やっぱり、普通ではないと思った日。 | MaMaUsakoの妊活カルテ(治療終了)

MaMaUsakoの妊活カルテ(治療終了)

ベビ待ち10年。
2015年11月12回目の移植で人生初の妊娠、不妊クリニック卒業後9W流産。
赤ちゃんは15トリソミーの男の子でした。

今日は、2段階移植の2個目の本命ちゃんを移植の予定でした。

ちょうど、私の移植予定の時間ぐらいに、病棟で、妊婦さんの看護師さんを見ました。

あ、この看護師さん、何人目やろ。
結構、産んでるよな。

と、思いながら、横目で大きなお腹を見ていました。

うちの病院、看護師、多産なんですよ。

3人ぐらいは普通で、4人の人もめずらしくありません。

ふと、自分のお腹を見ました。

なんで、大きくならないんだろう。

なんで、この中に、赤ちゃんが入ってこないんだろう。

どういうことだ?

ずっと、ずっと、子供の頃から、自分は、お母さんになると、普通に、普通に、思っていました。

自分が、白髪になるんだろうな。

と、同じぐらい普通に。

それが、普通でなくなっている、今。

なんでやろ。

なんでやろ。

と、考えながら、病院の非常階段をかけ昇りました。

なんでやろ。と、考えても、答えはありません。

女、やよな。私???

女なはずだ。

13才の時から生理も、規則的にずっとあります。

今、私は子供がいないですが幸せです。

たぶん、この先も。

けれど、普通に女性が経験する、子供を産み育てる。ということが、この先もないかもしれない。

そのまま一回しかない一生を終えるのかもしれない。

今まで、意図的に消していた気持ちがふと、出てきました。

いや、こんなことをずっと考えている訳ではありません。たまたま、移植予定日に、妊婦さんを見た。という刺激が、私の母性を刺激しただけです。

今の私は、妹の甥っ子に、自分の母性を注ぐことで、癒されています。

甥っ子は、遠いところにいて、なかなか会えませんが、日々、成長している姿を見て、母親のように、いや、ええとこどりだけして、心のなかで毎日、むぎゅーって抱きしめてます。

そのうち、甥っ子に、「おばはん、うざい」とか言われそうです。

おとつい、移植中止宣言の直後に買った甥っ子の服。

こういう時は、甥っ子の事を考えるのが一番、心落ち着くんです。

甥っ子は、唯一私と血がつながった子供ですから。よけい、母性感じます。

もう少ししたら、送ってあげよ。