阪神は中日3連戦を1勝1敗1分のイーブンで乗り切りました。
12日は延長12回の末に2対2で引き分けましたが、0対2の2点ビハインドで迎えた8回表に2点を返して同点に追い付いて何とか負けを消した一戦でした。
阪神先発の青柳は7回を6安打無四球で2失点と前回の制球難を払拭する投球をしたのは収穫でした。
13日は2対5で負けましたが、2対0の2点リードで迎えた6回裏に先発の大竹が突然崩れて、2番手桐敷も火消しできずに4失点して逆転される残念な展開でした。
大竹が長いイニングを投げられないのは昨年からでしたが球数100に行かない時点で乱調に陥ったのは誤算で、2番手桐敷も昨年の切り札的な感覚で起用しても抑えきれないのも誤算でした。
14日は2対1で勝ちましたが、阪神先発の才木が7回を4安打1失点で今季初勝利を挙げて、今年は才木が阪神のエース的存在になりそうな力強さがありました。
この日は打順を総シャッフルして1〜3番に木浪、梅野、近本を置いて中野は8番、大山を5番に降格させて佐藤輝を4番に置きましたが、結果は4安打2得点でやらないよりはマシという結果でした。
昨年は4番でフル出場した大山の5番降格が過度に注目されないように打線全体を総シャッフルしたようにも思えますし、調子の上がらない大山をスタメンから外す為に段階を踏んでいるようにも見えます。
首位中日を相手に借金が増えなかったのはポイントで、投手陣も先発が落ち着いてきて、低調すぎる打線もようやく昨年と同じではダメだとメスが入ったのも明るい材料ではあります。