阪神は29日の広島戦を2対2で引き分けました。
阪神先発の青柳は7回を4安打1四球1失点で7奪三振と勝ち投手の権利を得て降板しましたが、広島が投手を除くスタメン8人を左打者で固めても青柳と坂本の新バッテリーは低め低めに投げて好投しました。
今季の青柳は投げてみないと球威、制球とも一軍で通用する状態か分からない不安定さがありますが、今回は当たりの日だったようですね。
次の試合も青柳に期待したい所ですがボールが走らず高めに浮く乱調もあり得るので、現状の青柳は先発5〜6番手の投手と割り切って過度な期待はしないのが良さそうです。
ある程度の失点は覚悟(序盤に3〜4失点は必至)の青柳に対して広島は森下で負け確定と思っていましたが、青柳で負けなかったのは嬉しい誤算ではありました。
広島先発の森下は5.1回を7安打2失点で佐藤輝が一時は勝ち越し打となる12号ソロを放つなど、阪神打線は苦手森下を攻めあぐねながらも安打は出ていました。
阪神は2対1で迎えた8回表に継投策に出て加冶屋〜岩貞で1点を失い同点にされて、延長12回引き分けの残念な試合になりました。
阪神は10安打2得点の決め手に欠く拙攻続きでしたが、近本2安打、中野3安打、佐藤輝1本塁打と打者個人では光明も見えてきました。
後半戦は7〜8回を岩貞〜加冶屋で乗り切ってきましたが、抑えの岩崎に繋ぐ勝ちパターン2人が続けて打たれてしまうとお手上げで、最近は岩貞が痛打を浴びる場面が目立ってきたのは不安材料です。
9回裏に好調キープの岩崎が三者三振に抑えた後の残り3イニングを浜地、桐敷、島本が無失点救援したのは収穫で、後半戦の桐敷は走者を出しても粘れるようになって3試合続けて無失点救援と戦力になっています。
中継ぎ左腕は岩貞の他にも島本、桐敷に使える目処が立ってきましたが、中継ぎ右腕は現在二軍の石井と新外国人ブルワーが出てくるまでどうしたものやら…ですね。