日本ハムを戦力外になった金子千尋が現役引退を発表しました。
金子がオリックスのエースだった頃のパ・リーグは楽天には岩隈や田中将大、日本ハムにはダルビッシュ、西武には涌井、ソフトバンクには和田と杉内と15勝クラスのエースが揃っていました。
田中、和田、来季から中日の涌井は先発でやれる力を残していますが、金子の現役引退は彼らに残された時間の無さを突き付けられた思いです。
オリックスがドラフト直前に故障が発覚した金子の自由枠を無効に出来ないか画策して失敗したり、FA宣言した金子の12球団争奪戦で結局はオリックス残留だったりと球界を騒然とさせる話題ばかりが印象に残っています。
金子は天性のフォームの持ち主で故障明けでも調整要らずで実戦復帰する天才投手で、怖いのは故障だけの大エースでした。
飛び抜けた才能で奇抜なファッションや不思議なキャラも許されてしまう稀有な存在でもありました。