(生まれていたら)今日でそらちゃん2歳。 | MaMaUsakoの妊活カルテ(治療終了)

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ベビ待ち10年。
2015年11月12回目の移植で人生初の妊娠、不妊クリニック卒業後9W流産。
赤ちゃんは15トリソミーの男の子でした。

みなさん、お久しぶりです。


今日は、そらちゃんの出産予定日でした。

生まれていたら2歳。


おかしとか、花とか、おもちゃとか。

 

開かずの妊娠セットを開けて。

母子手帳を手にする。9週6日で終わった母子手帳。

 

沢山の予防接種がただで受けられる券も。

 


母子手帳と一緒にもらったいっぱいの案内。捨てられない。

 


出産予定の病院での立会出産の同意書とか。

毎日赤ちゃんの成長を見続けた本。

9週5日に付箋が貼られていました。
妊婦検診に行く前の日に成長を確認していたのだろうな。

妊婦検診に付き添えない夫に早く赤ちゃんの心音を聞かせてあげたくて買ったエンジェルサウンズ。

 

全て叶いかけて叶わなかった未来がここにある。

 

6月に22歳の甥を亡くし、こんな悲しいお葬式がこの世にあるのかと思いました。

でも、そらちゃんが空に戻ってから、人が亡くなると、そらちゃんの所へ行ったんだなと思えます。

若いお兄ちゃんが来てくれたら、喜んでいるだろうなぁ。遊ぼう、遊ぼうと言っているだろうなぁ。

 

もうすぐ不妊治療を終えて1年。

治療を終えてすぐは、開放感に包まれて、不妊治療しないって、こんなに楽なんだ!!と、なんでもできそうな気持になっていたけれど、先日「無限の時間と、無限のお金があったら何をしますか?」という問いがあり、「仕事は休んで、不妊治療を・・・・着床前診断をして、もう少し続ける。」と思った。もう少しというのは、たぶん、生理が終わるまで。無限の時間があるので、仕事はそのあとでもできるし。お金があれば、働かずに治療を続けられる。ほんとは可能性があるかぎり続けたかったんやなぁと思いました。

 

同じ頃に妊娠して、出産した人の子どもが2歳ぐらいになっているので、職場に戻ってきていて、話を聞くたびに思い出す自分のこと。

外来なので、ママさんナースが多くて、子育ての愚痴とか、色々聞きながら、「話せる愚痴でいいよなー」と思います。

不妊治療の末に、子どもを授かれず、治療を終えた、悲しみの愚痴なんて、職場では言えませんから!

「そうそう!わかる!」とか、ないですから!

じっと笑顔で耐える毎日です。

 

だからと言って、もう、今、子どもが欲しいのかと言われれば、そうでもないです。

私の未来には子どもはいません。

子どものいない未来を見ています。


これこらの人生は、子どもとは別の夢を叶えていきます。