60代後半の男性が考える、今、流行の不妊治療とは | MaMaUsakoの妊活カルテ(治療終了)

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ベビ待ち10年。
2015年11月12回目の移植で人生初の妊娠、不妊クリニック卒業後9W流産。
赤ちゃんは15トリソミーの男の子でした。

60代後半の患者さんのフットケアをしていた。

その時の会話。


青=患者さ   

赤=私


「そういや、あんた、子供は?」


「まだ、できないんですよ。」


「それは、ダンナさんに問題があるんとちゃうか?」


「それがね、どっちにも問題は見つかってないんですよ」


「ストレスやろ。それが問題やで」


「あー、ストレスね、それですかねぇ」


「もう、あれ、やったらええねん、ほら、今流行の。。。。。。なんやったかな・・」


はてさて、この60代後半の男性の口から、どんな流行の不妊治療が出てくるのか・・・・私、ちょっと期待しました。


「ええっと・・・・体外受精!」


あ、超マトモでした。。。。


「もう、それもしてるんですよ」


「それでもできんのか。精子か卵子が悪いんとちゃうか?」


なんでこの人、そこまで知ってんねーん!!!


「それも、悪いとは言われてないんですけどね。それにしても、よー知ってますね。」


「こないだ、テレビでやってたよ。でも、あれしたら、できるんとちゃうんか」


「いや、、1回の体外受精で妊娠する確率は15%、ずっと治療を続けても、30%の人しか妊娠しないって聞いてるんです。子供ができるって、神秘的な事ですよね」


「そうかぁ。ほんまやなぁ。そう思うわ」患者さんに傾聴してもらっているナースの私・・・


TVってすごいですね。

で、この患者さんが、そんな不妊治療のTV番組をしっかり見ていたのもすごい。


私にそんな治療をリコメンドしてくるのもすごい。

この年代の人は、体外受精に抵抗感を持っていると思ってたから。


フットケアという魔法は、患者さんとこんなにディープ会話まで成立させてくれちゃいます。


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