フットケアをしながら。
患者さんにお正月の事を聞かれたので、「夫と福袋を買いにいった」と言ったら、「子どもさんは家にいたの?」と。
「子どもはいないんです」
「欲しくはないの?」
「欲しいんですけど、できなくて。治療もしてるんですけどね」
「まあ、僕も子どもおらんけど、いなくてよかったかなぁと今は思うわ。体外受精とかせんの?(しないの?)」
「それもしてます。もう、なん十回。」
「それでも妊娠せんのか(しないのか?)」
「1回妊娠したんですけどね。」
~。。。
と、そらちゃんの話へと。
患者さん、
「辛いことを思い出させてごめんな」
と。
「いえ、聞いてくれる人いないので、有りがたいです」
と、私。
どっちが患者かわからんなー。
フットケアは、患者さん、心を開いてくれるけど、こっちも開いてしまうわ。
なんでしょうね。あの空気感。
その後は、普通に、神社で大吉だった話(お互い大吉だったので、盛り上がる)とかしてたんですけどね。
いえ、きちんと、お正月の生活とか、運動の話とか、色々しましたよ!
でも、患者さんって、人の痛みがわかるのかな。
子どもがいないこと、できないこと、不妊治療のこと、流産のこと、聞いてくれて、返ってくる言葉が優しいんですよね。
明日は、そらちゃんの一周忌。
今のところ、私の心は穏やかです。
⬇去年の今日。