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旧DMX Blog

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text=カタオカ



事務所にこもる日が続いたのが原因かは知らない。



公園でランチしよぉ(^O^)/
みたいな、OL気分になった。



たまたま事務所にいた坂田くんに声をかけたが、
聞こえないフリや、忙しいフリをしているので、殴って連行する。




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都心のオアシスは雨でもグリーンが素敵。



近所の天神中央公園に到着。



ただ、雨が降っているのでテンションが上がらない。



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雨なので、人がいないプライベート感を味わえる。



弁当に雨粒が入る。



ベンチに座って二人とも尻が濡れる。



しかし、ここまで来て戻るのが面倒だと、
弁当を食べ続けているとお腹も満たされて、
次第と気持ちが開放的になってくるから不思議だ。



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地面に落ちた花見をする坂田くん。薄ら笑いが気持ち悪かった。



今年も花見行ってないな。。。
というウェットな独り言を漏らしてしまった僕。



そんな一瞬の湿り気を察したのか、
急に恋愛相談を投げかけてくる坂田くん。



ここにきて、急にOLな展開だ。



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センチメンタルな表情を見せる傷心の坂田くん。ひく。


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遠くを歩くカップルへ強い呪いをかける坂田くん。



けど、すぐ飽きた。



話しを切り上げる口実を探したところ、
結婚の前撮り?か、何かの撮影であろう、
花嫁とカメラクルーを中央広場で見つけたので、
うしろに写り込もうとして移動しようとすると、
すっかり恋愛モードになった坂田くんも付いて来た。



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カメラクルーに優しくなだめられてベンチへ戻る僕。




そんなこんなで、
ベンチを少し離れた隙の出来事。



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僕らが座ってたベンチに無数の黒い影!(赤丸部分)



カラスがベンチを占拠していたのだ!



坂田くんのサンドウィッチ(未開封)が超啄まれてて、
突然の事態に慌てる僕をよそに冷静にシャッターを切った坂田くん。



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カラスに弄ばれたサンドウィッチ。裏面の損傷が激しかった。



僕が誘ったばっかりに昼ご飯を失った彼に、謝罪を述べると。



「しょーがないっすよ!
 それより、この経験をみんなに注意点として共有しましょう!」



なんて返答が返ってきた。



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一服をしながらスケールの大きい雰囲気の台詞を吐く坂田くん。






大人かも。



いや、バカなのか。









PS.ピクニックではお弁当から目を離さないようにしましょう。

text=松田

住環境、こうやって単語にしてしまうと何だか堅い話みたいですが、要するに「何を基準に」「どんな暮らしをしたいか」ってことなんですよね。

物件を選ぶ具体的な基準は、職場へのアクセスだったり、広さだったり、時には家計に余力が出て来たから生活を全体的にグレードUPしたいと言う気持ちだったり、ペットに癒されたいと思ったり、人によって本当に様々です。

だからって、物件が良ければどんな雑然とした環境でも我慢できる!と言う人は少数で、誰だってできるだけ良い環境の中で生活したいと思っている所は同じ。

だからこそ物件を決める条件の中でも、一番非現実的な要素であるはずの環境について、日々溜まってゆくデータを絡めながら、私なりに少し考察してみようと思います。

〇〇線△△駅徒歩5分!ばかりが大事で、求めているリアルなら・・・きっとあなたはこのブログに出会うことはなく、サイトの左側に並んだアイコンにわくわくする事はなかったはず。そんな気持ちを込めて、シリーズ第1回のお題は「池」です。


言わずと知れた大濠公園。嫌いと言う人に会った事がない位に福岡人には不動の人気を得ており、実際エリアを指定してのご相談も多いです。

ただ、人気があるという事は=坪単価も他のエリアより割高になってくるし、ましてや部屋から公園が見渡せる物件なんてごく一握り。

どうしてもキラキラ光る水面を見ながら生活したい人に取っては、他に川という選択肢もありますが、それはまた次回以後のテーマとし、少し視野を広げて見ると・・・


広域なのでちょっと見づらいですが、中央上部のそら豆のような池が大濠公園です。そこから下に視線を移すと、南・城南・西区環状線沿いに緑地帯と池の姿が確認できます。

つまりこれは「移動時間」という拘りさえ捨てれば、自然を身近に感じる事のできる選択肢は、下記に上げるエリア以外にも、もっともっとあると言うこと。

今回はその中でも比較的規模が大きく、個人的にもつい立ち寄ってしまうものを中心に、写真左からご紹介したいと思います。

◆親水溜池(斜ヶ浦池)◆西区生の松原

住宅地の中の公園だけに規模はそんなに大きくありませんが、渡り鳥の飛来や野鳥の生息が見られ、近所の子供達にとっても自然と触れ合える遊び場になっているようです。この時期は公園脇の桜並木も見もの。

◆親水溜池(箱の池)◆南区鶴田

リビング→庭→池なんて羨ましいロケーションも、ここでは有り。

◆西南杜の湖畔公園◆城南区干隈

比較的新しく整地された公園のため趣きはないですが、野球のグラウンドや芝生広場、竹林があったりと世代に合わせた楽しみ方ができる公園。

坂を自転車で駆け下りて・・・なんて懐かしい遊びをしている子供の姿も。

◆野多目大池◆南区野多目

大濠公園が全国有数の水景なら、こちらは市内最大の溜池。写真左の浮島のように見えるのは創建350年とも言われている天照神社で、夫婦神を祀っています。隣接した公園や、池を取り囲んだ遊歩道も混み合うことはなく、南区らしいゆったりとした時間が流れているのも、ついつい足を停めてしまう理由かも。

こんな風に地元の人に愛されてきた池の姿を見る度に、いかにも不動産観点的な立地の選び方ではなく、「この風景がここにあるから」そんなオプション的な考え方で物件を探すと、福岡と言う街がもっと面白く、可能性をもってあなたの中で広がってゆくかも知れません。

そして、きっとそれが街そのものを益々楽しみ、好きになるコツ。

もちろん、そんなロケーションを存分に味わえる物件が出た時には、随時サイトの方でご紹介して行きますので、どうぞ下記アイコンのチェックを怠りなく。









text=さかた

FUCAの立ち上げのために「立ち上げ会議」や「改装イベント」を行なってから、早くも1年。来月の15日でFUCAも1周年を迎えます。

この1年間、一緒にFUCAも盛り上げてくださった第1期のアーティストの方々とも、お別れまで残り僅かになってしまいました。

これまで1年間、「あ~でもない、こ~でもない」と色々と話し合い、試行錯誤しながら彼らと一緒にFUCAの運営を行なってきましたので、感慨深いものがあります。

一生の別れのような感じになってしまいましたが、第1期のアーティストの方々には今までとは違う形でFUCAを盛り上げていただく予定ですので、今後もご期待ください。

また、ちょうど今、第1期アーティストの成果展「FUCA Exhibition vol.02」を行なっておりますので、是非彼らの1年間の集大成を生で楽しんでいただければ、幸いです。

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FUCA Exhibition vol.02の詳細はこちらから。

そして、昨日、FUCA第2期アーティストが決定いたしました。今回は平面に立体、コンテンポラリーダンスと幅広いジャンルのアーティストに入居していただきます。アーティストが全員入れ替わるので、これまでの1年とは違う1年になりそうで、ワクワクしております。

それぞれのアーティストのプロフィールや過去の作品などの詳細は、近日、FUCAの公式サイトで発表いたしますので、お楽しみに!

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第1期アーティストの本多さんの作品の前で記者会見風に記念撮影。

これから1年間、この4人のアーティストと一緒にFUCAを拠点にアートシーンを盛り上げていきますので、よろしくお願いいたします。
text=本田雄一




大前研一氏の「クオリティ国家という戦略~これが日本の生きる道~」を読みました。

大前氏の本は、どれだけ日本が危機にあり、世界の国々がどれだけイケてるかを具体的な数値で説明して焦燥感を与え、でもこうすれば大丈夫!やろうぜ!と提案する流れが定型化されています。いつ読んでも気持ちいいので、モチベーションを上げたいときにオススメ。

で、この本の提案は日本に道州制を導入すべきという内容です。
北欧諸国やシンガポールのように小規模で1人辺りGDPが高い世界のクオリティ国家に習い、日本を小さな単位に分割し、教育改革とオリジナル産業の創出を各々戦略的に行うというもの。道州制にすると、英語に加えて北海道ではロシア語を、九州では中国語と韓国語を必修とするというのは面白い。

ちなみに九州は、地理的中心の鳥栖にハブ空港を作って観光産業の強化とエンジニアリング支援センター機能で戦っていくという案。

DMXでは仕事で移住促進や移住支援をやっていますが、実はやっていることは観光産業と近い。なので、観光領域に広げていくのはアリだな、と個人的に思った次第です。九州で本気で海外向けの観光事業をやったら面白そうだし、いわゆる既存の観光業界の外にいる人たちがやっていくのがよさそう。

で、道州制に話を戻すと、これが実現するにはどう考えても時間がかかるでしょう。もう勝手に九州の大統領を決めて、やっちゃうのがいいんじゃない?と。適当に候補者をリストアップして、勝手にネットで選挙して、勝手に暫定大統領ということに・・。などと妄想してみたり。

個人的には九州の観光産業にぐぐっと力を入れて、クオリティが世界レベルに変わっていくのが見たいですね。
text=オオサキ



ブログ初投稿です。敢えてベタな話題に挑戦してみたいと思います。



福岡に来て早2年。


以前は東京に居たのですが、家族や友人やらが、遠方から結構ちょくちょく福岡へ遊びに来てくれ、それはそれは大変嬉しいことなのですが、毎回悩ましいことがあります。


「さて、どこ連れて行こう・・・」


食に関しては、言わずもがな。もう1週間居ても足りないぐらい選択肢があるのですが、だからといって1日5食も取るわけにはいかないし、単純に遊びとして都心から1時間程度で行けるぐらいの観光地は、意外と悩むのです。。


いや、ないわけではないのですが、例えば首都圏ならTDL・タワー・浅草・みなとみらい、大阪方面なら大阪城・USJ・京都のお寺に匹敵するような全国レベルの観光地があまり無い。
強いて言えば、太宰府天満宮でしょうか。あと屋台街。あ、これも食だ。


ちなみに、前に別の友人が来福した時には、糸島の牡蠣小屋(これも食…)に行こうと意気込んだものの、まさかの4時間待ちと言われ、長蛇の列を見て市内にとんぼ返りという、苦い思い出がございます。
(予約しましょう)


さて、今回は、わざわざ来てくれた友人の為に、福岡をがっかりさせない為に友人(メカ好き)の好みも踏まえ、リサーチにリサーチを重ねた結果、行き着いた場所がこちら。


「日本の名車歴史館」



国営公園である海の中道海浜公園にある、この博物館。これは、意外と地元の方も盲点かもしれません。


サイトを拝見すると、「昭和20年代から40年にかけての馴染み深い国産車を、常時60台以上展示」とのことでなかなかワクワクさせてくれるじゃあありませんか。



ってことでさっそく行ってみました。


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外観は意外とポップなんですね。



ちなみに行ったのは平日の昼過ぎ頃。園内も閑散としておりました。1階のゴーカート達も休憩中。


係員のおじさんに声をかけると、「ちょっと待ってね」と、鍵を開けて、中の電気をパチッ。


・・・僕達が本日初めての客であったようで、いかに穴場中の穴場であるかを物語ってます。



しかし、入ってみたらこれがなかなかの充実感。


キレイな状態で保管された日本の名車達が、ずらりと並んでいて圧倒されてしまいました。


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いつかはクラウン



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セドリックにスバル



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オート三輪も。よく「こち亀」で幼い頃の両津が轢かれてたなぁ。



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バイクだってあります。



ご覧の通り、メーカー車種も様々。エンジン乗り換えて普通に乗りたい車だらけでした。
ちなみに、トヨタって昔トヨペットという名前だったんですってね。


「写真撮れるのかな?」という心配も全くの杞憂で、撮影OK。友人もほぼ全台撮る始末。



車の博物館というと、どうしても男がいくところというイメージが先行しがちですが、車に全く興味を示さない私の妻もテンション上がりっきりだったので女性でも楽しめると思います。



福岡を代表する観光地としては難しいかも知れませんが、いいスポットを見つけたと自負しております。
text=hase

前回のブログでイエを買うプロセスについてブログを・・・なんて言っちゃったもんですから。
不動産屋さんが一番忙しいこの時期に自分のイエのことなんて、とひとり自責の念に駆られつつも取り敢えずイエを買いたいと思ったらまず何から始めるのかを考えてみることに。

って言いますか、そもそもイエを買いたいと思ったことある?

自問してみた。

答えは「一応ある」。
そりゃあこれでも不動産屋の端くれですからね。

ちなみに奥さんにも聞いてみたら「何となくある」と。
そう、「何となく」ってなんだかしっくりきてしまうんですよね、このキーワード。何となく考えたことはあるんだけど、結婚して子供が出来てじゃあそろそろ!みたいなイメージでしかなくて現実的には遠い存在だったんです。

ただ、一昔前と違って立派に会社員になってキャリアも積み、結婚してちょっと余裕が出てきたらイエを建てる!みたいな王道のように思われてきた価値観やストーリーは時代の移り変わりと共に少し変わって来たように思うことも多く。

購入?!それとも賃貸?!そんな特集が組まれた記事を見ることも多くなったような。
(僕が知らなかっただけで昔からあったんでしょうけど・・・)

それは、不景気という言葉がつきまとい始めた頃からか、所謂、終身雇用における安定神話が崩れワークスタイルや雇用形態が多様性を持ち出したことも影響しているのかも知れませんが、取り敢えず我が家もこれを機に買うことを前提に第一回家族会議を開いてみた。
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ーーそもそもなんで買いたいと思う?
(半ばこじつけのように二人で意見を出してみた。)

・「おじいちゃん、おばあちゃんになった時、賃貸で何万もの家賃を払うのってキツくない?」

まず最初に出た意見はこれ。俗に言う年金不安ってやつでしょうか、定年する頃にはローンの返済を終えてせめて住むところぐらいは安心して確保しておきたい。

(もちろん返済を終えても固定資産税とかマンションなら管理費とかは必要ですが細かいことは置いといて)

特にうちの場合、夫婦お互い雇用形態がフリーランスなので退職金とか無いし(会社員でも退職金なんて今はどうなんでしょう)老後資金は貯蓄といくら貰えるかも不安な年金頼みなんですよ。できるだけランニングコストは抑えておきたい。


・「今払っている家賃と返済額が変わらないんだったら買った方がよくない?」

次に出たのがこれ。非常にシンプルかつ素直な疑問だと思います。だって同じお金が出ていくにしても一方は何も残らず、一方は資産になっていくのですから。

賃貸VS購入みたいな様相になってくる議題ですが、突き詰めていくとじゃあ購入予算は幾らぐらいなのかとか諸々の問題やそれぞれに良い部分があるのでどっちが合っているかは人それぞれで一概には言えないと思いますが。(逆を言えば、今の家賃から換算して毎月の返済を同じくらいにするなら購入資金はこれくらいの予算までになっちゃいますよってこともありえますし。)

ただ、ある一定の広さや立地を求めた時に、例えば福岡市の賃貸相場で十数万の家賃を払うならって思うと買った方がいいんじゃないかと考えてしまうラインは確かにありそうな気がします。


・「自分たちの好きなように部屋づくりをしたい」

個人的にはこれこれ!って感じ。前述のようにお金のコトとかあれだこれだある訳ですが、職業病か何と言っても根底はココにあるような気がしてしまいます。自分たちの好きな内装やライフスタイルにあった間取りや空間を自由につくっていきたい。そんなイエで過ごす毎日は実際にとても楽しいだろうしひとつの幸せのカタチとも言えると思うのです。
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持家を持つこと・建てることにひとつのステイタスがあると言うよりは、自分らしい空間を手に入れることが目的であると言う意味で微妙にニュアンス的な違いがあると思うのですが、そういう意味では新築や土地付きの戸建に限らず、柔軟な発想で住まいの求め方を考える人が増えて中古市場がより活性化されているとも言えます。


小さいことあれやこれや出たんですけど、大きくまとめると上記の3つが我が家の主な動機。
でもこれって代表的な内容で同じように考えたことがある方も少なくないのではないでしょうか。

ただ具体的に購入を検討するきっかけがなかったんです。これまでの人生的にも。

じゃあ、真剣に検討するにあたって我が家はまず何から始めれば・・・。

(本気で買うとか言い出すんじゃなかろうな、と横目で奥さまの顔色を伺いつつ)
次回はその辺に突っ込んでみようと思います。

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text=カタオカ




DMXに新たなスタッフが仲間入りした。

本来は喜ばしいことだが、僕の表情は依然として暗い。



だって、男だもん。



年明けから「女性スタッフ、女性スタッフ」と、代表に呪文を唱え続けてきた。

本来なら僕のクリエイティブ過ぎる日常を綴るこのブログも前回はリクルートに充てた。



なのに、男だもん。



言っておくが、オフィスラブとかじゃない。

けど、男か女かと聞かれたら女がいい。

当たり前だ。






男の名前は大崎くん。

不動産業界は未経験ながら、入社初月から契約をとってくるホープである。



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大崎くん。笑顔の横で枯れ果てた植物に注目。(at DMX)



嫁さんが美人らしいという風の噂を聞いて以降、ペンを隠したり、愛車のクロスバイクに落書きしたり、色々と嫌がらせをしているが、あまり効いてない様子。


まだしばらくは男だらけのDMXは続きそうだ。

女性のみなさん、DMXで働いてみませんか?

ジャニ系の男の子でもいいです。
TEXT=松田


作りこみ過ぎない木の内装は、気取り過ぎずふらりと立ち寄りやすい。


「本当に真っ暗なんですね」
物件に足を踏み入れた時のUさんの第一声は、こんな感じだったと思う。

それもそのはず、大名郵便局のすぐ傍にあるその建物は、外観こそアメリカは西海岸を思わせる白い壁で印象に残るものの、接道面に対してやたら細長く。正面に入っているアパレル横のアプローチを一番奥まで進んで、2階に登った隠れ家のような空間に、更に窓と言う窓を全て塞いだ何とも怪しげな空間だったんです。

募集のタイトルは「暗闇に光を」。(フラッシュが光るまで見えないので)ほぼ勘でシャッターを切りました。


いくらBARとは言えこんな真っ暗い箱はどうにも使いようがない・・・そう思われる方ももしかしたらいるかも知れません。でもそこは飲食店での経験を積んできたUさんです。

テナントはあくまで箱であり、内装次第でガラリと雰囲気を変える女性のお化粧のようなもの。だからこそ業種によって異なる「立地と広さ」のW条件を抑えた上で、次にご説明しようとしていた

・実は窓に打ち付けたコンパネを外せば、暗さは容易に解消すること
・怪しげなカーテンの上には、天井のない小屋裏が隠れていること

これらをあっさりと見抜き。次の瞬間には、ここにボトルを並べて、やっぱりこっちがカウンターかな・・・とレイアウトや厨房設備の重量に関するご質問を頂けたことが、とても楽しかったのを覚えています。

(左)BARの命とも言われるカウンターは古木を再利用したもの。

(右)トイレには以前のお店のサインがちらり。この日も当時の常連さんが入れ替わり立ち代わりOPENを祝いに来てました。

(左)長い共用廊下も、夜間はまるでお店への専用アプローチに。


そしてまだまだFOODメニュー等が追いついてないから・・・と、静かにOPENしたお店に顔を出したのが今月の初め。

新形態が次々と現れては移り変わってゆく飲食業界。若い人にとっては、BARにはイマイチ馴染みがない、常連さん達の溜りになっていて足を運びにくい、なんてイメージがあるかも知れませんが、そうした常連さんも含めて誰でもフラットに仲良くなれてしまうのが、お酒の力であり、BARの素敵なところです。


気付けばカウンターは女子会化。深夜まで本音トークは続く。

久しぶりのカウンターワークに体が追いつかなくてと笑うUさんでしたが、そんなUさんやお客さんの笑い声に、新しい光が入ったことを確信して取材終了。心地よすぎるお喋りに時間を忘れてしまったことは否めません。

でもきっとまた行ってしまう。改めてBARっていいものです。


〈店舗情報〉

BAR SLOW DAY
福岡県福岡市中央区大名1-11-27 (ARK-GALLERY2F奥)
営業時間  20:00-4:00

https://ja-jp.facebook.com/BarSlowDay

text=さかた

昨年の4月にFUCAを立ち上げてから、1年弱が経ち、アートに関わるころが多い1年でした。今回は福岡のアートシーンについて面白い企画がありますのでご紹介いたします。

今、福岡市美術館と福岡県立美術館で行われている「福岡現代美術クロニクル」は、1970年から2000年までの福岡の現代アートを振り返る回顧展として、とても意欲的な展覧会です。

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東京とは違う独特の道を歩んできた福岡のアートシーン。

1950年代から1960年代に前衛美術集団「九州派」が活動していたことが全国でも少し知られていますが、70年代以降の福岡のアートシーンがどのような道を歩んできたかは、長い間まとめられることがなく、全体を把握することは難しいことでした。

そんな中、福岡の2つの公立美術館(福岡市立美術館と福岡県立美術館)が初めて合同で展覧会を企画し、福岡の現代アートの系譜を美術史的な文脈で再検証したことはとても画期的であり、今後、福岡でアートを行う人たちにとって参考になることばかりです。

2月11日(月)までですので、まだご覧になっていない方は、是非ご覧ください!

私、個人としても90年代以降のことは、人から聞いたりして少しは知っていたのですが、70年代、80年代のことは知らないことばかりでした。

日本で初めての都市型アートプロジェクトである「ミュージアム シティ 天神」や最近増えているシェアアトリエの走りでもある「3号倉庫」など全国的に見ても先鋭的な取り組みが行われていた福岡。

FUCAも偉大な先輩たちに負けず、これからの福岡のアートシーンを盛り上げていきたいと思います。

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そのFUCAの柱となるプロジェクト「アーティスト インキュベーション プログラム」の第2期入居アーティストの募集を開始いたしました。

FUCAと一緒に福岡のアートシーンを盛り上げ、新しいムーブメントを起こしてくれるアーティストさん、ご応募お待ちしております!

募集の詳細はこちらから。

text=本田雄一

さて、前回導入部分だけで力尽きてしまい、「入門編」ということで誤魔化してみましたが、バレてましたでしょうか。
前回を読んでない方は、ぜひ前回の記事からどうぞ。

リノベーションという選択肢をとる際の3つ判断基準の最後の一つです。

そもそも、リノベーションというそれなりに大きな投資をするときに、このお金はどこから来るのでしょう?
当然オーナーが出すのですが、それは自己資金なのか借入なのか、調達手段も様々です。

そんな中で、仮に300万円という額の改装投資をするのであれば、どれくらいのリターンがあるべきでしょうか。
個人的には、利回り10%くらいは欲しいと思います。

ここからがややこしいのですが(いや、ぼくが勝手にややこしく考えるのですが)、利回り10%というのは、300万円投資して月8万円=年間96万円収入がある場合の利回り(この場合32%)とは違います。

考えるべきは、前回の選択肢2(原状回復)と比較してどれだけ価値を生み出したかの利回りです。勝手にバリューアップ利回りと名づけましょう。
選択肢2は30万円の原状回復で、賃料5万円で貸せて、
選択肢3は300万円のリノベーションで、賃料8万円で貸せるのでした。

ということは、ここで考える利回り(バリューアップ利回り)は、
バリューアップ賃料(8万円-5万円) ☓12ヶ月 ÷ バリューアップ投資額(300万円-30万円)
であり、この場合13.3%になります。

つまり、リノベーションしない場合には、30万円の投資で5万円で貸せるのに対し、リノベーションする場合には、さらに270万円投資すると3万円高く貸せるという価値上昇分の利回りを求めています。

30万円なら自己資金で出せるけど、300万円(や数千万円)となると、銀行等からの借入をする場合もあり、その投資が金利分に加えてどれだけ利益を生むかの判断をする必要があると思います。

さらにマニアックに考えたいのであれば、借入分をレバレッジと考え、エクイティに対する利回り(ROE)とかの数字をこねくり回しても良いですが、まあそこまではよいでしょう。

以上がぼくらが賃貸物件のリノベーションを検討する際に考えるステップをシンプルにしたものです。

実際にはその立地にマーケットがあるか、どんな価格帯・面積帯のニーズが多いか、などの検討や賃料をマーケットのボリュームゾーンに合わせていきながらリノベ予算を調整するフェーズもあったりするのでもう少し複雑です。

仕事としてやっている立場からすると、かなりワクワクします。全く新しい商品を生み出して、それが売れていくのを見届けられるわけですから。
たまに賃料で勝負しすぎてヒヤヒヤするときもありますが、それも商品企画の醍醐味でしょう。