阪神はオリックスとのオープン戦を21日は1対1、22日は3対3で引き分けました。
阪神打線の得点力不足は相変わらずですが、投手陣には本番さながらの接戦はいいトレーニングになる筈…とポジティブに捉えたいです。
野手のレギュラー争いも藤川監督が意図的に昨年は二軍の栄枝や高寺を起用している位で、左翼を前川と争う予定の井上、野口らはキャンプ中に脱落していたりと、野手の新戦力の突き上げは無いままでした。
3番手捕手を期待されている栄枝をオープン戦でスタメン起用したのも、捕手は坂本か梅野のマンネリが続いていたので新風を入れる(坂本、梅野の有り難みを分からせる?)意味合いでは悪くはありません。
近本が打撃不振で22日は島田が1番中堅に入って2安打しましたが、島田の打撃が頼りになりそうでも開幕したら控えが濃厚なのがもどかしいです。
投手では21日に村上が5.2回を1失点、22日に富田が5回3失点と開幕カードの広島戦に先発予定の2人がそれなりの仕上がりを見せました。
リリーフ陣はオール無失点の盤石さを見せましたが、昨年の4本柱の岩崎、桐敷、石井、ゲラの他にも岡留、石黒、工藤、及川らも好投してアピールしています。
シンデレラストーリーが進行中の工藤ばかりが目立っていますが、先発から漏れた及川を左の中継ぎで使えるのは大きいです。
投手さえ万全に仕上げてしまえば、スタメン野手が昨年と変わらない頼りない顔ぶれでもそれなりに戦えそうです。