「カイジ」は作者が全力執筆していた当時の勢いは消えて、週刊誌ながら月2ペースのオフモードで連載が続いています。
和也との勝負は見応えがあったので、キングオブ惰性の「刃牙」みたいに作品の質が落ちていないのが救いです。
カイジを執拗に追うキレ者の遠藤が、帝愛を怖れすぎてコミカルなキャラになったり、「おっさんずラブ」の主人公みたいになったり、長期休載よりはマシですが気の抜けた回が続きました。
逃走するカイジたちに次なるギャンブルのステージが用意されているのか、「カイジ」の全盛期を支えたキャラに頼る話数が増えるのか、来年は前者の新展開を期待したいです。
個人的には、友人のいない孤独な和也が、命を救ってくれたカイジたちをどう思っているのかを早く描いてほしいと願っています。