阪神は16日のヤクルト戦を3対0で勝ちました。
阪神先発の大竹は6回を3安打無失点でチーム2人目の10勝を挙げましたが、防御率2.90の大竹が同1.91の西勇や同2.49の村上(共に6勝)の倍近く勝っているのは、相手打線を丸め込んで試合の流れを作る投球の巧みさがあるからなのかなと思いました。
この日の大竹は慎重に攻めて5四球を与えたりと序盤は苦しい投球でしたが、1回表の二死満塁のピンチにヤクルト6番増田の左翼への大飛球を前川が好捕して3点タイムリーを防いだのが、それ以降の大竹の好投を引き出しました。
その前川は0対0で迎えた6回裏に先制の犠牲フライを打つなど投打で活躍して、岡田監督をして「今日は前川の日」と左翼の守備固めも送らずに前川をフル出場させたのは印象的でした。
前川の今季成績は打率.268、4本塁打、39打点(打点チーム4位の近本の42打点に肉薄)ですが、来季は更なる飛躍が望めそうです。