2日目。
IVFなんばの森本先生のランチョンチケットをゲットするために、8時半に会場に着きました。
ランチョンのチケットは8時から配布開始なので、ゲットできるかどうか、到着までドキドキでしたが、ゲットできました!
ランチョンは、お弁当片手に先生の話を聞くのですが、私は、ガッチリ聞きたいと思い、開始時間の10分前には入室して始まるまでに食べてしまおう作戦に出ました。
先生の顔も診れるし、スライドも人の頭を気にすることなくみれて、さらに、質問に出やすい。
森本先生の講演が、いつものオーラ満開で始まりました。
「患者のQOLを考慮した新しい不妊治療-ホリスティック医療の応用-」
IVFなんばの受診患者の平均年齢は39歳だそうです。
45歳以上の人も結構いて、この3月に50歳の人が出産されたいうお話も。
日本では、40歳以上で不妊治療を受けている人が32%。
これらの事から、不妊治療を「アンチエイジング」なしでは語れない。」と森本先生。
IVFなんばでは、「統合医療プログラム」というものがあり、
・胚質改善プログラム
・アンチエイジングプログラム
・着床改善プログラム
・卵胞数増加プログラム
・男性因子改善プログラム
・冷え症改善プログラム
・多嚢胞性卵巣症候群(PCO)対策プログラム
・早発閉経(POF)対策プログラム
・内膜肥厚プログラム
の9つのプログラムがあります。
心と体は一体。
人間のシステムを診る東洋医学と、西洋医学を融合させると強い力になる。
その後、最近先生がはまっている「ミトコンドリア」についての話へと進みました。
先生は「糖尿病や心不全、メタボリックシンドロームはミトコンドリア病であることは、既にわかっている」と。
おお! 先生の口から糖尿病の話が。
もっと聞きたい。
糖尿病とミトコンドリアの関係について。
けれど、ここは、糖尿病の学会ではない。
「不妊症もミトコンドリア病である」と先生。
そして、ミトコンドリアについての解剖生理の話が続きます。
ミトコンドリアは活性酸素に弱く、活性酸素によってダメージを受けるので、この活性酸素を減らす事が大切だそうで、
●活性酸素に対するアプローチ●
・心理療法(自律訓練法)→有意差を持って、効果あり。
・スカレンジャーをたくさん含む食品を食べる、飲む→緑茶、ルイボスティー、たまねぎを生で1時間おいて水にさらさず食べる。
・農薬を含まない野菜
・Lカルニチン
・メラトニン メラトニンとカルニチンを組み合わるのがよい。(私もこれして効果ありました)
・ミトコンウオーク ここ にやり方書いてます。
韓国の「チャ先生」という先生の、アンチエイジング施設も紹介してくれました。
森本先生は、それと同じようなものを、梅田に作ろうとしているらしいです。
チャ先生のところは、マッサージや、鍼灸、プールなどが整った施設でした。
みつけた!
http://en.chaum.net/chaum/introduction.aspx
ここです。
アンチエイジングは、食事・運動など、健康的な体作りってことか。
糖尿病治療と同じやね。
先生の講演の途中で何度も「富士山」の写真が出てきました。
森本先生は、富士山の写真を撮りに行くのが趣味で、定期的に富士山へ行っているらしいです。
富士山の「気」をもらうために。
「私たちが多くの気を持って、患者さんに与えてあげないと。余分な気がないと、新しい生命は出来ないと、勝手に思っています。」
とか。
先生のこういうところ、好きだな。
非科学的な事ですが、ひとりでも多くの人を妊娠させてあげたい。という気持ちがものすごく伝わってきます。
不妊治療なんて、体外受精しても、3割の人しか妊娠しない。
治療というには、あまりにも低い成功率です。
けれど、私たちが、どんな最後をむかえても、「これだけやった。これだけやってもらえた。」とどれだけ納得、満足できるかどうか。
それは、「こころ」だと思うんです。
だから、非科学的な事でも、治療に「こころ」があることが、生殖医療を受ける側として、救いとなります。