東京R不動産ビジネスレビュー がスタートしました。
”新しい視点で不動産事業のヒントを探る、オーナー・事業者向けコラムシリーズ”
これは、かなりオススメです。というか、ぼくも本気で楽しみ。
一昔まえのデベロッパーに求められたのは、とにかく”効率的”であること。
同じスペックの箱を大量に作り出して、エッジのないマスマーケット
に対して大量の広告費をかけて売りきる。
これがとにかく儲かった。
一人当りの売上げが1億なんて当たり前の高収益モデル。
最近は、普通に作っても売れなくなってきたので、考えるようになった。
とりあえず打ちっぱなしにしてみる。外観を華やかに彩ってみる。
土間のある部屋を作ってみる。デザイナーを使ってみる。
部屋にヨコ文字の名前をつけてみる。
これはとってもありがたいことで、創造性のなかった不動産業界にも
希望が見えてくるきっかけになったかもしれない。
ただ、残念ながらそのほとんどは、事業者の自己満に終わり、
マーケットから評価されることなく失敗の烙印を押されてしまったり、
一時の注目だけに終わってしまう。
それでもぼくは、新しいアイデアを必死に考えて努力している
事業者は評価したいと思います。
一方で未だに、勘弁してほしいような箱を作り続ける人たちも
いるわけですから。
価格とニーズ、コンセプトのバランスをうまくつかんだ物件は
成功しています。
徐々に、世の中的にそんな事例が増えていけばと思ってます。
DMX・福岡R不動産では新築の企画・コンサルティング~デザイン、
再生事業の全般的なお手伝いもしています。
普段、多くのお客さまから具体的なニーズを聞くなかで、
蓄積された”程良いバランス”を見極める勘に、デザインを
乗せることで他にないモノを作り出しています。
いっぱい作って、いっぱい売れる、貸せる。
そんな時代でなくなったので、一つ一つ、ツボを外さないよう
慎重にプランニングしていくのが必要だと思います。