阪神は31日の広島戦に3対6で負けました。
阪神先発の伊原が初回に3失点するなど4回を5安打3四死球の4失点でKO、打線が3点返して3対4で迎えた5回表に2番手ネルソンが投手の森に2点タイムリーを打たれて3対6になり反撃ムードは潰えました。
先発マスクの栄枝が伊原をリードしきれず力不足を露呈しましたが、オープン戦で問題視された外一辺倒のリードは変わっておらず、開幕から栄枝を一軍に帯同させてきた意味がなかったのなら非常に残念です。
伊原の乱調で普段は出てこない投手に出番が回ってきましたが、3番手の木下はバックの好守に救われながら2回を2安打無失点、岩貞、新加入のドリスも1回無失点でアピールしました。
ドリスは150キロの直球を見せ球にフォークで空振りを取る投球で、先頭打者の広島小園はドリスの変化球にタイミングが合わず空振りするなど初見なら通用するかもしれません。
解説者はドリスが上半身のパワーに頼った立ち投げで疲労が溜まりやすく(あれで150キロが出るのかと感心していましたが)、走者を出してからが課題とコメントしていましたが、37歳の出戻り右腕はやや安定感を欠くネルソンのライバルになっていきそうです。