患者さんと子どもについて話す。 | MaMaUsakoの妊活カルテ(治療終了)

MaMaUsakoの妊活カルテ(治療終了)

ベビ待ち10年。
2015年11月12回目の移植で人生初の妊娠、不妊クリニック卒業後9W流産。
赤ちゃんは15トリソミーの男の子でした。

フットケアをしながら。

患者さんにお正月の事を聞かれたので、「夫と福袋を買いにいった」と言ったら、「子どもさんは家にいたの?」と。

「子どもはいないんです」

「欲しくはないの?」

「欲しいんですけど、できなくて。治療もしてるんですけどね」

「まあ、僕も子どもおらんけど、いなくてよかったかなぁと今は思うわ。体外受精とかせんの?(しないの?)」

「それもしてます。もう、なん十回。」

「それでも妊娠せんのか(しないのか?)」

「1回妊娠したんですけどね。」

~。。。

と、そらちゃんの話へと。

患者さん、
「辛いことを思い出させてごめんな」
と。

「いえ、聞いてくれる人いないので、有りがたいです」

と、私。

どっちが患者かわからんなー。

フットケアは、患者さん、心を開いてくれるけど、こっちも開いてしまうわ。

なんでしょうね。あの空気感。

その後は、普通に、神社で大吉だった話(お互い大吉だったので、盛り上がる)とかしてたんですけどね。

いえ、きちんと、お正月の生活とか、運動の話とか、色々しましたよ!

でも、患者さんって、人の痛みがわかるのかな。

子どもがいないこと、できないこと、不妊治療のこと、流産のこと、聞いてくれて、返ってくる言葉が優しいんですよね。

明日は、そらちゃんの一周忌。

今のところ、私の心は穏やかです。

⬇去年の今日。