「読書はお風呂で」派( ˊᵕˋ )
アキレスかじったら、あとは静かに ねんねで何時間でも付き合ってくれる相棒♥︎︎∗︎
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読んだのは『日の名残り』。言わずと知れた、イギリスの執事のお話。


本との出会いの前に、彼の公開講座があった。
BGMでかかっていたEテレで、たまたま慌てて録画した、文学白熱教室。
めちゃ興味覚えたよ。


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ひとつめ。

本を選ぶとき、素敵な出会いをしたくて、どれを買おうか悶々と考える。店頭だったらパラパラみたり、解説読んだり。
Amazonだったらレビューみたり。
私にとって『素敵な出会い』っていうのは、その本で人の気持ちが しっかり書かれていて、それに共感ができること。

イシグロ氏、言ってました。
『大切にしているのは、心情を伝えること。』『この世界に生きていく人間として、心を分かち合うことを最も大切にしている。』

うんうん( ・ᴗ・ )
世界観とか、設定とか、背景とか、ベースのモチーフとか、どんなに興味ひかれても、読んでみて登場人物に共感できなかったら、すごく腹立つもん。

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イシグロ氏…
『小説は【事実】でなくても、【真実】が含まれていることが重要。』
『【真実】は人間として感じるもの。』
『語られる体験や伝わってくる【感情】を、私たちは【真実】と認識する。』
『【事実】だけでは  人間は不十分と感じる。【どう感じたか】を伝えて欲しい。それが人間の本能。』

がぜん、作品を読みたくなる!

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もうひとつ。

イシグロ氏は、人の『記憶』を大切なテーマにしている。
『人の【記憶】は信頼できない』。

ここ最近、わたしの頭の中をぐるぐるしてる重要なテーマが、『人の【認知】は信頼できない』だった。
ピコーン!ときたよ 笑
【認知】はどちらかというと事実を通すフィルターで、それの集積が【記憶】。記憶のあてにならないところ…書き換え、欺瞞なんかがイシグロ氏のいう【記憶】のおもしろさで、違いがあるけど、同じライン状に乗ってるよね。

【認知】の違いによる行き違いや誤解が引き起こす重要な出来事。
わたし、それに がんじがらめにされてる…(´・-・`)

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イシグロ氏、けっこう奥深いことを話されるので、白熱教室、日をおいて何回も見返した。
彼の言う【記憶】の扱い方に興味を抱いて、『日の名残り』をポチった。

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3点めは。
仕舞われた【記憶】。
本としては、『忘れられた巨人』に当たるのだけど、もうちょっと『日の名残り』が自分の中でこなれてきたら、読んでみよう(╹︎◡︎╹︎*)

英語だと『The Buried Giant』。
buryは埋めたり、奥底に隠したりのニュアンス。
心の奥底の 普段は届かない引き出しに、そっと隠しておかなければいけないような…重くて辛い【記憶】ってあるよね。
そうして忘れられた【記憶】は、意識しない知らないところで色々いたずらをして、それは時に、のっぴきならない無視できないことに膨れ上がってしまう。

痛い【記憶】も、ある日 意を決して出してきて白日の下に晒して、再体験する。
そうすると、不思議と暴れる亡霊は静まるもの。




短くないイシグロ氏の公開講座が全般に渡って、自分の思考の断片をなぞっていって、まとめ上げていくものだったので、ずいぶん力付けられた。

わたしの問題って、わりと普遍的なものだったのねって。

(つづく…)