とあるクリニックの胚培養士さんとお近づきになれたので、メールで私の疑問を聞いてみました。
なるほど納得。です。
質問は、3つです。
採卵した時点で、成熟卵か未成熟卵かを見ることは、一般的ではないのですか?
高度な技術が必要ですか?限られた施設でしかわからないものなのでしょうか。わからなくても、問題ないものなんですか?
採卵した時点で成熟卵かどうかを見分けるのは一般的ではない。
成熟卵か未成熟卵かを見分けるには、卵子の回りの卵丘細胞を取り除かなくてはならず、顕微授精をする場合には、取り除いてから行うので、成熟卵かどうかを見分ける事は可能だが、一般体外受精の場合には、卵丘細胞は取り除かないので、一般的ではない。
5個の卵子のうち、1個しか正常に受精しなくても、やはり、体外受精の方が受精の確立がいいのでしょうか。
体外受精より、顕微授精の方が受精率は若干いいですが、技師の腕にもよるし、受精率の計算方法によっても違ってくるかも。また、年齢による影響もあり。
私が変わっている病院で、sprit(顕微&一般体外受精)法があればそちらを提案してもいいかもしれない。
ただ、この方のおすすめは、もう少し体外受精で様子を見て、それでも受精率が低ければ、顕微授精にしてもいいと思う。
こんなに異常受精って多いものなんですか?その原因は?異常受精するような卵子は、顕微授精しても育たないものなのでしょうか。
一般体外受精での異常受精率は10%前後。顕微授精での異常受精率は5%前後くらい。これも、患者の背景や年齢によって変わってくる。異常受精した胚も、胚盤胞まで育ちますが、移植には使わない。
第三者の意見は、すごく貴重ですね。
通っている病院の先生の話や、この胚培養士さんの話を聞いていると、一回や二回で焦らない。もっと、気長にやったらいい。という感じを受けます。
なので、卵がいくつか貯まるまで「採卵を続ける」という選択肢を言われたり、「しばらく体外受精で様子を見る」という言葉が出るのだと思います。
私の中では、採卵は侵襲的な行為だから。卵子を採り貯めるなんて発想はなかったし、しばらく様子をみる。なんていう事も思ってませんでした。
ゆっくり、のんびりしましょうか。
8月の移植は、実はあまり期待してません。
5個から1個になった時点で、なんか、あー、また採卵やな。。。
と、次の採卵への心の準備が始まっています。
かといって、移植しなければ何も始まらないので、そろそろ1回ぐらい移植してみてほしい。って感じで。
あわてないあわてない。ひとやすみひとやすみ。
なのかな。