中日の元スカウト部長のドラフト回顧録の記事を読んで | dmitri2011さんのブログ

dmitri2011さんのブログ

ブログの説明を入力します。

中日の元スカウト部長の中田氏による星野ドラフト、落合ドラフトの回顧録の記事が連載されていますが、親分肌の星野監督とはうまく連携が取れていて落合監督とは…という内容で、これでは落合氏がいかに監督として優れていてもスカウト部門はたまったものではないなと思いました。


出てくる選手は20〜30年前に指名された今は現役引退している者ばかりですが、超高校級左腕の今中慎二を1位指名するまでのエピソードや堂上直倫が高校時代に痛めた右肘が曲がったままで内角を打てなくなっていた等は興味深かったです。


中田氏が巨人と阪神が堂上直倫を1位指名するなら中日は坂本勇人を単独1位してはどうかとダメ元で考えていたというのも驚きでした。


阪神は堂上直倫をクジで外したのは結果オーライでしたが、外れ1位で指名したのは坂本勇人ではなく野原将志で結局は大成せず…でした。


落合監督はスカウトの推す大田泰示ではなく野本圭の1位指名を指示したエピソードですが、巨人とソフトバンクが競合した大田泰示を中日も指名する可能性があったのにも驚きでした。


大田泰示はドラフト直前にプロ入りを表明して巨人と相思相愛と思っていたので、入団交渉が難航しそうな大田泰示を「10年に1人の逸材だから」と1位指名しようとした中田氏に星野イズムを感じました。


こうしたドラフトの裏話は様々あると思いますが、中日のチーム成績とリンクしている中田氏の回顧録はかなり骨太だと思います。