採卵しないと決めている理由 | MaMaUsakoの妊活カルテ(治療終了)

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ベビ待ち10年。
2015年11月12回目の移植で人生初の妊娠、不妊クリニック卒業後9W流産。
赤ちゃんは15トリソミーの男の子でした。

「もう採卵をしないと決めているのは、何か理由があるのですか? 」

とのコメントをいただきました。

なぜ、かたくなに、こんなに心苦しくなりながら、自分自身を「採卵しないぞ」と、追い込んでいるのか。

治療の終わりを意識したのは、移植5回目が終わったときでした。

当時のブログ
「あと5回にしよう」2013.7.20.

あのとき、こう決めたのだから、今の心の迷いは、冷静な自分ではないかもしれない。

ギャンブルで、次こそは勝つ、次こそは勝つ、と、お金をつぎ込んで、朽ち果てていくがごとく。

あの日記を書いたあと、移植予定を途中でやめての採卵。

「全部、胚盤胞にしてください!」と、先生にいったら、

本当に、全部、胚盤胞になった。

もう、妊娠したも同然だと思った。

けれど、全くだめなまま、9回目の移植を終えた今。

それこそ、末期がんの患者さんが奇跡的にがんが消えた。とか、共存してずっと生き続けられている。みたいな、医療者もハテナなミラクルが起きない限り、私は妊娠できないと思う。

そのミラクルのために、この、とんでもなく大金で、体に堪えて仕事にも影響するこの治療を続けるのか?

と、こんなことを書いていますが、採卵をしないと決めている理由の一番は、

世間体。

かもしれません。

けじめ。

か。

もし、採卵したいと言った時の夫の反応、職場の反応が怖いのもあります。

「もう採卵しないと言ったじゃないか!」

そう、嘘つきになりたくないというのか。

そして、私は、冷静なのか?

ギャンブラーになっていないか?

お金はあと1回採卵するぐらいの余裕はありますので、それが一番の理由ではないと思います。

その行動を取る利点と欠点を書き出してみるか。