインは珪藻土と無垢の床材になるのでそちらの色味や家具のトーンとの相性などを考慮して最終決定。

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なにかとバタバタしていますが、完成がだんだん楽しみになって来ました。また詳しくはブログかコラムか何かでご紹介できればと思います。

text=カタオカ


ちょっと慌ただしい日が続いたせいか、社会生活に疲れていたのだろう。

敬愛する動物達に会いに行こうと思い立った。

彼らは実にシンブルである。
食う。寝る。致す。

ほんとはもっと色々な感情やらもあるのだろうが、その明快な生き方は、普段我々が如何に余計なものを振り回し、振り回されているかを思い知らされるのである。

前回のブログに思わぬ反応があったということで、プレッシャーを感じている訳では決してない。

ただただ、動物に立ち戻りたいだけなのだ。


PCとスマホを樋井川に捨てて、向かった先は、福岡市動物園。

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正面側の入り口から入園。嵐の前の静けさか。


連日の不安定な天候に加え、異常な蒸し暑さのせいかお客さんは少なめ。
と、いうか明らかに動物の数の方が多いだろう。

余計なお世話はヤメだ。
黙って、400円でチケットを買う。
予め言っておくがここのコスパは相当高い。



入園第一歩。
手前から香ばしさはあったが感想はこれだ。

くせ~。

当たり前の話である。
時期も時期、生きるとはこういうものだ。我々とて同じ事ではないか(僕は余り臭くないが)。


どんな動物と出会うのか。
アッパーマインドを瞬間冷やしてくれたのは始めに出迎えてくれたこいつ。

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「座れるゴリラの彫刻」と書いていた。撮影ポイントだ。


ひとり訪れた僕にどうしろというのか。。
この先、何が待ち受けているか分からないのは人生と同じだ。


畳み掛ける罠。「シュー」という音に背後を振り返る。

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霧状に噴射する水。とってもクール。


超スプラッシュ。
恐らく夏期限定、動物園の心遣いなのであろう。
しばらく見ていると、スペースシャトルの打ち上げみたいに見えてわくわくしてきた。


そして、いよいよ動物に遭遇する。
記念すべき一発目はゴリラだった。

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比較的リアクションもしてくれる。かしこそうだ。


ここ福岡市動物園では各動物の紹介プレートがあり、生年月日と名前が記載されている(どこも同じだろうか)。彼とは同級生だった。感慨深い。


隣の区画ではキリン。
毛並がすごく綺麗でうっとりする。

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大柄の動物は迫力が違う。でも舌の血色が悪い。


尻がかゆいらしく、エサ箱に尻を擦り付けている。
僕も皮膚が弱いので気持ちとかき方の習熟度くらいは分かる。彼は相当な上級者だ。


カンガルーの群れ、ガンの飛ばしっぷりが半端なかったが、それ以上にヤバい目つきをしていたのはヤギ。

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エサが100円で販売中。ほんとは手紙なんか食べないらしいぞ。


異次元に凶暴な眼光。次からは距離をとりたい。
遠目でみていればがわいく見えるのは日常でもよくある話だ。


で、個人的に一番かわいかったのはこのネズミ。

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パンダマウスという種類。なるほど、毛並がね。


大きくない僕の手の平サイズで成人らしい。群れて寝ているとこを寝起きドッキリで撮影をお願いしたが、最高にプリティ長嶋だった。



こうして、様々な動物とふれあいを重ね、半分くらい畑正憲になった頃だったろうか。
目を疑う光景に歩みが止まる。

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小規模だけど立派なアトラクション(別料金。でもリーズナブル)。


ひとり訪れた僕にどうしろというのか。。
やはり、この先、何が待ち受けているか分からないのは人生と同じだ。

でも、乗ってみる。

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ぬるい風と遠心力でブラックアウトしそうになった。


この選択はお天道様も予想してなかっただろう。
僕だって動物だ。予定調和を崩しにかかる時もある。
しかし、くだらないアンチテーゼの所為で三半規管はズダズダだ。


動物園の猛襲は続く。
聞き覚えのある「シュー」という音に振り返った瞬間のデジャブ。

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10秒くらい横にいるとズブ濡れになるので注意。


またもスプラッシュ。
今度は数で勝負をしかけてくる。
しかも太陽光発電で起動している最新バージョンらしい。エコだ。

想像も及ばない多様性をを見せつけられ、同じリアクションをとっていては人間の学習能力の無さに動物達も呆れるだろう。
とりあえず積極的に水を飲んでみた。


こんな学び舎もあったりする。
ここには動物の剥製とか、模型とかある。

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決して住みたいとは思わない外観。白で目がやられそう。


動物のテストがあって、僕は10問中6点だった。こんなに良い点が取れたのは生まれて初めてだったので、お盆の帰省で母にプレゼントすることに決めた。

ちなみに、こんなシュールな画がとれたので、発表しておく。

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しつこく成績を自慢したが、とても優しい係員さんだった。


それにしても、この福岡市動物園、園内はかなりの広さで、丘陵地なりのアップダウンもあるため、一周するだけで結構な運動になる。喉が渇いた。


都合良く売店を見つける。

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奥では海外からの観光客ご一行も食事中。超グローバルだ。


大したせめぎ合いにもならず、結局ビールを飲んでしてしまう。
人間に生まれた喜びが喉に雪崩れ込む。結局、動物と触れ合った程度で削ぎ落とせるほど煩悩も習慣も軽くないのだろう。

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タバコを並べてカップのデカさをアピール。気が利く。


とりあえず、カップにドバドバと中ビンを流し込む売店のおばちゃんのテクは必見なので、行く機会があれば是非堪能いただきたい。


と、いう訳でそろそろこのブログに飽きて来た頃だろう。
心配せずとももう終わる。僕は割と空気が読める方だ。
何より僕が飽きてきた。



気づけばほとんど動物の紹介もしてないが、
冒頭にも述べた通り、ここのパフォーマンスはいつ来てもほんとにヤバい。
紹介に至らなかったが、もっと沢山の動物達がキミを待ち構えているし、併設する植物園がこれまた四季折々、ヤバいくらい楽しませてくれる。

しかも、8月の毎週土曜日は「夜の動植物園」が始まるという。

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カップルとか、多いのかな。。。


元来、夜行性の動物が大半を占めるからして、ここが本気だという声も多いのだ。

底知れぬ魅力を宿した「福岡市動植物園」。
是非一度足を運んでみてはいかがだろう。


「福岡市動物園」
http://zoo.city.fukuoka.lg.jp/

「福岡市植物園」
http://botanical-garden.city.fukuoka.lg.jp/

入園料 / 大人:400円 高校生:200円 中学生以下:無料
お問い合わせ先 / 福岡市動植物園総合案内所:092-531-1968
text=松田

前回の海編の後、既に足を運ばれた方もいらっしゃるみたいですが・・・

気にせず志賀島TRIP、
残り2つの魅力をお届けしたいと思います。


夕暮れの浜を後にして向かったのは


こちら「潮見公園」。

車を降りた瞬間、むせ返るような花の匂いに圧倒され。どこからとも無く聞こえてくるけたたましい野鳥の声に、ここは福岡ではなく、どこか知らない南国の地かと言いたくなりました。


それもそのはず・・・




360度、青い海原の前に。



360度ジャングルじゃないですか!

例えるなら、そこの茂みから見たことの無い動物が出てきても・・・ああ、いるよねーと納得しちゃう感じ。

そして、忘れるなかれもう一つの魅力とは。



そんな島の自然と一緒に生きている人々の、素朴なお人柄だと思うのです。

私も海の傍で育ったから少しは分かりますが、そこで生活する人々に取って海は癒しだけ与える場所ではありません。

夏の観光客が引き上げた後、そこに残るのは吹きすさぶ厳しい海風。若者が農業に戻り始めている、なんて声も聞きますが、漁業の世界はどうでしょう。

それでもこの日私が出会った人たちは、とにかく皆明るい。


ちなみに右のオジサマ2人が仲良くやっているのは、何と漁協の隅にある角打ちスペース。昼間から飲んでいるのが奥様にばれると不都合な様ですので、背中で語って頂きました。

(ただ売店の隅にあったTV取材の記録アルバムでは、しっかり女優達さんと写っているので「母ちゃん」にはとっくにバレていると思われます)



今回は海→山コースで回りましたが、玄海灘に面した島の北東側は、意外にもダイビングスポットのようです。メキシカンカラーの倉庫群はその関連施設でしょうか。

また時間が時間だったため、辺りにはロケット花火を飛ばすファミリーしかいませんでしたが、海の中道の北側にあたる浜では1.5m程の波が絶えず打ち寄せていたので、サーフィンを初めて間も無い初心者さんにもいいんじゃないかと。



毎日台風のような豪雨が続いてる福岡ですが、梅雨の明けた頃にはこの小さな島も1年でもっとも賑やかな季節を迎えます。

例年通りであれば7月上旬には各海水浴場の海の家もOPENしているはずですので、糸島だけではなくこちらにも是非、足を運んでみて下さいね。



~オマケ~

帰り道の箱崎埠頭では、一部マニアの方にはたまらない夜景を見ることもできます。(私には全体的にキレイ過ぎますが、コンテナ好きの方には特におすすめです)


text=さかた

先日、アートインキュベーション施設FUCA(フーカ)で初めてのインスタレーションが行われました。


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そもそもの始まりは、大阪を拠点に活動されている梅田哲也さんが福岡に来るということで、「何かできないかな」とFUCAに入居しているエキソニモに相談したこと。

そこから、話が盛り上がり梅田哲也さんとエキソニモの初の合作インスタレーションを行うことに。初物好きの僕としては堪らない展開!

でも、初めてのことを行うのは難しく、みなさん忙しいこともあり、具体的に何を行うのかということはなかなか決まらず、スケジュールは押すばかり。

どうなるんだろうと不安だったのですが、梅田さんが福岡に来てからのスピードはすごかった!何かが生み出されていくあのエネルギーはすさまじいです。

ただ当日まで日時と概要ぐらいしか情報を出せず、来てみないと何が行われるかの分からない状態。はたして人は来るのか…


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FUCA全体を使用した今回のインスタレーション。

入口はいつものカフェからではなく、横の階段で2階に。受付らしきところに着くと、1人ずつ中に案内されます。

待ってる間は何もすることがなく、ただ「ダンダン」など大きな音が中から聞こえるだけ。中では何が行われているのかまったく分かりません。


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ようやく中に入れると思ったら、「3回ドアを開け閉めしてください」という張り紙がドアに。

とりあえず指示通りにして入ると「3回飛んでください」など「転がしてください」などいろんな指示がいたるところに貼ってあります。

その指示に従いながらよく分からないまま進んで行くと、最後はリフトで下のイベントスペースへ。


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リフトで降りながら「何だったんだ?」でキョトンとしていると、下のイベントスペースにいる人たちから拍手が。

とりあえずその拍手に応えていると、イベントスペースの奥の壁に大画面で映像が映し出れ、みなさんそれをビールなどを片手に笑いながら見ています。

よく分からないまま映像を見ていると、そこに映っていたのはリアルタイムな上の状況。

つまり今まで僕がキョロキョロしながら、飛んだり大きな時計を転がしていたりしていた状況を下の人たちに見られていたわけです。これは恥ずかしい。

でも、見てる側は面白いんですよね。


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しかも、このインスタレーション、何回でも入ることができ、2回目以降はみなさん見られていることを意識しながら、それぞれ思い思いの動き、いやパフォーマンスを行い始めます。

映っていることが分かっている人と、初めて入って分かっていない人。
人に見らることを楽しんでいる人と、慣れていなくて恥ずかしがっている人。

いろんな人がいる中に梅田さんやエキソニモの2人が段ボールをかぶってたり、全速力で走り回ったり、コンテンポラリーダンスのダンサーがすごく変な動きをしたり、クラリネットをひきだす外国人がいたり、後半になっていくにつれ、どんどんカオス状態に。


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最後の20分ぐらいは、みなさん好き勝手に騒ぎはじめ、お祭状態!このバラバラなんだけれども一体感を感じるこの空気はなかなか体験できるものではありませんでした。

普段は出演者と鑑賞者が分かれることが多いインスタレーションですが、誰が出演者で誰が鑑賞者なのかという壁を完全に取っ払った梅田哲也さんとエキソニモはやはり凄い!

またこのようなFUCA全体を使ったインスタレーションなりエキシビジョンを行いたいと思いますのでお楽しみに。


当日配信していた映像はこちらです。




梅田哲也 http://www.siranami.com/

熊本県生まれ、大阪府在住。音と空間を基に作り出す作品等で、幅広く国内外で活躍する。気圧、重力の変化による現象や、廃品や日用品、扇風機など身近にある家電の回転運動や水の流れなどを用いた実験的なインスタレーションやパフォーマンス作品を展開。


エキソニモ http://exonemo.com/

怒りと笑いとテキストエディタを駆使し、さまざまなメディアにハッキングの感覚で挑むアートユニット。千房けん輔と赤岩やえにより1996年よりウェブ上で活動開始。2000年より活動をインスタレーション、ソフトウェア、デヴァイス、ライヴ・パフォーマンス、イヴェント・プロデュースなどへと拡張し、国内外の展覧会やフェスティバルで活躍。2006年リンツのアルス・エレクトロニカ賞ネット・ヴィジョン部門でゴールデンニカを受賞。2010年に東京TDC賞でRGB賞受賞。
text=本田雄一

カタオカ氏によるDMX人物図鑑で刺々しい評価をいただいた直後で書きにくいのですが、鹿児島に行ってきた話を少し。

今回お世話になったのは、注文住宅の工務店をメイン事業に、カフェやインテリアショップもされているナフクラフトさん。東京R不動産のボス二人も一緒でした。

鹿児島中心部の面白い不動産プロジェクト事例をいくつか見せてもらいました。

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まずは、これ。レトロフトという名のレトロビル。
1階をテナントスペースで運営しているのですが、その仕組みがとにかく斬新でした。

「本屋の中にいくつものテナントスペースがある」
というか
「共用部(通路)が全部本屋」
というか。。。

テナントはカフェやアトリエやギャラリーが決まってて、まだ少し募集中らしい。

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大きなスペースでのリーシングが難しい昨今、小さく区割りして募集するという手法はすでにスタンダードになっていますが、その時ロスとなる通路スペースを本棚を置くことでテナントスペースにしてしまうとは!これ、ほんとに素晴らしい発想です。しかも、オーナーさん自らのアイデア。やられました(笑)

ちなみに、このレトロフトの上階にはまたレトロな住居部分があります。

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ここは「入居者が自由に改装してOK」という条件で賃貸したら、入居者がこんなに素敵に改装してくれたそうです。基本壊して塗るだけですが、それがいいんですよね。


続いて、ナフクラフトさんの本拠地へ。

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これも驚きでした。鹿児島中心部から来るまで20分の程の「山」を切り開いて、カフェ&インテリアショップ&モデルルーム&オフィスを新築したそうです。

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カフェ棟

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ショップ棟

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インテリアショップ内

すごいの一言に尽きます。これこそ地方の魅力であり、東京との明確な違いでしょう。
東京から見ると福岡でも賃料が安くて、自然も近くて、いろんなチャレンジができるという魅力があるけど、さすがに福岡で山を切り開いてオフィスに、なんて発想は出てきません。しかも20分という近さで。

地方でやる意味ってこういうところにあると思います。


最後は、霧島の「天空の森」へ。

こちらはさらにスケールが大きく、18万坪もの広大な山にたった3棟だけのヴィラが建つ究極のリゾート。

続きは個人ブログの方で後日UPします。
text=カタオカ


当事者だからというのもあるが、福岡R不動産をご存知の方も多くなって来たように感じる今日この頃。

で、一歩その当事者を離れて思ったのは福岡R不動産、一体どんな奴らなのかということである。

R不動産の物件紹介文の最後には担当者名が書かれているものの(担当:hase)だの(担当:松)だの、一向に謎のまま。

当ブログのねらいとしては、この際しっかりとメンバーの紹介を行い、一風変わった物件を扱うその怪しさを払拭、安心安全な我々の身の潔白を証明しようとするものである。


それでは早速。

福岡R不動産を運営する株式会社DMXの構成員はフリーメイソンから公園の住人まで様々だが、今回は主立った6人を紹介するとする。


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本田。代表。
XJAPANへのオマージュを全身全霊で表現する、DMXの代表。
普段はクールで低姿勢だが、一旦怒り出すと愛用しているつま先の尖った靴から毒針を出すことがある。



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長谷川。営業。
愛犬のトイプードルを武器に人の懐に入り込もうとする癖がある。
事務所が3階のため、腰痛が最近キツいらしく、一日の大半を階段の昇り降りで費やしてしまう。



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松田。営業。
プライベートの情報が一切掴めないロングコートの女。
大きめの黒い鞄を持ち歩いており、中には夢と希望と無垢フローリング全種サンプルが詰まっている。



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片岡。営業。
音楽担当として入社するも、不動産でそれを披露する場面は皆無のため、営業をやっている。
サウンドに配慮し、トイレはもっぱらアクロスへ出かける紳士でもある。



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平位。企画。
麻雀大学卒の才女であり、端正なビジュアルを武器に108のコンピューターを操る悪女。
最近、聖人のすすめで1日1冊ワンピースを読むようになった。今、アラバスタ篇。



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坂田。巨人。
本田がアメリカから連れて来た巨人。
事務所には入らないため、近所の草むらか平尾の倉庫で仕事をしている。いや、昼寝をしている。
何かやってくれそうな気配はある。



以上。
本来であれば、それぞれ写真で紹介をしたいところであるが、この期に及んで政治的な圧力がかかり、顔出しNGなんて輩もいるので、今回はイラストでの紹介になったことをご理解頂きたい。

それでも僕のデッサン能力はほぼリアルに等しい訳で、事実、物件の問い合せを行えば、いづれかのスタッフが目の前に現れるのである。

最後まで当ブログをお読みになった方には既に安心安全の「福岡R不動産」が定着して頂けたはず。言う間でもなく、その手応えを感じております。