阪神は22日のソフトバンク戦を1対3で負けました。
阪神先発の伊原は6回2失点(自責点0)で2敗目を喫しましたが、0対0で迎えた4回表に二死走者無しから中野、ヘルナンデスの2失策で走者二塁三塁にされて、ソフトバンクのダウンズに2点タイムリーを浴びる不運もありました。
これで阪神は交流戦を8勝10敗で終えましたが、逆転負けばかりの7連敗があっても借金2で済んだのは奇跡的でした。
石井の離脱がリリーフ崩壊のトリガーになりましたが、来日してから制球難で信用を失っていた新外国人ネルソンに使える目処が立ち、炎上続きの桐敷も最後は持ち直し、新人の木下は常時154キロ、最速157キロの直球と落ちるスライダーで潜在能力の高さを見せつけました。
岩崎に代わって9回を任せられる石井に匹敵する投手はそう現れませんが、桐敷の復調と新戦力のネルソンと木下という収穫はありました。
先発では伊藤将が2試合続けて好投して復活気配なのも収穫で、大竹、伊原、伊藤将の左3枚が揃いそうなのも大きいです。
野手では佐藤輝を右翼に固定して三塁に熊谷、ヘルナンデス、糸原らを起用しましたが、新外国人ヘルナンデスは期待された長打力を発揮できないなど誰もチャンスを掴めずに終わりました。
森下、佐藤輝は好不調の波が多少あっても3番、4番を任せられそうですが、長打の減った5番大山は不振ではなく衰えてきたのかな…と思えてきました。
昨年オフにクリーンナップを打てそうな外国人野手の補強を怠ったのが残念でなりません。