新型コロナウィルスの影響で春の選抜高校野球が中止になりましたが、この分だと8月予定の夏の甲子園大会はおろか地区予選すら開催が危ぶまれます。
地区予選すら中止となれば、プロのスカウトは春の地区予選でのプレーを参考に指名する選手を決めざるを得ません。
1位候補には全球団のスカウトが密着マークしているでしょうから、数人の選手に人気が一極集中して、無名の選手は埋もれたまま…の超少数精鋭のドラフトが予想されます。
春の評価で指名する選手を決めるのも例年ならリスキーな話で、昨年のドラフトを例に出すなら春夏の不振で評価の落ちた150キロ左腕の及川(横浜高校→阪神3位)が春までの評価で1位で指名されるイメージでしょうか。
プロのスカウトが見ていない選手を大学や社会人のスカウトが見れる筈もないので、本来なら大学や社会人を経由してプロ入りする遅咲きの選手が、自分の才能に気付かぬまま野球を辞めるケースも出てくるでしょう。
新型コロナウィルスは、本来プロ野球選手になり得る選手を軽く20~30人は潰してしまうのではないでしょうか。
将来の野球界を考えれば新型コロナウィルスには終息してもらって、せめて地区予選は開催できるようになってほしいものです。
地区予選のみ開催なら、関西エリアの予選にスカウトが集結して関西の高校球児を根こそぎ指名してしまうかもしれませんね。