メタルギア1、MGS1,2クリアしました(感想) | ハムカツ団よ、永遠なれっ!

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ワイはかっこええと思う

先日MGS2,3同梱版を買ったら(当たり前ですが)2本入っててやる気がでなくなったという話をしたのですが誤りでした

 

正しくはMGS2,3とは別にMGS1の無料DLコードが入っていて、さらにMG1,2が入っていたので5本立てでした。2000円で5本も入ってるなんてコスパすごくないですか?1本400円って、1巻10分で読み終わるブリーチの単行本と同じ値段ですよ!なん・・・だと!?

 

ただそれと同時にやる気がさらに無くなったのですが、ここでやらないと一生積んじゃいそうだったので奮起してプレイしました。MGS2→MGS1→MG1ときて今MG2の途中です。折角なので、あと忘れちゃいそうなのでクリアした簡単な概要と感想を書きますので皆さんもこれを読んでプレイした気になってください

 

 

 

MG1

記念すべき一作目。主人公のソリッドスネークがアウターヘブンという独立国家に潜入するという内容です。ストーリーはほぼ無く、淡々と相手のボスを倒していきます

 

MGの作品内での繋がりとしては後にフィーチャーされる「グレイフォックス」が途中で捕まっていて主人公によって解放されますが特にやり取りはなく、本当に淡々と進んでいくだけって感じです。あと急に司令官(ビッグボス)が裏切って実はラスボスだったという衝撃の展開になりますが、ロケラン4発で死ぬので肩透かし感が半端ないです

 

ゲームとしてはマップを出入りすることでアイテムが何故か無限にドロップするので実質的に体力や弾薬が無限になります。ストーリーを追うだけならやらなくてもいいですが簡単なのですぐ終わります。後半はやや作業感が否めません

 

 

 

MGS1

MGシリーズで伝説の傭兵となったスネークが主人公。この作品から名前がMGS(ソリッド)となり、”ソリッド”スネークであるという事が強調されています。というのもスネークには兄弟がいるのです。その名も”リキッド”スネーク。進めていくとソリッドとリキッドは実の兄弟ではなく、同じビッグボスのクローンとして計画されて作られた子供の生き残りということが判明します。そしてこの計画を主導しているのが愛国者たちという組織ということも。愛国者たちは情報統制によって100年以上もの間、世界の実権を握り続けています。その愛国者たちに傭兵として生み出された運命に従い続けるソリッドと、運命に抗いビッグボスを超えるため世界征服、そして打倒愛国者たちをたくらむリキッドという構図でMGSシリーズの物語は進行していきます。

 

リキッドは部下のオセロットとアラスカで開発中のメタルギアという核搭載二足歩行戦車を基地ごと強奪し、世界に向けて宣戦布告します。しかしスネークの活躍によりメタルギアは破壊されてしまうのでした。最終的にはスネークの体内に注入された伝染病によりリキッドは死亡し、世界の平和は守られます

 

ゲームとしてはMGの操作感を踏襲しつつ3Dにしていますので操作難易度、視界の悪さが悪い意味で両立しています。イメージ的には昔のバイオです。以降のMGSシリーズの操作に慣れた人は間違いなく窮屈に感じるでしょう。ただしストーリー的には必ず通らなければならない道なので他の作品をやる前になるべくプレイすることをおすすめします

 

 

 

 

MGS2

MGS2は2本立て

 

まず最初にスネークの物語。核をどこでも発射できるメタルギアの存在がMGS1で全世界に明るみになり、様々な国でメタルギアの配備が極秘裏に始まりました。スネークはそのメタルギアを破壊する反メタルギア団体を設立し、メタルギアを破壊して回ります。その過程で新型メタルギアの情報を掴み、タンカーに潜入します。ただこれが前作の敵で唯一逃げ延びたオセロットの罠でして、結果的にタンカーを沈めてしまい全世界でテロリストとして手配されることになります。前作で死亡したと思われたリキッドでしたが、オセロットの切断された右腕の部分にリキッドの腕を移植しており、たびたびオセロットの中のリキッドが暴走して人格をのっとることがありました。ソリッドとリキッドの因縁はまだまだ続きます。あと多分この作品(1だったかも)で愛国者たちはAIであるという事実が判明します

 

2本目はスネークと同じ立場の傭兵である雷電の話です。スネークが爆破したとされるタンカーから漏れ出した汚染物質を除去するプラントをテロリストが占拠したため、大佐に潜入と撃退を命じられます。その任務の途中でスネークと鉢合わせて協力することになる雷電。対するはまたしてもオセロットとその仲間たち。その仲間たちがなかなか手ごわくて、不死身だったり攻撃が当たらなかったりします。終盤になると第3のスネークであるソリダススネークも登場します。ソリッドリキッドと違い、ビッグボスを完全再現したソリダススネークが今回の事件を影で操る主犯格かと思われたのですが、このソリダスの一連の行動も全ては「愛国者たち」の作ったシナリオなのでした。愛国者たちによって作られた存在のソリダスが愛国者たちを裏切って死ぬという人生自体を情報統制によって生み出すことができるかという試みのために今回の事件は引き起こされたわけです。ソリダスはそのための仕込みにすぎず、最後までモルモットとしての人生だったということです。雷電に倒されることでソリダスの生涯は幕を下ろし、同時に愛国者たちの計画は始動します。

 

ゲームとしては前作のように引きの三人称視点が基本ながら、照準画面で一人称視点での射撃も可能になっています。MGS1でも△ボタンを押すことで一人称視点で見ることができましたがその状態で銃を撃てなかったので一人称視点で敵を把握できても反応がワンテンポ遅れていました。今回はすぐ射撃に移行できるためそこまでストレスがかかりません。そういう所ではかなり改善されています。むしろFPSのようにクリアリングして進むのであれば逆に引きの画面の方が広範囲を把握できるため便利なのではないかと思いましたが、ちょうどその操作になれるくらいでゲームが終わってしまったのでなんだか消化不良感がありました。そのくらいボリュームは少ないです。その分ムービーに力が入っており、特にPS3版はリマスターなので画質は今の基準でも通用するレベルなっています。それでなくても1のバーチャファイターのようなポリゴンからリアルな造形に口まで動いてフルボイスで会話するまでなっており、プレステ黎明期のゲーム業界の急成長をこれでもかと言わんばかりに感じます。もっとも1→2とプレイすればの話ですが。自分は逆の順番にプレイしてしまったので、2の後に1のグラフィックを見てなんだこの泥人形はとしか思いませんでした

 

 

 

MGS4

スネークが老人化してしまった頃の話。もうヨボヨボです

 

MGS3はビッグボスの話なので、4がMGS2からの実質的な続編です。MGS2後の世界は愛国者たちに完全に支配されており、銃さえも電子化されているため愛国者たちの許可なしに使用することができません。そんな世界で再び反旗を翻すオセロット。もうオセロットの完全に精神はリキッドに支配されており、元のオセロットの人格が現れることすらありません。実質リキッドとなったオセロットは愛国者たちのAIを破壊することに成功。愛国者たちのいなくなった世界、自由に選択できる世界を取り戻したのでした。その後スネークの伝染病にオセロットも感染し、死亡します。この時リキッドの人格はリキッド本人ではなく、愛国者たちを欺くためナノマシンとオセロットの自己暗示により生じた幻想だという衝撃の事実が発覚します。しかしくしくもリキッドの意志は本人の死後、念願の打倒愛国者を成就させ確かに世界を変革に導いたのでした。そしてエンディング時、スネークの前に死んだはずのビッグボスが現れます。ビッグボスもまた、愛国者たちのいない世界をつくるために行動をしていたのだと。MG1,2のテロ行為はそのための手段にだったのだということをスネークに告げます。そして一人の戦士としてスネークを認めたあと、ビッグボスは息を引き取るのでした。かくして世界は情報統制の要を失い混乱の渦に飲まれてしまったわけですが、誰もが自由に生きることの出来る新たな時代が幕をあけることになりました。めでたしめでたし

 

4はゲームとしてはモンハンをイメージしていただければいいと思います。そんな感じです。ただほとんどムービーです。せっかく面白いゲームなのにもったいない。あと老いぼれなので足がすごく遅いです。そういう設定はゲームシステムに組み込んで欲しくなかったです。ストレス溜まりますね

 

 

 

 

 

 

総評としてはムービー多すぎっていう。その一言に尽きますね

 

ゲームとしてじゃなくてSF映画としてみるならなかなか。それでもなかなかです。なんでもナノマシンがあればなんとかなるっていうDBの仙豆並みに雑な設定と、「~は・・・しようとしたが実は見抜かれていて逆に逆手を取られる」っていうパターンばっかりな展開さえ無ければ名作映画として見れたかも

 

実はスネークたちクローンは操作により子供を残せないようになっているのですが、じゃあ自分たちは何を残すのかということを3人がそれぞれ苦悩し、その先に見つけ出す。それが裏のテーマになってるみたいです。その中でスネークが見つけ出した答えは「過去の記憶や事実とされていることは嘘かもしれない。でもその中で自分の感じたものというのは確かに存在する」ということ。現実でも国や地方によってまた人によっても様々な物事の認識における相違があるようですがそういう情報を鵜呑みにせず自分はどう感じてどうしたいのかが大切で、それを意識できれば人同士の摩擦もへらせるような気がします。要は良心に従えっていうことです。ただこの結論には1つだけ問題があって、それは僕の性格最悪なので良心が欠けまくってることなんですよね。ひねくれてるというか。ああ、やさしくなりたい